無意識日記
宇多田光 word:i_
 



日記だし、こういう自分でもよくわかってないふんわりしたことも書いとくか。


最近更にヒカルさんの魅力がアップデートされてませんか!? 確かに時期によって全然違う顔面になる人だけど、この、そうね、特に『BADモード』のミュージック・ビデオからこっちというか。幼さとお姉さん感とやんちゃっぽさのブレンド具合が今までにないバランスになっていて。

今回のコーチェラで振り撒いたショートヘア(ウィッグ)の魅力と、2月23日のインスタライブで振り撒いた魅力もまた別物だし…そういやあたし1月19日以降の『Liner Voice +』を聴いた時に「これが初遭遇でも惚れてた」的なことを書いたと思うんだけど、インスタライブもコーチェラも、どちらでも同じ事を感じた。しかも、その3つともそれぞれ別々の惚れ方で! なんのなのこれ? なんなんだコイツ??

母親っぽさ?お姉さん感?少年ぽい?うーん、どれもそうであってどれもそれだけではない。年齢なりの熟女趣味というのでもないしなぁ(半周りも年下だしねぇあたしから見たら)。でも確実に魅力的。理由はサッパリわからんが惹かれてる。

20年以上も追っ掛けてたらちょっとは飽きろよと思うんだけど、今年は過去20年でいちばんヒカルの歌聴いてるしヒカルの声聴いてる。生活の一部どころか最早毎日のメインパーソナリティー…! 今週もDJ-Hikkiは絶好調! ……って、いや何そのテンション…。

アルバムの出来がおかしいというのがいちばんではあるんだが、ヒカルさんの喋り声とアピアランスがもう刺さり続けているというか、依存症かというと違う気がするが中毒ではあると思う(そんなに変わらんやん)。

理由のわかる魅力より、理由のわからない魅力の方が遥かに魅力的だし、時間も掛ける。なんだろう、あの人、息子と2人で暮らしてハッピーだろうに今まで以上に見知らぬ他人達(我々ファンやリスナーやオーディエンス達)にもっと愛されようとしていませんか? 素?素なの?素で居たら勝手に愛されてしまうの? わけがわからないよ!

兎に角、この感じだと、『BADモード』が完成したばかりだというのにますます新しい活動に手を染めていきそうで。その手始めがコーチェラだったんだわね─いや、まだ明日明後日どこかに出演する可能性が残っている?? レジェンドのサプライズ出演っていう演出を考えたら他の人を連れて来た方が良い気がするけど、もしや88rising以外のステージに現れやしないでしょーね? Floating PointsやRina SawayamaやSuper OrganizsmやMIKAたちの2週目の出演どうなってる? YouTube配信ある? 気になり始めたら張り付いちゃうのであっさり諦めるのも1つの手だが…うむ、私はその日の天気に委ねますわね。(気分屋~♪)

また今週の月曜の日記みたいに来週の日記も「世界が全然変わってた」なんてことになってやしないか今から心配でなりませんぜ、パイセンよ。

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でその「T」の歌詞なんだけど、全編がヒカル作なのかいうとちょっとわからない。特にキーとなる“Baby that's the T”というフレーズは、向こうから与えられたテーマという気がしなくもない。だが例えば、

“You're always worrying about tomorrow
I don't get it"

訳すと

「あなたはいつも明日の心配ばかりしてて
 それが私にはわからない」

という歌詞なんかは、『光』の

『先読みのし過ぎなんて意味のないことはやめて
 今日は美味しいものを食べようよ』


とか、或いは『Be My Last』の

『いつか結ばれるより
 今夜1時間会いたい』

や『Can't Wait 'Til Christmas』の

『クリスマスまで待たせないで
 人はなぜ明日を追いかける?』

なんかを思い出させて如何にもヒカルが歌いそうな歌詞だと思う。

ただ、今回の場合、

“I'm sitting on your bed with my jacket on
and you tell me”

訳すと

「私は自分の上着を着たまま
 あなたのベッドの上に座ってて
 あなたは私にこう告げる」

の一節がまるで

『完璧なフリは
 (腕時計と一緒に)外して
 ベッドの横に置いて』

との対比となっているように見えるため、

『明日から逃げるより
 今に囚われたい』

の一節と併せて、最も連想・想起させてくれるのは『誰にも言わない("I won't tell")』だというのが、第一印象での自分の感想だった。

「あなたは明日の心配ばかりして」という一節だけなら、ヒカルの作詞を考えたことのある人ならトリビュートの一環として考えついてヒカルに歌って貰おう、となる可能性もあるかなとは思ったが、次の

“I don't get it”
(理解できない/釈然としない/要領を得ない/納得できない、といった意味)

の歌い方に実感が隠っている様や、外す腕時計と着たままの上着(ジャケット)というアイテムの表層の堆肥化も併せて考えると、少なくともここらへんはヒカルの作詞なのではないかなと推察された。

このEPもつい最近完成したばかりということらしいが、ずっと続くヒカルらしい主張の詞とここ数年顕著な巧緻で小粋な言葉遣いをフィーチャーしたこの曲は、まるっきりヒカル名義の新曲ということではないにせよ、2022年初頭の宇多田ヒカルの空気を控えめに伝えてくれる押さえておくべき嬉しい1曲ということは言えそうだと思います。

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