自治体におんぶにだっこではなく
『地域に活気を 茨城新聞
区民館庭のイルミネーションと飾り付けに関わった行政区の3人=牛久市南区民館庭のイルミネーションと飾り付けに関わった行政区の3人=牛久市南
牛久市南の緑ケ丘行政区(斎田文彦区長)は、各家庭で使わなくなった電球を集め、イルミネーションとして再利用し、区民館の庭を飾っている。家や庭木に電飾を施す家庭が減る中、地域を活気づけようと、住民が4年前から毎年実施。今年も31日まで地域の拠点を輝かせている。
そんな中、行政区の柏戸房夫さん(69)が「子どもが寂しい思いをしないように、何かできることはないか」と4年前にイルミネーションで区民館を飾ることを発案。「家に眠っているイルミネーションはないか」と区内で電球を募ったところ、有志からの寄付も含め発光ダイオード(LED)電球を中心に約5千球が集まった。
電球を使って形を作るイルミネーションのデザインは柏戸さんが考え、副区長の藤掛敏雄さん(70)が配線を手掛ける。区民館敷地内の傾斜地を使い、幅30メートル、縦10メートルにわたり、木やモニュメントに電球を飾り付け、さまざまな色が点滅するようにした。1カ月をかけて毎年、新しいデザインのイルミネーションを飾っている。
藤掛さんは「自分が小さいころ、ライトアップしている家なんてなかった。そのころの憧れ、夢が気持ちの中にある」と手間もいとわない。
ライトアップは午後4時半〜同9時。』
※自分たちで。これこそが「市民力」、で、それはここにはない!