まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ホウ・レン・ソウ

2012年12月15日 | Weblog
なんていらない!


『【わが社のオキテ】ホウレンソウ禁止で高収益 

「未来工業」の常識破りの社員操縦術
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社会人の基本ともいわれている「報告、連絡、相談(ホウレンソウ)」を禁止することで、躍進を果たしている会社がある。設備資材製造の未来工業は、ホウレンソウ不要が社内ルール。現場の判断を尊重するのが狙いだが、トップが知らない間に工場や営業所が開設されていたという逸話もあるほどだ。といっても、社員を野放図にしているわけではない。創業以来46年間赤字なし。平均の売上高経常利益率は15%。超優良企業の秘密とは-。

「常に考える」。廊下、階段、トイレ…。未来工業の本社内で、いたるところに張られている標語だ。総務部の杉原創紀さんは「当社のモットー。ホウレンソウ禁止もこの理念に基づいています」と話す。ホウレンソウ禁止は、1人ひとりが自ら考える自発性を重視したためだという。

上司への報告は必要最小限にとどめる。業務の遂行は自分で考え、自分の判断で進める。必要と判断するなら上司の許可をあおがなくても出張は自由。杉原さんは「すべて相談する義務はない。その前に自分で考えてやってみようということです」と解説する。大枠の指示はあるが、やり方は各人に任す、が基本だ。「物事がスピーディーに進む。何よりも自分の考えが実現する楽しさがある」。

ホウレンソウ禁止からは、さまざまな成果があがった。全国30の営業所設置に加え、家電制御機器製造、水道関連事業、インターネット事業などの新規事業が、社員の発想から生まれていった。

「大阪支店を作ったのは俺(本社)だが、その大阪支店は勝手に高松営業所を作り、その高松営業所は勝手に松山営業所を作った。(中略)トップが知らない間に営業所が増えていく会社なんて他にないだろ?」と、創業者の山田昭男相談役(80)は著書「日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」(ぱる出版)で述べている。「いちいち上司のお伺いを立てていると自由な発想も自主性もなくなる」(同書)と考えるからだ。

常に考える、自分で考える、は山田相談役の体験から出ている。父の経営する電気設備会社にいたころ、趣味で劇団を主宰していた。いい演劇ができるのは、1人ひとりが自分で考えて取り組んだときだった。後年、劇団仲間と未来工業を創業した際、この経験を生かせないか考えた結果という。

常に考える、からはさまざまな「派生ルール」も生まれている。

残業禁止もそのひとつ。仕事以外でも楽しむ時間をもつことが目的だが「時間内に業務を終わらせるため、考えなければならない。常に課題をもつことで仕事への提案力も増す」(同社)。自主性がより重視される。

特許庁の意匠登録件数上位20社(平成22年)には、未来工業が20位で登場。パナソニック、ソニーなど大手企業に継いで顔を出す。工夫から生まれるアイデアは、建築物の電灯スイッチを収める電機設備「スイッチボックス」で国内シェア8割の原動力にもなった。

総務部の杉原さんは「仕事の効率を上げないと定時帰宅できない。利益を出さなければ会社は存続できない。限られた時間で知恵を出し、利益をあげる。メリハリが付きます」と話す。それぞれの自主性が1つの目標に向かい、好業績をつくりあげている。(内山智彦)

■会社データ

本社=岐阜県輪之内町楡俣1695-1

創業=昭和40年

売上高=271億円(平成23年3月期連結)

従業員数=約1100人』

※自主性、行動、それが大事。その典型(見本)が「未来工業」ってこと。

マスゴミ

2012年12月15日 | Weblog
この国の大手と云われている新聞などを「マスコミ」とは言わない!


『大メディア 自らの立場を脅かす第3極を様々な手段駆使し批判-

                      NEWSポストセブン(2012年12月14日16時00分)
 
衆議院選挙後に安倍晋三政権が誕生する可能性を指摘する声も多いが、安倍氏と新聞各紙の距離感はかなり異なっている。前回の安倍政権批判の急先鋒だった朝日新聞は総裁選後いち早くインタビューするなど関係改善を図っている。一方、読売新聞や日経新聞は安倍氏の金融政策を危険視している勢力がある。

だが、そうした「安倍氏との距離感」以上に大メディアが注力する至上命題がある。第3極潰しだ。

衆院解散後、維新やみんなの党、減税日本、生活などの合従連衡を報じる記事が典型的だ。大メディアは連携が失敗すると「維新・みんな 冷えた共闘」(11月24日付産経新聞朝刊)、成立すると、「野合か大同団結か」(11月18日付日本経済新聞朝刊)という論調で報じる。要は「どちらに転んでも批判する」というスタンスだ。

上智大学文学部新聞学科教授の田島泰彦氏は第3極批判の背景をこう読み解く。

「自民党も民主党も記者クラブ制度を温存する方針。それに対して、第3極政党の主な政治家に共通しているのは、小沢氏や亀井氏のように取材をオープンにしたり、石原氏や橋下氏のように大メディアの報道姿勢に怯むことなく苦言を呈するなど、どちらかというと既存の枠組みを壊しそうなタイプ。そういった自分たちの立場をおびやかしそうな政党にはさまざまな手段を駆使して批判しているのでしょう」

週刊ポスト2012年12月21・28日号』

※「メディア」だが「マスコミ」ではなく「マスゴミ」。