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がんばろう!ベガルタ仙台27

2020-10-24 00:01:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ここ最近、新潟さんと仙台の不祥事が報道されています。しかも単に選手の話題だけでなく、クラブの対応も指摘されています。たまたま脇が甘かったのか、それとも以前からの体質で出るべくして出たものなのか。この2クラブは奇しくも当ブログで「Jクラブの付加価値」で評価が高かったところで、個人的には複雑でした。これが企業チームだったら、大企業の論理でコンプライアンスも整備され、未然に過ちを防止する事ができたのに、市民クラブであるがためにチェック機能が働かなったのか。真相は不明です。市民クラブの弱点なのかもしれません。
   
【J1仙台が”道渕問題”で緊急募金を停止…経営危機に拍車】
「“DV事件“で道渕諒平(26)を電撃解雇した問題は、存続危機に陥っていたJ1ベガルタ仙台の経営をも直撃した。混迷状態に陥っているベガルタ仙台は22日、新型コロナウイルス禍で直面している経営危機を乗り切るために先月下旬から実施していた「クラブ緊急募金」を中断すると発表した。」
「(J1仙台は)今年度予算で6億8700万円を計上していた入場料収入が1億5000万円に、12億7500万円のスポンサー収入が9億8400万円に、現時点でそれぞれ大幅に下方修正。当期純利益で6億6400万円の赤字を見込まざるをえないと、ウェブサイト上で報告している。一方でベガルタの純資産は前期末で3億5600万円だった。見込み通りならば損失が純資産を上回る債務超過状態に陥るのは避けられず、しかも超過額は3億800万円に達する。ウェブサイト上では債務超過解消への道筋はまだ見通せていない、偽らざる現状も明らかにされている。」
「こうした状況で実施されたのが、クラブの未来を憂慮するファン・サポーターやステークホルダーの善意に頼る「クラブ緊急募金」だった。」
「来年1月16日を期限に協力を呼びかけていた緊急募金には、クラウドファンディング(寄付型)、口座振り込み、本拠地のユアテックスタジアム仙台周辺および街頭における募金と3つの窓口があり、今月6日の時点で1512万3936円が集まっていることが報告されている。ただクラウドファンディングに関しては、ベガルタの一存で運用を中止することができないという。公式ウェブサイトからクラウドファンディングサイトへはリンクできない措置が取られたが、一部のSNSなどからは当該ページに接続できるため、ベガルタは誤って寄付しないように呼びかけた上で「万が一、ご支援いただいてもご返金できかねますのでご理解ください」とリリースで綴った。」
「仙台市で生まれ育ち、アカデミー出身でもある看板選手(道渕選手)の不祥事は、ファン・サポーターやステークホルダーに協力をお願いする上でネガティブな影響を及ぼす。ゆえに事実を伏せる、つまり隠蔽していたのではないかと、菊池社長をはじめとする経営陣の姿勢をいぶかしむ声が上がった。」
「結果的に世間の風当たりがどんどん強まったなかで、債務超過を回避するために実施した方策のひとつを1カ月もたたないうちに中断せざるをえなくなった。クラブを支えてきたファン・サポーターが不信感を募らせている状況では、緊急募金を再開させることも現実的ではないはずだ。
 日本経済全体が新型コロナウイルスの影響を大きく受けている状況とも相まって、新規スポンサーを獲得する作業は困難を極める。すでに既存スポンサーへお詫びの書面を送付しているが、契約の継続をお願いすることが精いっぱいで、道渕問題で、信頼を失った今、スポンサー料の増額を依頼できる状況にはないだろう。
 増資を図るにしても、宮城県と仙台市で48.4%を占めている株主構成を考えれば、税金を投入することになる増資は県民や市民の感情が許さない。何よりも2018年度の当期純利益で7300万円、2019年度では4億2800万円の赤字を計上している経営体制へは、厳しい視線が向けられてきた。
 新型コロナウイルス禍に見舞われる以前から経営のずさんさが指摘されてきたなかで、道渕問題に対する不可解な対応が拍車をかける形となって、クラブが最も大切にしなければならない、地元とクラブを結ぶ信頼が大きく損なわれた。現経営陣の総退陣も含めた解体的な出直しを図らない限りは、ベガルタは存続危機から抜け出せない最悪の状況になりつつある。」
引用:THE PAGE

 仙台さんの緊急募金もつい先月にいい事例として紹介させてもらったのに残念ですね。記事をよく読むと、債務超過への転落の危機なのに、緊急募金という救済策がストップしたというのはまずいですね。いくらかJリーグが支援してくれるでしょうが、今回のコロナ禍ではJ1からJ3まで経営危機を迎えているクラブ(特に鳥栖さん)がたくさんあるでしょうから、余りあてにもできないでしょう。
 増資ですが、半分近くを行政が占めているために難しい状況だとか。ここでも市民クラブの特徴が出ましたね。でも企業チームだったらどうなっていたのか。コロナ禍で本業の経営が大変なために、系列企業まで金銭的支援を行う余裕がないかもしれません。という事は今年はどのクラブも等しく苦しい状況なのですね。気になるのが、以前から経営のずさんさが指摘されてきたという部分。そうだったのですね。仙台さんは東日本大震災後の2013年にACL出場を果たすまで上昇されています。なかなか難しいですね。
J1仙台関連:
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
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