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がんばろう!ベガルタ仙台28

2021-09-23 00:11:35 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 久しぶりの仙台さんの話題です。仙台さんといえば、付加価値が高い公共財Jクラブのうちの、2番目のカテゴリー「御三家」として、分析面で地域の隅々まで支援の根を張り巡らせているとして高評価させていただいています。
 成績面では現在J1ですが、J2降格圏の18位と低迷しています。今回、市民後援会HPで10月のベガルタ講座を観ていて、ZOOMなら参加したいなぁと思っていた中、「ベガルタハウス」という取り組みに目を留めました。調べてみると、やはり仙台さんはすごい、さすが御三家だと感心しました。
   
【空き家再生、目指せ「DASH村」 ベガルタ仙台、七ヶ宿町と協定】
「サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台は、宮城県七ケ宿町と連携し地域の活性化に取り組んでいる。峠田地区では「ベガルタハウス」として、交流拠点に利用する空き家の大規模改修が始まった。
 みやぎ蔵王七ケ宿スキー場に近い国道113号沿いにある木造2階の住宅は5年以上、空き家だった。築50年近い建物で屋根や床も傷んでいたが、町出資の「七ケ宿まちづくり会社」の空き家再生プロジェクトの一環で、ベガルタハウスに生まれ変わることになった。
 7月に始まった改修作業では元選手の菅井直樹さんらベガルタ関係者、町民が工具を手に持ち、週1~3回のペースで作業を進めている。町の補助やクラウドファンディングの資金を活用し、11月上旬の完成を目指している。」
 山間部にある町の人口は約1300と県内最少。移住者を増やそうと、まちづくり会社は町内に100軒前後ある空き家の活用に着目した。冬季の雪かきイベントに参加したベガルタ仙台関係者と、まちづくり会社スタッフの藤田洋一さんらの交流をきっかけに、菅井さんらの提案で空き家再生のシンボルとしてベガルタハウス整備が決まった。
 町とまちづくり会社、ベガルタ仙台の3者は今月6日、地域活性化やスポーツ振興に向けて連携する協定を結んだ。ベガルタハウスでの試合観戦などを検討するという。」
引用:河北新報

 DASH村というのはイメージしやすいですね。素晴らしい点の一つが決して大きくない七ケ宿町との連携。仙台さんはホームタウンは「宮城県仙台市」としていますが、昔から宮城県全県にホームタウン活動を行っている、特に東日本大震災からはと聞いています。何とか町のとある飲食店に柳沢選手(当時)が一日店長でやってきて驚いたという話のイメージが残っています。ホームタウンの仙台市にこだわらず、広く全県下に等しくカバーしている事がよくわかります。
 今回も地域課題の解決のために七ケ宿町と連携を図り、3セク会社を中心にクラファンも駆使しておられます。雪かきイベントにフロントスタッフが参加したのがきっかけのようですね。正式に連携協定を結んで、本格的にベガルタハウスとして運用していくのですね。七ケ宿町から空き家対策で他市町村にも広がったらいいですね。コロナ禍が空けたらPVイベントもされるとか。
 以下はネタデータベース(勝手に呼んでます)にキープしていた、少し前の情報です。ここら辺りも、さすが御三家、当ブログが熱視線を向けた「地域の宝」クラブだと言える事例です。

【ファン、サポーターのみなさまからのご意見に対する改善内容について(6月30日)】
「ベガルタ仙台は、ご来場されるみなさまの満足度向上を目的として、試合観戦いただいたお客様に、メールでのアンケートを実施しております。また、アンケート以外にもオフィシャルウェブサイトからのメールやお電話などからも、多くのご意見をいただいております。アンケートへご協力、ご意見をいただいたみなさまに改めて御礼を申しあげます。2021年5月から6月中旬にいただいたご意見に対する改善内容についてご報告いたします。今後もみなさまの声を真摯に受け止めて改善に努め、定期的に改善内容をお知らせしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
1.グッズ販売に関して
ご意見:ガチャブースが密になっているので広げてほしい。 
改善について:
密になりやすい勝利のVガチャは場所を広げて実施し、混雑時は回数を制限するなど、密を回避するようなブース運営を行っていくことといたします。
ご意見:セール品があるのはうれしい。増やしてほしい。                                  
改善について:
今後もセールコーナーの充実や工夫に努めてまいります。
2.チケット・ソシオファンクラブに関して
ご意見:11試合ハーフチケット購入後にハーフチケットを購入していない人と隣の席で観戦したいがどうすればよいか。
改善について:
同伴で観戦を希望する試合のチケットをご購入いただくことを条件に、当該試合1試合分のハーフチケットの払戻しを専用フォームから申請いただけるようにしました。」
引用:J1仙台公式HP
     
 このお客様ご意見箱は、Jクラブでも昔からありますね。横浜FCさんとか、磐田さんにもあったような。よく百貨店ではこの意見&回答を壁に貼り出して、サービスの見える化をやってます。商業活動としてはごく当たり前の事。これができるかできないかが、J1にふさわしいかどうかの一指標だと思ってます。クラブにもの申すには、連絡先と実名をしっかり書いて、公式メールアドレスに送るのみの対応という高圧的な事例を目にした事がありますが、それはファン・サポーターを半分厄介者として扱う失礼な話。そんなところは当ブログでの評価は限りなく低く、J1にふさわしいクラブにはなれないと思っています。
 仙台さんにはしっかりした市民後援会がありますが、こういう部分もしっかり仕切られています。こういうのを見ると、後援会を作りたがらないところは成長しないし、J1にふさわしい存在にはなれないなと思います。

【「県外在住者対象サポーターズカンファレンス」開催のお知らせ】
「ベガルタ仙台・市民後援会では、宮城県外に在住されているベガルタサポーターのご意見やアイデアをお聞きする目的でサポーターズカンファレンスを開催します。
 これまでクラブが実施した各種調査から、試合観戦には行けないがチームをいつも応援しているという宮城県外にお住まいのサポーターは多数存在し、頻繁に発令される緊急事態宣言などの規制により、昨シーズンよりスタジアム来場を自粛されている方も少なくないと考えております。
 ご存知のように、現在クラブのサポーターへの情報発信ツールは、オフィシャルWebサイトやSNS、また金銭的にサポートを受けるツールとしてクラウドファンディングやギフティングなどが活用されています。
 しかし、クラブといろいろと意見交換する中で、これらの手法について改善、工夫する余地があるのではないのではないかと考え、特に不自由な思いをされている宮城県外在住のサポーターの方々を対象にご意見やアイデアをお聞きする機会を設けることと致しました。」
☆開催概要☆
【開催日時】  2021年6月19日(土)14:00〜15:30(予定)
【テーマ】   県外在住サポーターへのクラブ・チームの情報発信やコミュニケーションのあり方について」
【ベガルタ仙台参加予定ゲスト】
佐々木知廣代表取締役社長、笹氣理敬事業・営業部長、門間義幸事業課長、庄子勝裕運営・広報部長ほかクラブスタッフが参加予定です。
【使用Web会議システム】
Zoomを使用します。使用方法などご不明な方は事前にお調べのうえ、お申込みください。Zoomの使用にあたってのサポートは実施いたしません。
【参加募集人数】
40名程度(応募多数の場合は抽選)」
引用:ベガルタ仙台・市民後援会公式HP

 サポカンですね。かなり昔に1回ちょっとやっただけで、大きい声を出されてその後サポカンのサの字も出ないところが見受けられます。真逆にコロナ禍であっても、オンラインサポカンをしっかりやっているところがいくつもありますね。そういうクラブは実は付加価値が高い公共財Jクラブばかりです。
 ファン・サポーター向けの報告を、試合会場のステージで行い、報告した事にしたような事例も目にした事がありますが、事業報告を見えるか化でどうやるか、報告して終わりではなく、お客様であるファン・サポーターの声をしっかり拾い上げる、これは重要ですね。ちょっとスポンサーに言われた声を会議で報告して終わりではダメでしょう。
 そういう中で仙台さんは違います。何と県外のファン・サポーター向けに、別にサポカンを開催されています。サポカンそのものをやろうとしないところは論外として、コロナ禍だからやめとくではなく、仙台さんはオンラインなら県外サポーター向けにできるじゃないかという前向きな考え方ですね。
 後援会が「クラブといろいろと意見交換する中で、これらの手法について改善、工夫する余地があるのではないのではないかと考え、特に不自由な思いをされている宮城県外在住のサポーターの方々を対象にご意見やアイデアをお聞きする機会を設けることと致しました」という部分が絶品です。これらの仙台さんの素晴らしい事例を、知って欲しい顔が3人ほど浮かびました。もしベガルタ講座に参加できたら、レポしたいと思います。
J1仙台関連:
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
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