ギラヴァンツ北九州４

　リスペクトコラムです。
　北Ｑさん、Ｊ２復帰おめでとうございます。３シーズンをＪ３で過ごしてのＪ２復帰でした。地元岡山にとっては、地域決勝からともに2008年からＪＦＬに参戦し、１年遅れてＪ２に昇格された１年後輩クラブ。専スタであるミクスタ完成前年の2016年に初めてＪ１ライセンスを獲得されたが、Ｊ２最下位になってＪ３に降格。当ブログでよく口にするジンクス「専スタを作ると成績が低迷する」を実践したような現実になっていました。Ｊ１を目指し、Ｊ２で上位に入ったのに降格し、行政の期待を背負ってできたミクスタで、Ｊ３を戦うのは不本意だったでしょうが、やっと本来の立ち位置に戻れましたね。
　　　
【J3北九州　4季ぶりJ2復帰!“昇格請負人”小林監督が1年で導く】
「過去に4チームをJ1へ昇格させた小林伸二監督（59）は、昨年最下位に沈んだチームを1年で上のカテゴリーへと導いた。夕暮れに染まるホームスタジアムが、歓喜で沸いた。昨季最下位からの大躍進でJ2昇格。」
「02年に大分、08年に山形、13年に徳島、16年には清水をJ1に昇格させた“昇格請負人”。だが、開幕前は不安でいっぱいだった。「（過去の4チームとは違い）今回は戦力的にもそろわずゼロからのスタート。冒険だった」。クラブは3年計画でのJ2復帰を目指していたが、徹底的にフィジカルを鍛え上げ、1年での昇格を遂げた。」「走らないと成り立たないことは選手に分かってもらえたのでは。トレーニングは実る。苦しい時に頑張ると、こういう素晴らしい事が起こるという実体験になれば」と話した。
引用：スポニチ

　今季就任された前清水監督の小林監督が１年で結果を出してくれた格好ですね。前年のＪ３最下位から劇的復活を果たしてのクラブ初タイトルになりました。前年の最下位チームが翌年に優勝するのはＪ１、Ｊ２、Ｊ３を合わせて史上初の快挙だそうです。しかし、小林監督は過去４チームをＪ１に昇格させた昇格請負人だそうです。やっぱそういうのはあるんですね。
　　　
【北九州4年ぶりJ2昇格「小さい。跳べない。走れない」を変えた小林監督】
■練習にGPS
「北九州に来てのチームの第一印象は「小さい。跳べない。走れない」。そこでフィジカル強化を図った。試合や練習で選手の心拍数や移動速度、走行距離などを計測する衛星利用測位システム（GPS）を導入。数値を基に高負荷の練習を続けながらも、選手は毎試合でベストコンディションを保ち、トレーニングではシーズンを通して週2日の2部練習を徹底し、選手の自信につなげた。
「走れる」ことをベースに選手の特徴を生かしたポジションも模索。相手の戦術に合わせるのでなく、自分から仕掛ける「アクションサッカー」を貫く体力ができたことで、前線からのプレスや攻守の切り替えを大きな武器にした。」
引用：西日本スポーツ

　快挙の要因はやはり練習ですか。昔、開幕前のフィジカル強化を怠ったままシーズンに入り、後半になったらバテるとレッテルを貼られ、見事に後半勝負にさらされたＪ２チームを覚えていますが、今季の北Ｑさんはフィジカル強化で栄冠を勝ち取った訳ですね。ＧＰＳの導入って、ラグビー（トキワ・アストロズ）みたいですね。
　地元岡山でもＪ１昇格については、個人的には昇格請負人の監督がＪ１へ導いてくれるというイメージをずっと持っています。今まではそういうイメージが具体的に膨らんだ事は無かったですが、いつかＪ１にふさわしいクラブになり、そういう監督さんが手を引いて登らせてくれると。ちょっとＪ１お試しコースではなく、札幌さんや大分さんのようにＪ１でも堂々と戦えるクラブに成長してという風に。北Ｑさん、先に行かないで下さいよ。福岡ダービーも楽しみにしています。
Ｊ３北九州公式ＨＰ「Ｊ３優勝特設ページ」：https://www.giravanz.jp/special/index_win.html
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