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がんばろう!ベガルタ仙台24

2019-03-08 00:01:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 3.11が近づいてきましたが、忘れてはいけない東日本大震災で思い出すのが仙台さん(J1仙台)。当ブログもあの時感じた思いがあるから、真備に足が向かうのかもしれません。当ブログにおける復興支援を思う気持ちのルーツが東日本大震災であり、ジャージ姿でスコップを手にした選手のスナップ写真でした。そんな仙台さんの情報の中で、クラブ設立25周年記念事業があると耳にしました。去年秋の事例になりますが、とにかく素晴らしい。
   
【クラブスローガン「絆フットボール」、クラブ創立25周年記念「KIZUNA未来プロジェクト」】
「ベガルタ仙台では、来シーズン(2019年)創立25周年を迎えるにあたり、クラブの哲学、果たす使命として『絆フットボール』を宣言し、次の四半世紀に向けたメインスローガンといたします。絆フットボールの精神をベースに『KIZUNA未来プロジェクト』をスタートし、新たな歴史を刻んでまいります。KIZUNA未来プロジェクトの概要と活動、様々な25周年記念事業につきましては以下をご覧ください。
 従来のホームタウン活動の枠組みを超えて、みなさまへの感謝と同時に市民・県民クラブとしての原点に立ち返り、フットボールを通じて絆をさらに広げていく地域連携活動を展開いたします。新たなステージに向かうクラブの取り組みにご期待ください。」
引用:J1仙台公式HP

【KIZUNA未来プロジェクト】(新たに創立25周年から取り組む活動として予定しているもの)
・幼稚園キッズサッカーキャラバン
 選手、コーチ、クラブコーディネーターが参加し、幼稚園児を対象としたサッカーキャラバンを実施。
・ユアスタのピッチで選手と遊ぼう
 泉区の小学生を対象にユアテックスタジアム仙台のピッチで選手と遊ぶイベントを実施。
・ベガルタ応援協力店(ベガルタKIZUNAパートナー)
 地域の商店街やお店にポスターを貼ってもらい、お店とスタジアムの相互送客を実現して地域のお店を活性化。
・泉エリア地域振興プロジェクト
 泉中央駅を中心とした泉エリアをより活性化するためにベガルタカラーを駅中心に創出し、街の盛り上がりを演出。
・地産地消への取組(食と健康増進への取組)
 クラブパートナーや地域の学校、団体と連携しバランスの取れた栄養摂取、地域食材とのコラボなど地産地消と食による健康推進。
・福祉施設、こども病院、被災地商店街訪問
 社会福祉施設や障がい者施設、こども病院、被災地商店街などに選手、コーチ、クラブコーディネーター、マスコット、チアリーダーが訪
 問し、観戦用モニターを提供してPVを実施。
・中学校部活動指導者への指導者講習会
 仙台市の中学校の部活動でサッカーを教える指導者への講習会を開催。
・メタボリック対策への協力
 従来の健康体操教室やスポーツ教室の一部を、メタボリック対策事業として、内容を拡充し実施。
【主な25周年記念事業】
・ベガッ太の家族プロジェクト
 ベガッ太の家族と名乗る方から問い合わせがあり、妹と判明いたしました。来シーズンの登場を予定。
・漫画家とのコラボレーション企画
 日本を代表する漫画家とのコラボレーション。
・OBイベント
 ベガルタ仙台の歴史を振り返るにふさわしいOBがユアスタに来場、イベントを実施。
・パネル展
 ファン、サポーター、スポンサーなど多くの支援者にチームの名シーンで歴史を振り返ってもらうパネル展を実施。
・フォトモザイクフラッグ
 2019年ホーム開幕戦に向けて、25周年記念ロゴをデザインしたフォトモザイクフラッグの製作のため、サポーターから写真を募集。

  素晴らしい。これぞJ1にふさわしいクラブの活動ですね。よそで見かける数字に走る価値観はみじんも感じられません。このプロジェクトは「スポーツ振興」「地域連携」「社会貢献」「東日本大震災復興支援」の4項目が柱だそうです。「地域連携」というキーワードが光っていますね。米田理事もお喜びの事でしょう。
 地元の災害で、選手でサッカーをしに訪問するというのはどこでもやっているごく普通の活動。仙台さんは違いますね。食育と健康推進。同じ訪問でも仙台さんは、福祉施設や障がい者施設、子ども病院や被災地商店街です。地元の商店街でちょっと何かやって終わりとは違いますね。この辺りの行動力は川崎さんとよく似ています。こういう事ができるところ、数字ばかり追った結果、地盤沈下が始まったような印象のところといろいろありますが、仙台さんはいつまでも先進事例ですね。これからも頑張って欲しいと思います。いつの間にかトーンダウンしている印象を持たれる被災地クラブがあれば、いいお手本になって欲しいですね。

 そして、もう一つ仙台にいい事例を見かけました。ボランティアのいわゆる「お疲れさん会」ですね。今年の1月12日(土)に、パレスへいあんでいわゆる「お疲れさん会」を開催したようですが、やっぱ違うわと思いました。
   
【2018ベガルタ仙台ボランティア感謝の集い】
「2018シーズンのホームゲームにおいてサポートいただいたボランティアの方々へ、監督・選手・スタッフより感謝の気持ちをお伝えしました。株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長西川善久、選手代表 DF 33 常田克人選手から挨拶の後、ホームゲームのサポートに数多くご参加いただいた方々へ功労賞・感謝状を授与いたしました。ボランティア代表 三塚重廣様から乾杯のご発声を頂戴し、歓談の時間となりました。ボランティアの皆様、監督・選手・スタッフは和やかな雰囲気の中、歓談を楽しみました。」
引用:J1仙台公式HP

 クラブボランティアについては、いろいろと運営スタイルが異なるようです。完全無償のところ、交通費を出すところ、試合開始までのボランティアコースを設けているところ、フルボランティアしか認めていないところ。でも、どこも慢性的な人員不足ではないかと思います。「お疲れさん会」をフロントスタッフとメンバーのみで開催するところもあるようですが、ボランティア組織の参加者が多く、活性化しているところほど、ボランティアメンバーを大切にし、お疲れさん会にはきちんとチームの指導者と選手が顔を出すようにしていますね。1年間ボランティアを頑張ったら、お疲れさん会で監督や選手と交流できる、それを楽しみに頑張ってくれるのではないでしょうか。
J1仙台関連:2827262524232221

コメント
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