今日、アウェーで仙台と対戦しましたが、残念ながら2-4で負けてしまいました。映像で観ていましたが、満杯のユアスタを観て、改めていいクラブだなぁと思いました。今日の模様は明日。そのJ2仙台についてのニュースを聞きました。
J2仙台は、チームの経営課題について話し合うため、外部の有識者(サポーターや専門家等)を招き、経営諮問会議(アドバイザリーボード)を設置されるそうです。以下抜粋して紹介。
その諮問委員会は、サポーターの代表やスポーツビジネスの専門家など、外部から招いた10人程度で構成し、主に、協賛金の募集方法やスタジアム運営など、J1復帰に向け、経営基盤の強化について、意見を求め、協議するとか。
メンバー構成は、サポーター組織やボランティアクラブの代表、行政、県サッカー協会、学識経験者ら10人程度で構成。
主な協議テーマ(中長期的な経営課題)
①J1定着に向けた経営基盤の強化策
②女子サッカーやフットサルなどのチーム所有の可能性
③ホームスタジアムの運営
メンバーは月1、2回の会合を重ねて、来年1月にも白幡社長に検討結果を報告する。「地域に根差したプロスポーツビジネスの在り方について、幅広い意見を集めたい」とクラブ社長。
いい活動だと思います。来年1月までではなく、ずっと継続されたらと思います。某黄色いクラブも「イエローハウス」というサポーターと毎月意見交換会をされています。特に③はどこのクラブでも、フロント側とボランティア側と円滑に回らなければならない大事なテーマですね。また、②はなでしこリーグチームやFリーグチームの保有についてかもしれません。
「会議で時間をかけるよりは、スパっと自分達で決めて実行した方が早くていい」という考えを持っている人も、少なくないと思いますが、外部に意見を聞いてやったらあんな失敗例にならなかったのに、という例をどちらかのクラブの事例で見たし、民間企業でも、ワンマン役員で結局ダメになっていった会社を、仕事等でいくつも見ました。
こういう諮問組織は、普通は経営者や取締役会では、どちらかといえば避けたい分野なのに、積極的に組織づくりを進めて行かれたJ2仙台の経営陣は素晴らしいと思います。(経営内容はよく知りませんが)
企業には監査役、団体には監事という役職があり、最近は外部監査役(監事)が一般的に通っている背景もあります。「外部」という第三者の目でしっかりチェック機能が働くのはいい事でしょう。まあ一緒にならない話かもしれませんが。
Jクラブの運営会社は、歴史の短い「若い」会社が多いと思います。一般の民間企業と違って、極めて公共性が強い特徴があるので、若い会社であったら、ご意見番的に意見具申する存在は必要なのかもしれません。
この仙台の事例を見る限り、こういう諮問組織があって、きちんと見守ってくれるのもいいのかなと、個人的に思います。
この諮問組織の話題は、実は当ブログでだいぶ以前から紹介しています(前過ぎて探せませんが)。いいテーマだと思うので、これからも積極的に取り上げていきたいと思います。
ベガルタ仙台公式HP:http://www.vegalta.co.jp/
J2仙台関連⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090201
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090127
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080929
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070708
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070401
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070308
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070202
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061016
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060219