J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

観客のためのスタジアム(アリーナ)39

2020-01-22 00:49:37 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 地元岡山では専スタ待望論が出て久しく、お隣の広島ではJ1広島の専スタ論議で、建設場所で二転三転した結果、中央公園に決まり、やっと前進されています。そんな広島で何と、専用アリーナも建設ばなしがあるとか。これはビックリしました。ドラゴンフライさん、やるなと。
   
【B2広島、新アリーナ建設へ始動 候補地や資金調達など調査 8000人規模 26年完成目標】
「広島ドラゴンフライズが、広島市内での新アリーナ建設に向けて本格的に動きだす。近くプロジェクトチームをつくり、建設候補地や資金調達法などの調査を始める。2026年の完成を目標とし、浦伸嘉社長は「スケジュールなど方向性を今夏には決めたい」と見据える。
 Bリーグは競技成績や財務、施設などの基準によって1部(B1)、B2ライセンスを付与している。26~27年シーズンからB1の基準に「(アリーナの)主体的な運営」を加え、クラブが優先的に興行できることを条件とした。新基準での審査は24年3月の予定で、その時点で運営権を取得しているか、取得への現実的な計画が必要となる。
 ドラゴンフライズの現在のホームアリーナは広島市西区の広島サンプラザ。クラブに運営権はなく、希望日に使用できないケースも少なくない。浦社長は「主体的に運営するには新アリーナが必要」とし、昨年から情報収集を開始。8千人規模で建設費は100億円前後を想定し、具体的なコンセプトづくりに取り組む。併せて行政や企業を含む地域全体の協力を呼び掛けていく。
 チームはここまでリーグ1位の勝率を誇り、1試合平均入場者も2429人と過去最多を上回るペース。クラブはアリーナ新設でバスケット文化を深めるとともに、新しいビジネスモデルの構築も目指す。浦社長は「アリーナを中心に広島を盛り上げられる形をつくりたい」と話している。」
引用:中国新聞デジタル

 バスケの世界競技人口は4億5千万人で、サッカーの2億6千万人を大きく上回りトップ。国内は62万人でサッカーに次ぐ多さだそうです。当然、今後試合会場についての関心が高くなり、専用施設を持ちたくなるのも当たり前の事でしょう。
 広島さんがすごいのが100億かかるアリーナを建設するプロジェクトを作り、行政や地元企業を含む地域全体の協力を呼び掛けていくという動きを始めるところ。うらやましいですね。 
 地元岡山でも、サッカー界で専スタ待望論がありますが、広島さんと違って聞こえてくるのは断片的な情報。三位一体で地域で一つとなって話を進める広島さんとは対象的に、クラブも含めて何かバラバラに動いている印象。動きが一つになってないから、こっちで積極的でも、そっちでは逃げ腰のような印象。最近動きも少し沈静化してきたようにも見えます。

 では広島と岡山の違いは何か。それは後援会の有無だと思います。J1広島にはサンフレッチェ後援会があり、ファンクラブ統合型になっています。J2岡山にはこちらの記事にあるとおり、何もありません。ちなみにB2広島にも公式FC以外に広島ドラゴンフライズ後援会があり、現在はリンクが外されていますが、構成メンバーは蒼々たる顔ぶれでした。J1広島もB2広島も同じように地域の三位一体の支援者(行政・財界・市民)に支えてもらっているからこそ、こうした動きを進めやすいのではないでしょうか。だから当ブログでは大昔から後援会を唱えているのです。

 では将来的な話としてB3岡山はというと、発足1年目という事でアリーナ論議が起こる前に、まずは目の前の観客動員を頑張らないといけませんね。ちなみにZIPアリーナは1Fに約2,500の可動席と2Fに約2,500の固定席とあり、合計約5千席だそうですが、「約」が微妙で、5千人余りなのか、5千人足らずなのか、はっきりわからない。とにかく数字上は約5千人入るアリーナという事になり、施設面ではB1ライセンスをクリアできる可能性が強いという事かと。ただ、使用頻度などが今後出てくるとは思いますが。

 ホームアリーナ検査要項(2019-20シーズン用)を見てみると、アリーナの基準要件が書いてありました。「B1:5千席以上の観客席を有する。」とありますが、新設項目で「将来的に指定期日(2020/8/31)までに必ず具備しなければならない条件以上となることを想定しており、今後具備することが望まれるホームアリーナ施設に関する条件」とありました。同じような表現で「1万席以上の観客席を有する」ところにもマーキングされていました。広島さんは将来を見据えて8千人規模としたのでしょうか。
 という事で、当ブログとしては、専スタを唱える前に、後援会組織を作って三位一体の支援で一つになるべきと考えます。クラブ側は「横から意見を言われる存在を作りたくない」という価値観なのかもしれませんが、それでは永久に岡山のスポーツ文化は高まりません。もう一度地域に根差す公共財とは何かと考えて欲しいところです。
B2広島公式HP:https://hiroshimadragonflies.com/

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2 コメント

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ドラゴンフライズ新アリーナ計画 (おもっち)
2020-10-17 23:02:16
個人的にはNBAのような2万アリーナを建てるべきだと感じてます。
ゆくゆくはW杯決勝戦が開催出来る様に前もって準備しておくことが先決ではないかと考えるからです。
その為には、ドラゴンフライズだけではなく、JTサンダーズやレオリック,メイプルレッズ,オイラーズというバレーボールとハンドボールという同じアリーナスポーツという共通点で結束することです。
プロリーグと社会人アマリーグとでは連携し難いかもしれませんが、V.LEAGUEもプロリーグ化の課題がまだ俎上にあるからです。
常設固定席としては1万5千席前後で残りを壁収納と床下収納にするのが良いかと。
壁収納は折り畳み式にはなるかと思いますが、床下収納席は固定式座席でそのまま床から上がってくる様にしたら良いと考えます。
常設固定席の座席は跳ね上げ式ではなく固定式座席にするのがベストです。
アリーナ内設備と施設ですが、センタースコアボードは4面体が多いと思いますが、5面体や6面体でも良いと思います。
クラブハウス,クラブオフィス,グッズショップは確実にあるべきでしょう。
ブースターバーやレストラン、アウェイからのブースターを宿泊させるホテル。
アリーナ計画に参画した各クラブの歴史ミュージアム。
外にはドラゴンフライズやサンダーズ等のマークデザインの時計塔の設置(待ち合わせ場所として)。
入館門としてドラゴンフライズマークを矛と盾に分けて左右に設置。勿論、サンダーズや他のクラブマークも交換式にして設置。
3×3コートとスタンドを外と館内に設置。
外壁には選手たちの大型パネルをはめて展示する。アウェイ側も?
アリーナの屋根にはドラゴンフライズマークやサンダーズマーク等を表示して俯瞰映像として提供。
アリーナの形状としては、コロシアム型式がベストです。マツダスタジアムがそうであるようにグルッと一周出来たら爽快感が違います。
外には屋台エリアを設置。
大型ビジョンを設置して戦後の高度経済成長期の街頭テレビみたいにしたらレトロクラシカルな雰囲気を味わえると思います。
Unknown (管理人)
2020-10-18 00:41:31
熱いコメントありがとうございます。

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