アブリコのCinema散策

のんびり映画でも観ませんか

インビジブル 2000年 アメリカ

2009-02-20 | SF
「もしも透明人間になれたらどうするー?」
男子と女子とでは答えが違ってくるだろうが、このての質問は、せいぜい中学生ぐらいまでだろう。
ということは、この作品はその程度の内容ということか?

だいたい視点が悪趣味である。
終盤はなんとかスリリングな方向へもっていってはいたが、人は透明になると、あんなにも不死身になってしまうものなのか。
『ターミネーター』とダブってしまうほど滑稽である。
炎の中へ落ちていくところも似ていたなぁ。

ケビン・ベーコンは、いつ頃から悪役に転じてしまったのだろう。
中盤以降は顔も出ず、犬神家の佐清のような風貌で、その後CGと化したままラストまで続行。
それでいいのか? ケビンよ!

〈人体の不思議展〉でも見ているような映像のすごさには圧倒されるが、やっぱり趣味の悪い作りでしょう。
ポール・ヴァーホーベン監督作品ということで、思わず納得。


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