アブリコのCinema散策

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アルフィー 2004年 アメリカ

2011-08-01 | ドラマ
すけこまし役が妙にハマっていたジュード・ロウ。
まるで“地”で演じていたかのよう、などと言っては失礼か。
いや、そう見えてしまうほどに演技が上手いというわけだからほめ言葉か(苦笑)。
こうした役柄がことに多い彼であるが、決して下品に見えないところがニクイ。

主人公のアルフィーは、とにかくサイテーな男である。
女の敵か? いや、女性たちはみんな彼に夢中になる。
だがアルフィーにとって女性とは、あくまでもルックス重視!
彼曰く、「女性は、F.B.B」なんだと。
解説すると、“ポンッ、キュッ、ポンッな美人”てなカンジでしょうかね。

キープしていたシングルマザーに振られたアルフィーは、大切なモノが機能しなくなるほどの精神的ショックを受ける。
自分がまさかサヨナラを言われるなんて思ってもみなかったから相当な痛手だったんでしょうけど、それはアナタ、自業自得ってもんでしょう。

独りはイやだ。
感謝祭から翌年の1月2日までは相手を確保しないと。
その間は絶対に別れない、そう胸に誓うアルフィー。
はい、そこでタイミングよく、超タイプと遭遇しちゃうんですねえ(笑)。
だがそれも長くは続かない。

アルフィーはハイヤーの運転手である。
今日の客は、超リッチな二人連れ。
シャネルの店の前で待たされるアルフィーくん。
寒いぞ。
二人は店から出てくる気配がない。

女性の扱いにこなれた彼は、婦人のスタイリングについてもマジシャンのよう。
ちょっとお手伝い、とばかりに近寄るアルフィー。
ここですばやく彼女の心をつかむことに成功。
「オレは今日から上を目指す」と、またまた心に誓う彼でありました(笑)。
だが、また心にふかでを負うハメとなり・・・。

彼の最大の過ちは、親友のパートナーにまで手をつけちゃったことでしょう。
辛いのは彼女もだけど、一番苦しかったのは親友だったマーロンだろう。
もう、こんなことやってるからみんなアンタの周りからいなくなっちゃうんでしょうが。

こんな生き方をしながらもアルフィーは、「安らぎがほしい」とのたまう。
安らぎのない人生は“無”だと。
ほう、わかってるんならちゃんとしなさいな。
まずは、ちゃんと本気で人を好きになるってことから始めないとね。

この映画で共演したシエナ・ミラーとはすったもんだしてましたけど、結局どうなったんでしょうか、ジュードくんは。
リッチな女社長役のスーザン・サランドンは、はすっぱな役もこうした役も巧みに演じられるところがいい。
ちょっと後年のベティ・デイヴィスのギョロ目に似てきた感じもする。

オリジナルは’66の英映画。
ロンドンが舞台で、主役はマイケル・ケインであった。
リメイクされた本作は、舞台をニューヨークに移してのアメリカ作品。
でも主役にあえてイギリス人俳優を充てたというのは、心憎いキャスティングである。
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