アブリコのCinema散策

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美しき運命の傷痕 2005年 フランス・イタリア・ベルギー・日本

2008-11-28 | ヒューマン・ドラマ
カッコウという鳥が、こんな怖い生き物だったとは知らなかった。
確かNHKのドキュメンタリー番組で、初めてその生態を見たのだが、同じような光景を本作品のオープニングで見せていた。
カッコー、カッコーとのどかな鳴き声とは裏腹に、その実、ひどくおぞましい。

親と同じような運命を辿るということはよくあること。
運命は変えられないのか。
なぜ愛されないのか。
父の死をきっかけに、三人の娘たちは苦悩し、それぞれが混沌とした生活を送っていた。

施設にいる母を見舞うのは長女ばかり。
「ほかの娘(こ)たちは来ないの?」
ノートにそう記す母。
長女は黙って本を読み聞かせる。

親の思うままに子は育たないのと同様、子が親を操ることもできない。
双方の思いが食い違ったままで、幸せになれるはずがない。
「何もわたしは後悔していない」
母の書き記したメモを見、久し振りにそろった三姉妹は顔を見合わせる・・・

次女役のエマニュエル・ベア―ル。
ここのところ、髪を乱しながらの演技が多い。
’87の『天使とデート』の初々しさから見れば、偉くすごい女優に成長した。
母親を演じたキャロル・ブーケもかつて、シャネルの広告モデルを務めていた頃を思い出すと、時間(とき)の流れというのは、実に切ないものだと思うのである。
コメント (2)
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あなたにも書ける恋愛小説 2003年 アメリカ

2008-11-21 | ラブ・ストーリー
このよくわからない邦題から、映画の内容を想像するのは困難である。
流行りのケータイ小説だって、衝動的に書いてしまう人もいるかもしれない。

ストーリーは軽快、且つ単純。
作家と速記タイピストとの恋。
ロブ・ライナー監督とあって、’89の『恋人たちの予感』を彷彿させるようなラブ・コメディである。
速記者のエマが、小説の最後を読んでから読み始めるなんて場面は、『恋人たちの~』のハリーと酷似していた。

内容は個人的にイマイチだったが、エマ役のケイト・ハドソンのキュートさはポイント高し。
彼女って、特別キレイってわけでもないんだけど、魅力的だしセンスがいい。
ママのゴールディ・ホーンとは似てないけど、両親のいい所を受け継いだって感じがする。

作家のアレックスが、以前恋人だったポリーナを自身の作品の中で登場させていたが、登場人物のモデルや、自分が体験したことが少なからずいたりあったりするのは、実際に書く上で、やっぱりあるんだろうなぁ。
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007/カジノ・ロワイヤル 2006年 イギリス・チェコ・ドイツ・アメリカ

2008-11-11 | アクション
およそ2時間半にもおよびながら、時間をまったく感じさせない面白さだった。
「!!」な場面でも、どこか安心して観られるのは、『007』だからかもしれない。
さすが英国で『007』シリーズが切手になっただけのことはある。(関係ないか・笑)

今回のボンド役は、英国人では初のダニエル・クレイグ。
これまでチョイ役ばかりだったから、当時「アイツは一体誰なんだ?」と、だいぶ騒がれた様子であった。
大抜擢でしょう。

ただ観ていて、クレイグがボンドを演じたからよかったってわけでもないんだよね。
残念ながら、主役級の俳優にまで、まだ“昇進”していないように思えてしまうのだ。
30代後半にして、せっかくの大役をこなしたわけだから、今後どれだけの実力を発揮できるかに期待がかかる。

大切な“部分”に拷問を受けても、ボンド・ガールを悦ばせたその強靭さは、さすがジェームズ・ボンドだ。(笑)
ボンド・ガール役のエヴァ・グリーンは、仏女優としては、ソフィー・マルソーに続いて二人目の抜擢でした。
気持ち、他のボンド・ガールに比べると、大人し気味に感じたが。

何気に思ったが、ダニエル・クレイグって、悪役の方が似合うよ、絶対。
悪の主人公だったらイケると思う。
でも悪役って、二枚目よりも演技力が大事だから、そのへんもね、頑張ってもらいたいものです。
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ブルークラッシュ 2002年 アメリカ

2008-11-05 | ドラマ
夏だ! 海だ! 太陽だ!と、喜べる人がうらやましい。
暑がりの冷え性にとっては辛い季節である。
だけど南国や島は好きなんだよね。
暑いし、店内とかキンキンに冷房が効いていたりしても、それが何故か、日本のような居心地の悪さがないってのは不思議。

海はもっぱら、ボーッと眺めているのが好きだが、フナムシのように岩にへばりついているのと違って、体を動かしている人たちのなんと爽やかなこと。
キラキラと輝いて見えます、ハイ。

上から下まで完全防御で太陽の下、サーファーのカレ氏を眺める女の娘たちと違い、この映画は、サーファーガールの基本通りの青春ドラマ。
ストーリーはこれといって面白いとこはないんだけど、見どころはなんといっても、彼女たちのサーフィン場面でしょう。
カメラも海に潜ったり、波にもまれたり。
観ている側も、一緒にその爽快さを共感できるところが楽しい。

挫折を味わいながらも、夢をあきらめないで前に突き進む精神は、スポ根ドラマの王道。
アン・マリーが完璧なサーフィンを見せつつも、優勝というベタな終わりかたにしなかったところは、よかったかな、と思う。
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