アメリカ大統領が演説中に暗殺された。
その瞬間をさまざまな“視点”から映し出した異色作。
スペインで行われた国際テロ対策会議での最中、テロリストによる暗殺計画がまさに実行されたのである。
事件の23分前にカメラは戻り、8人のそれぞれの観点を導き出してゆく。
あらゆる角度から見せられる実態に観る者は惹きつけられるが、一つの章が終わると、また23分前に戻るこの繰り返しは、やや興味がそがれやすくもある。
中盤頃にはタネは明かされ、以後、ありがちなカーチェイスが続く。
この程度のカーチェイスは見飽きた感もあり、いささか興ざましな方向へ。
そしてラストは、大統領から「御苦労だった」とねぎらいの言葉を頂戴し、任務をまっとうした達成感に酔う一人のシークレットサービスの姿がそこにあったという、全くのお約束どおりで、一気に満足度は急降下してしまったのであった。
ほぼオープニングにしか登場しなかったシガニー・ウィーバーは、さすがの存在感。
もっと出番があるかと思ったのにこれだけとは・・・。
それなのに出演する(友情出演ではあるまいし)その寛大さが素晴らしい。
大統領を助け出したバーンズをデニス・クエイドが好演。
前は考えたこともなかったが、彼、歳をとったらハリソン・フォードにタイプが似てきたように思う。
顔は全然似てないのだが、感じが、ね。
フォードがもっと若かったらこれ、適役だったのでは?
正義に徹する心意気、何とも似通っておりました。
その瞬間をさまざまな“視点”から映し出した異色作。
スペインで行われた国際テロ対策会議での最中、テロリストによる暗殺計画がまさに実行されたのである。
事件の23分前にカメラは戻り、8人のそれぞれの観点を導き出してゆく。
あらゆる角度から見せられる実態に観る者は惹きつけられるが、一つの章が終わると、また23分前に戻るこの繰り返しは、やや興味がそがれやすくもある。
中盤頃にはタネは明かされ、以後、ありがちなカーチェイスが続く。
この程度のカーチェイスは見飽きた感もあり、いささか興ざましな方向へ。
そしてラストは、大統領から「御苦労だった」とねぎらいの言葉を頂戴し、任務をまっとうした達成感に酔う一人のシークレットサービスの姿がそこにあったという、全くのお約束どおりで、一気に満足度は急降下してしまったのであった。
ほぼオープニングにしか登場しなかったシガニー・ウィーバーは、さすがの存在感。
もっと出番があるかと思ったのにこれだけとは・・・。
それなのに出演する(友情出演ではあるまいし)その寛大さが素晴らしい。
大統領を助け出したバーンズをデニス・クエイドが好演。
前は考えたこともなかったが、彼、歳をとったらハリソン・フォードにタイプが似てきたように思う。
顔は全然似てないのだが、感じが、ね。
フォードがもっと若かったらこれ、適役だったのでは?
正義に徹する心意気、何とも似通っておりました。