アブリコのCinema散策

のんびり映画でも観ませんか

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!? 2005年 アメリカ

2009-04-28 | アニメーション
幼い頃に読み聞かされた童話や昔話の根本が、実は怖いものだと知ったときは、多少なりとも衝撃的であった。
それに関連した書籍が、前にずいぶんと流行ったが、子どもに道徳的な手本となるこうしたお話が、ひっくり返すと、人道に反した大人への戒めともとれてしまうところが何とも興味深い。

『赤ずきんちゃん』も本当はかなり際どい話であったりして、よくよく考えてみると、うーん、ちょっとどう考えても子どもにはよくないだろう、という内容ではある。

さて、この作品の赤ずきんちゃん ―― リトル・レッドはどうであろうか。
もちろん原作とは遠くかけ離れてはいるが、おしなべてアメリカ的な作りである。
レッドがもう少し可愛ければ、日本でもウケたとは思うが。

しかし感心するべき部分もきちんと備わっていたところが、本作品の評価すべき点である。
ある意味、「怖い」のである。
それは何か。
オオカミか?
串カツ屋の大男か?
ウサギなのか?
それとも、カエルの長い足か?
個人的には、レッドのおばあさんが“トリプルG”だったってことが、一番コワかったのである(笑)。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ストレンジャー ’96 アメリカ

2009-04-22 | ミステリー&サスペンス
「知らない人と話をしてはダメよ」「知らない人について行ってはいけませんよ」
小さい頃、こう親に言われた人も多いはず。
この映画の原題は、『Never talk to strangers』である。

トラウマを抱えた精神科医のサラは、買い物中、トニーという男に声をかけられる。
警戒しながらもサラは、その妖しげな魅力をはなつ男に電話番号を教える。

トニーと付き合い始めてから、サラの周りで奇妙な事件が続いた。
最も信頼するはずの彼を疑うサラ。
探偵まで雇い、トニーの動向を調べさせる。
やがてショッキングな事実を聞かされたサラは、トニーの部屋を訪れると、ある驚くべき証拠を見つける。

罪を逃れるために、精神を病んでいると主張する場合もあるようだが、それは鑑定すればいずれはっきりすること。
しかし本当に精神性疾患から起こった事件であったとするならば、いよいよ厄介なことであるのは否めない。
何故なら、裁判員制度というものに我々が関わらねばならないからである。

サラは再び平穏な生活に戻る。
誰も彼女を助けられず、新たな犠牲者を出すはめになってしまうであろうことは、おそろしく残念なのだが・・・
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

女相続人 ’49 アメリカ

2009-04-17 | 文芸
相当な財産を相続するとなると、悪い気はもちろんしないだろうが、厄介であることは確かだろう。
それが一人娘であったら、もっとややこしくなってくる。
まして百年も前の話となれば、さぁ大変!である。

キャサリンは裕福な医者の一人娘。
内気で地味。
話術も上手くない。
そんな娘を父親は、美しく社交的だった、亡き妻と比較するのであった。

恋にも積極的になれないキャサリン。
伯母が何かと気遣ってはくれるのだが、なかなかチャンスは巡ってはこない。
そんな中、あるパーティで、モリスという青年と出会う。
モリスの熱烈なモーションにとまどい、恥らうキャサリンであったが、すっかり彼の虜になってしまう。

「あの男はお前を愛しているのか? 愛しているのは、お前の金だろう」
父の言葉に傷つくキャサリン。
シャイな彼女が、とうとうモリスと駆け落ちするとまで言い出す。
どっぷりとはまってしまったキャサリン。
彼女はモリスを信じるのだが・・・

身分違いの恋をテーマにした話は多い。
やはり当の本人たちもそうであろうが、聞くほうも燃えますからねぇ。
でもこの映画の場合、おおよその見当がついてしまったのが残念だった。
だって、モリス役がモンゴメリー・クリフトだったんだもん。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ブラック・レイン ’89 アメリカ

2009-04-10 | アクション
故松田優作の遺作となった本作品で、彼の鬼気迫る演技に皆が驚かされたことだろう。
アメリカ作品にしてはよくある日本の“ありえない”描写も気にならず、大阪という舞台を華やかに前に押し出し、トラック野郎さながらの派手さもつけてのサービスぶり。
リドリー・スコット監督は、よおく事前に勉強したのだろう。(仁義シリーズとか、よおく研究したんだろうなぁ。)

高倉健&松田優作、マイケル・ダグラス&アンディ・ガルシア。
これら日米俳優の顔合わせなど不可能に近いほどのキャスティングであった。
高倉の健さんと優作の名演技に、かのダグラスは、完全にくわれてしまっていたかのように見えた。
改めて、この二人の偉大さに気づかされた思いがした。

’80の『野獣死すべし』で、奥歯を抜いてまで役作りをした松田は、以降静かな演技が多かった。
サングラス、革ジャン、おちゃらけな彼を見ることが極端に少なくなってしまった。

ここでは病魔に襲われ、痛みに耐えながらの仕事だったそうだが、そんなことはみじんも感じさせないすごさだった。
圧倒的な精神力、気迫に満ちた激しい演技でこの作品に挑んだことは、松田優作らしくてよかったと思う。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加