アブリコのCinema散策

のんびり映画でも観ませんか

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天然コケッコー 2007年 日本

2010-01-31 | ドラマ
くらもちふさこ原作のコミックを映画化。
こうしたコミックを映画化、もしくはTVドラマ化するのがここ数年で非常に増えたような気がする。
原作と異なった、映画独自の要素を組み込むことも多く、それ以上に実写版となると、本来の画(え)のイメージから遠ざかってしまう危険性もあり、観るものの心をつかめるかどうか、なかなか際どいところとなる。
ところがこの映画は、そんな心配をよそに、原作どおりの良さが詰め込まれていた。

コミック自体はかいつまんで読んだぐらいなのだが、それでもあの雰囲気は十分に伝わってくる。
のどかな分校での様子。
そよと広海の甘酸っぱいような恋。
さわやかな空。
ゆったりとした田園風景。
個人的に〈そっくりで賞〉をあげるとすれば、小学1年生のさっちゃんでしょう(笑)。
絵からひょっこり出てきたかのようで、とっても可愛かった。

現実的にみてしまえば、所詮はコミックの中の夢物語なのだけど。
偶然にも、そよと同い年の男子で、しかもカッコよくて、そのうえ性格もよろしくて、そんな子が転校してきて、中3の修学旅行は二人きりの東京見物(二人きりといっても、もちろん引率の先生はいる)。
仲良く手をつないで歩いてたって、先生はニコニコしてなーんにも言わない。
普通なら、「手なんかつなぐんじゃなーい!」って、怒られちゃうけど。
なんかもう、先生といっても家族旅行みたいなんだよね。
分校の生徒たち(小、中学生合わせて7名)も、みんなきょうだいみたいだし。

雑踏の中の生活よりは、はるかに幸せだろうな。
観ていて、本当にうらやましくなった。
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ル・ディヴォース ~パリに恋して~ 2003年 アメリカ・フランス

2010-01-20 | ラブ・ストーリー
フランス人の夫シャルル・アンリと、アメリカ人妻のロクサーヌ(ロクシー)。
夫はロシア人の人妻に恋し、妻と娘をおいて家を出た。
夫が不倫をしてどうのこうのの話ならば、同国人同士だってよいわけで、あえて国際結婚のふたりに設定したのはなぜなのか。
そこがこの映画のポイントである。

異なる国同士の者が一緒になれば、両家の家族が身内になるのは必然であって、それこそ考え方や習慣も違うとなれば珍しく映る面もあり、おもしろくない部分も見えてくる。
ま、そう考えると、同じ国の中のふたりでも、育った環境が違えばそう思う事だってありますよねえ。

ロクシーは義母から、角砂糖を使わないのは変わっていると言われる。
義母が帰った後、流しに砂糖を捨てるロクシー。
「フランス女性は、角砂糖を(紅茶などに)入れるのが当たり前だと思っているのよ」と、妹のイザベルにボヤく。

イザベルは、姉の出産までのケアをするためフランスへやってきた。
姉と違ってわりと奔放な彼女は、彼氏と並行して、叔父の愛人にもなってしまう。
叔父といっても血の繋がりはないが(ロクシーの義母の弟)、身内には変わりない。
そこんとこ、よろしく(笑)。
相手が若けりゃ手を出すことで知られている、この叔父さん。
赤のケリーバッグで惹きつけ、エルメスのスカーフで「さようなら」がお決まりのパターンらしい。

明るい役が少ないナオミ・ワッツと、明るい役ばかりのケイト・ハドソンが演じた姉妹はなかなかであった。
なんやかやで丸く収まってしまうあたりは、ラブ・コメディのお約束みたいだけど、結構楽しんで観ちゃいました。
ただし、イザベルがエッフェル塔の上からしたことは、よい子は絶対にマネをしてはいけませんよ(笑)。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 2002年 アメリカ

2010-01-15 | 伝記
’64~’67に、偽造小切手を自ら作製して使い、多くの金を騙し取った詐欺師の男。
それがなんと、現役の高校生だったという実話を基にしたのがこの映画。
詐欺師フランクを演じたのは、もう“レオ様”とは呼ばれなくなってしまった、レオナルド・デカプーであった。

実際のフランクは当時、かなりフケめな高校生だったのだろう。
10も歳をごまかしてもバレなかったというのだから。
落ち着き払った堂々たる態度で、きっとハンサム(今でいうイケメンか)で、背も高く品位もあったのではなかろうか。
それだけ容姿も整っていて、しかも頭がよければいけるところまでいけたというのも納得がいきそうだ。

しかしフランクに扮したのが先述のレオナルドくんで、童顔の彼だと、どうも合点がいかないというか、これじゃあすぐにバレるでしょ?と言いたくなる。
パイロットや医者に化けても、「ボク、駄目でしょ、そんなの勝手に着ちゃあ」なんて叱られちゃいそうだが(笑)、みんなが騙されている。
ファンにとっては、彼のコスプレは嬉しい限りだったろうが(苦笑)。

フランクを追うFBI捜査官のカール。
彼を演じたのはトム・ハンクスだったが、今回のハンクスはよかった。
ホッとしました(笑)。
カールはFBIの手伝いをしてくれないかと、実刑中であるフランクを釈放させた。
小切手などの偽造に関する、するどい知識を買われてのことであった。

このフランクという人、その後は偽造解明に貢献し、かなりの報酬を得たという。
結局は人のためというより、FBIへの協力ということであって、どうも釈然としない。
「捕まえられるもんなら捕まえてみな」
世間を騒がせ、自分は本当の金持ちになるなんて、ちょっと世の中間違ってません?
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