アブリコのCinema散策

のんびり映画でも観ませんか

奥さまは魔女 2005年 アメリカ

2009-02-27 | ドラマ
個人的にも大好きな『奥さまは魔女』をノーラ・エフロン監督がどうアレンジしたのか楽しみにしていたのだが、だいぶ期待ハズレなものとなってしまった。
はっきりいって、これは失敗作でしょう。

“サマンサ役を演じた”イザベルにニコール・キッドマン。
これが10年前の企画だったら、メグ・ライアンだったろうな(笑)。
コメディエンヌではないニコールにとっては、ややイタかったか。
笑う場面でも目は笑っていないので、かなり無理していたのかも(苦笑)。

“ダーリン役に扮した”ダメ俳優のジャックにウィル・フェレル。
うるさすぎ(笑)。

往年の人気TVドラマをリメイクしようと、サマンサ役を探す。
ジャックの目にとまったのが、鼻を見事に動かすイザベルだった。
魔女役を演じるイザベルが、本物の魔女であることは知る由もなく・・・

設定は決して悪くはないと思う。
完全にリメイクせず、あえて新しく番組を作ろうとする中での物語だから。
だがどうもガチャガチャしすぎて、中盤の演出もシラけてしまう。
ニコールとウィルの息も合っておらず、どうもちぐはぐ。

“サマンサのママを演じた”女優のアイリスが、実は魔女だったということも中途半端だった。
イザベルのパパとはどうなったのか、どこぞの魔女なのか知りたかった(笑)。
作品としては、シャーリー・マクレーンやマイケル・ケインといった、俳優の重鎮に助けられたところが大きかったのではないか。
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インビジブル 2000年 アメリカ

2009-02-20 | SF
「もしも透明人間になれたらどうするー?」
男子と女子とでは答えが違ってくるだろうが、このての質問は、せいぜい中学生ぐらいまでだろう。
ということは、この作品はその程度の内容ということか?

だいたい視点が悪趣味である。
終盤はなんとかスリリングな方向へもっていってはいたが、人は透明になると、あんなにも不死身になってしまうものなのか。
『ターミネーター』とダブってしまうほど滑稽である。
炎の中へ落ちていくところも似ていたなぁ。

ケビン・ベーコンは、いつ頃から悪役に転じてしまったのだろう。
中盤以降は顔も出ず、犬神家の佐清のような風貌で、その後CGと化したままラストまで続行。
それでいいのか? ケビンよ!

〈人体の不思議展〉でも見ているような映像のすごさには圧倒されるが、やっぱり趣味の悪い作りでしょう。
ポール・ヴァーホーベン監督作品ということで、思わず納得。
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イギリスから来た男 ’99 アメリカ

2009-02-12 | ミステリー&サスペンス
服役中に、娘がロスで死んだ。
事故死と聞かされていたが、わたしはそれが信じられず、出所した今、真実を知ろうとロスへ飛んだ。

音楽プロデューサーのテリー・ヴァレンタイン。
娘はこの男と一緒に住んでいた。
やり手の彼には、うなるほど金がある。
だが本業の他に、裏でも金儲けをしていたらしい。
何故娘は死んだのか。
この男の口から直に聞かねば、本当のことは分からない。
わたしはやる。
どんな事をしてでも、奴の口から真実を聞くまでは。

英俳優テレンス・スタンプと、米俳優ピーター・フォンダの同い年同士の共演。
並べてみると、やっぱりピーターの方が若作りだった(笑)。
こうしたトップ俳優(だった?)の共演も、なかなかの見ものである。
テレンスといえば’94の『プリシラ』で、驚異的な存在感をまぶたに焼きつけられたため(笑)、今回見ていても、そっとヅラをかぶせて、化粧をほどこした彼を想像してしまった。

幼い頃から娘のことをよく知っているのが親である。
あの子はそんなことはしない。
他に理由があったはず。
真実を知った父親の、「あぁ、やっぱりあの子だ」と自分の中で確信できた瞬間(とき)、全てを認めることができるのだろう。

真実を知りたいと願う親は、まだまだ多い。
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ニキータ ’90 フランス

2009-02-03 | アクション
笑い方を忘れてしまうことほど哀しいことはない。

間もなく20才になるニキータは、警官殺しで終身刑を受ける。
しかし、その尋常でない彼女の行動に目をつけた政府の秘密警察は、ニキータを秘密工作員として新たな道を歩ませることにする。

ニキータを「葬り」、彼女はマリーという名のもと生まれ変わった。
コードネームは“ジョセフィーヌ”。

何度もこの映画は観ているが、観る度に、彼女への思い入れは深くなる。
恋人を愛する一人の女性でありながら、非情な暗殺者へと瞬時に切り替わらねばならないその心情を察するにはあまりある。
マルコと共にベニスを訪れた際も、楽しい気分が一瞬にして断たれ、任務を遂行すべく銃口を向けている間、彼女の目から涙がこぼれるシーンは切なさに押しつぶされそうだ。

23才の誕生日を祝うはずが、それが“卒業試験”であったというサプライズを、彼女は鮮やかに、慎重にその初任務を無事果たす。
このシーンは毎回、ドキドキしながら見入ってしまう。

後に、米映画『アサシン』としてリメイクされているが、どっちを先に観たかで好みが分かれそうだ。
ブリジット・フォンダよりは、断然アンヌ・バリローのほうが合っていたように思うが。
あと個人的に、カブリエル・バーンよりもチェッキー・カリョのほうがよかったし。
最初の奥さんだったアンヌ・バリローから、歴代の(?)妻や恋人を見てみると、ベッソン監督はどうも、スレンダーな女性が好みのようだ。
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