アブリコのCinema散策

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クリミナル・サスペクツ 2001年 アメリカ・ドイツ

2007-03-24 | ミステリー&サスペンス
600ドルでギャングの運転手を引き受けたレニー。
しかし、それが単なるパシリではないと気づくのに時間は要らなかった。

ド素人のレニー。
その世界に少しでも手を貸す“俺”とばかりに、マックィーンの『ブリット』を気取る姿が青臭い。
そんな震える手で銃を構えていたんじゃ、黒のタートルネックが泣きます(笑)
車を発進させる際、バックミラーをパシッと叩くレニーを見た捕われの身ジミーが、「ブリットか? マックィーンの」と訊く。
レニーの格好と仕草でそれと見定めた彼は、なかなかの映画通である。

700万ドルを強奪したジミーを誘拐したミルトン。
だが、レニーを雇ったこの男は、対立派(ジミー側)の車に轢き殺されてしまう。
運転どころじゃない・・・ おいおい俺はどうしたらいいんだ・・・
軟禁されているジミーとミルトンの頭(かしら)、それぞれが言うことに耳を傾けるのだが、どっちの言い分を信じればいいのか判らない。

裏切る者、裏切られる者。
裏切り者は、何度も人を欺く。
しかし、裏切られた事のある者は、同様のことを人に返したりはしない。
ジミーは如何に自分の口が堅いか、レニーに切々と語る。
さて、レニーは彼を信じるのか、それとも・・・

これは実話だそうだが、結局のところ、レニーはラッキーガイだったんだなぁ。 



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