貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

ラーツー2023秋

2023-11-07 08:08:08 | ER-6f
コロナ罹患で時間が空いてしまったが、10月の半ば過ぎにラーツーに行ったので残しておく。
山梨県南部町の“峠のラーメン”を目指したが、出発直前まで悩んだのは服装だった。予想最低気温を考えると冬装備だし、日中は暖かすぎて眠くなる。

富士山北回りの予定が、ふと思いついて南回りの箱根御殿場から富士山登山口をつなぐ県道で富士宮へ抜けた。
午前中に紅葉と思ったが時期尚早で、代わりに仙石原のススキが見応え十分だったので、まぁ良しとしておく。
富士宮から南部町へ抜けるR469は見事な酷道で意表を突かれたが、かつては国を跨ぐ間道だったような歴史でもあるのだろうか・・・

目的地到着は12:00頃。オッサン単車乗りが列をなしていたのは某掲示板の影響だったかも知れない。
素直に並んで待って出てきたのはこの一杯。
ラーショの様なこってり系で手打ちの縮れ麺が良く絡む。店主高齢とのことで、間に合って良かったというのが感想だ。

梅ヶ島林道を走りたいと思い続けているが、残念ながら静岡へ抜ける林道は軒並み通行止めで雨畑ダムと早川ダムを見に行ってみた。

雨畑ダムは日軽金が所有する発電専用ダムだが、堆砂率は90%を越え日本一とのこと。水が湛えられたダムのイメージは全く無く、見渡す限り土砂の広場だった。
滞積した土砂を取り出す工事が進められているが、これだけの土砂をどう処分するのか検討も付かない。
雨畑川沿いを通行止めの突き辺りまで走ると立派な滝が待っているが、私企業所有のダムで絶賛工事中だったせいか、のんびりくつろぐような雰囲気は無かった。

次は早川ダムへ向かったが、南アルプス街道と名付けられたK37がリニア工事の車両が行き交う綺麗な2車線道路で、ダンプのマナーも良く適切に譲ってくれて快走出来た。ガソリン残量が気になり始めた250kmを越えた辺りでようやく早川ダムへ到着。あまりダムらしくもないダムでダムカードの配布もないようだ。


帰路はフォッサマグナ露頭があるとのことで、そこへ立ち寄った。一見、何が何やら良く分からないが、立派な石碑があって理解は出来たが余りピンとはこない。

それより日が傾いて陰った谷奥からビュービューと風が吹き降ろしてきて、とっとと帰れと山の神に言われているようだ。


本栖湖へ抜けるR300は昔馴染みの峠だが改良が進んだものの頂上付近のヘアピンが連続する愉しい道は残されている。工事片側通行で車列の先頭に出たので、好き勝手に走れたのがラッキーだった。
本栖湖の湖畔から西日に映える富士山を見たいというのが南回りに変えた理由だが、肝心の富士山は既に残照に照らされた状態で遅刻だった。フォッサマグナの山の神はこうなることを見据えて早々の出発を促したのかも知れない。

本栖湖畔は外気温7度前後とかなり冷え込んでおり、ウインターグローブとダウンベストを着込んで帰路を急いだ。日が暮れたのも関わらず道志路はクルマが切れず、淡々と流れるだけの退屈な時間が過ぎる。宮ヶ瀬湖辺りでやや気温が上がってようやく一息つけた。

旅の仕上はさがみ野の“ささやん”というラーメン屋。
出汁感が強く旨みの強い塩ラーメンでスープも完飲し十分暖まった。コッテリ系はスープを完飲するのに罪悪感があって残してしまうが、ここのは躊躇無く飲めるのが有り難い。年々この手のあっさり系を欲する機会が増えている気がする。

走行距離:430km、燃費:24.4km/l

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