貴の備忘録

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キャットフードを考えてみた

2022-07-13 08:08:08 | 生き物たち
病気にさせてしまったのでフードに関して真面目に調べてみた。
今まではカルカンドライの下部尿路疾患対策用を混ぜてねこ元気やフリスキーを与えてきた。
400円/kgほどの最安価な部類でどこでも買えるし、食いつきも良い。この半年はねこ元気ばかりだった。



まず、ネコは肉食動物で動物性タンパク質や脂質の消化に長けていて、獲物に含まれる植物由来の栄養素で事足りるように進化してきた生き物だ。
ただ様々な栄養が得られる内臓から先に食べていて、身だけを食べているのではない。

より良いのはウエットフードで魚や肉が主原料で、そもそも植物由来の原料はあまり入ってない。元々獲物からも水分を得るのでウエットは水分が多いのも自然だ。
代償としてカロリーが低く、不足する栄養素やカロリーはドライを交えたミックスで補うのが理想だろう。
ただ取扱は厄介だし、我が家の猫どもはウエットには口をつけず、2回ほどトライして玉砕している。
画像はロイカナ

フードの善し悪しだが、原材料表示は多い順なので先頭が肉や魚が表示されるものが良いとされている。
安価なフードはもれなく穀物が先頭で、プレミアムフードとなるとまず穀物はトップにこないので目安にされやすい。
これは思い込みでもあって、獣医師が指定する療法食は穀物がトップなフードも珍しくなく健康維持には含まれる成分や比率が何より重要で、穀物が多いか少ないかでは無いということだ。

画像はドクターズケア

同様にグレインフリーというのが有るが、穀物の代替えに豆類を使ったものだ。穀物アレルギーを疑う状況では無い限り、グレインフリーに拘る必要が無い。

画像はピュリナワン下部尿路疾患対策用


成分はタンパク質、脂質、粗繊維、灰分、水分の百分比で記載されていて、百分比の残りが糖質だ。
タンパク質が30%以上、脂質との合計が高いものが望ましく、糖質が多いものは良くないとされる。安いフードはタンパク質が少ない傾向だが、安価なカルカンドライでも30%と達成しているので、両者迷ったときの目安程度に考えておけば良い。
総合栄養食を名乗るにはAAFCO(アメリカ飼料検査協会)が定めた栄養基準を満たす必要があって、大きく外れたものは無いはずだ。

画像はねこ元気


確実に不要なものは着色料で、猫は視覚で食欲をそそられる訳では無いので、飼い主に向けたアピールだ。抗酸化剤の類いも無いに越したことは無い。
こういったものはkg単価が上がって行くにつれ含まれなくなっていく。
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