右コーナーが嫌いだ。
昔から右が下手だったが、下り右コーナーの半ブラインドでガードレールと仲良くなった経験がある。
いや仲良くなったのは当時乗っていたGPz750だけで、私はガードレールにすら振られて崖下で意識を取り戻す憂き目にあった。某所で今なお囁かれる六甲山転落事件である。
事故よりコーナー進入から落ちた衝撃まですっぱり記憶が無いことが、右嫌いになった決定的な原因なのだ。
何が拙かったのか省みることすら出来ない。
復帰時はコーナリング全てが恐ろしくなり降りようかとまで思ったが、セコ道ツーリングを徹底敢行することで同行者にあまり迷惑をかけない程度には回復することは出来た。ただ、今でも右はしっくり来ない。
GPzのフロントタイヤに右端に鎮座するビバンダム君は、右嫌いの象徴として消耗することなく交換されてしまう。
先日なにげに本屋に入ったらライダースクラブにでかでかと特集されており思わず立ち読みしてしまったが、雑誌に特集されるほど一般的で有ることに改めて安堵しただけであった。
試しに”xコーナー 苦手”でググってみると、左 294,000件、右 334,000件ヒットした。
”左”でヒットしたサイトには”右嫌い派”の文脈にヒットすることが多いのに対し、”右”はそのものズバリでヒットする傾向がある。やはり右嫌い派は多い様だ。
右嫌いの原因は諸説色々あって、ナニが左曲がりに始まって、心臓が左論、効き手足論、ライディングは右脳運動だからと言うのまで有るようだ。身体論以外は、道路構造論か操作系配置論であろう。
どれも少しずつ当てはまるように感じるが、解はなかなか得られない。
嫌な物には自己解決できない理由を見いだして棚晒しにしたいものである。向き合って慣れるしかない。
サス調整後のDトラで走った時、不意にイメージ通り右コーナーを立ち上がることが有った。
おぉっ!と期待して次の右コーナーに挑むが、いつものようにどっちらけ。その後も変わらずだが、何かの拍子にす~っと曲がる。左に比べて遅いしバンク角も浅いが、左と同じリズムで曲がれたのは画期的な出来事だった。
そこでDトラには右コーナーレベルアップの使命を与えることにした。
ちゃんとタイヤを両端まで使い、それをGPzにフィードバックするという重大任務である。
GPzは、のっぺり曲がってどかんと加速する愉しみと逃げが有るが、Dトラはパワー不足なのでそれが出来ない。右も左も同じ様に走れたら単純に倍愉しくなるし、右だけタイヤが余るのはどうにも無様でもある。
現状はこんな感じ。まず、目標の左から。端まであと少し。
右はまだまだ余裕がある。
次にDトラを走らせるのが非常に楽しみだ。
昔から右が下手だったが、下り右コーナーの半ブラインドでガードレールと仲良くなった経験がある。
いや仲良くなったのは当時乗っていたGPz750だけで、私はガードレールにすら振られて崖下で意識を取り戻す憂き目にあった。某所で今なお囁かれる六甲山転落事件である。
事故よりコーナー進入から落ちた衝撃まですっぱり記憶が無いことが、右嫌いになった決定的な原因なのだ。
何が拙かったのか省みることすら出来ない。
復帰時はコーナリング全てが恐ろしくなり降りようかとまで思ったが、セコ道ツーリングを徹底敢行することで同行者にあまり迷惑をかけない程度には回復することは出来た。ただ、今でも右はしっくり来ない。
GPzのフロントタイヤに右端に鎮座するビバンダム君は、右嫌いの象徴として消耗することなく交換されてしまう。
先日なにげに本屋に入ったらライダースクラブにでかでかと特集されており思わず立ち読みしてしまったが、雑誌に特集されるほど一般的で有ることに改めて安堵しただけであった。
試しに”xコーナー 苦手”でググってみると、左 294,000件、右 334,000件ヒットした。
”左”でヒットしたサイトには”右嫌い派”の文脈にヒットすることが多いのに対し、”右”はそのものズバリでヒットする傾向がある。やはり右嫌い派は多い様だ。
右嫌いの原因は諸説色々あって、ナニが左曲がりに始まって、心臓が左論、効き手足論、ライディングは右脳運動だからと言うのまで有るようだ。身体論以外は、道路構造論か操作系配置論であろう。
どれも少しずつ当てはまるように感じるが、解はなかなか得られない。
嫌な物には自己解決できない理由を見いだして棚晒しにしたいものである。向き合って慣れるしかない。
サス調整後のDトラで走った時、不意にイメージ通り右コーナーを立ち上がることが有った。
おぉっ!と期待して次の右コーナーに挑むが、いつものようにどっちらけ。その後も変わらずだが、何かの拍子にす~っと曲がる。左に比べて遅いしバンク角も浅いが、左と同じリズムで曲がれたのは画期的な出来事だった。
そこでDトラには右コーナーレベルアップの使命を与えることにした。
ちゃんとタイヤを両端まで使い、それをGPzにフィードバックするという重大任務である。
GPzは、のっぺり曲がってどかんと加速する愉しみと逃げが有るが、Dトラはパワー不足なのでそれが出来ない。右も左も同じ様に走れたら単純に倍愉しくなるし、右だけタイヤが余るのはどうにも無様でもある。
現状はこんな感じ。まず、目標の左から。端まであと少し。
右はまだまだ余裕がある。
次にDトラを走らせるのが非常に楽しみだ。