坪木和久著 新潮新書
あまり聞きなれない気象用語であるが、今年の日本列島は九州地方の豪雨に始まって、それに続く東北・北海道の豪雨、台風が発生しなかった七月、最近の気象はこれまで経験しなかったことばかりで、実感できる。いや、今年ばかりではなく、そして日本ばかりでなく、もつと前から始まっていたようだ。
「激甚気象」という言葉は新潮社の編集部の造語だそうだが、著者の坪木氏はそれに十分応えたばかりか、それを肉付けし、実証し、さらに問題提起している。そして、これは日本だけではなく、地球全体の問題であることを気付かせてくれる。原因は解っている!。そして。その責任の一端は我々一人ひとりにあるのだ!
著者は2017年、日本人として初めて、航空機によるスーパー台風(ひまわり8号)の直接観測に成功した人。つまり、台風の「眼」の中に入った人!写真がある。
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