皇室はなぜ世界で尊敬されるのか

2019-06-17 09:03:45 | 日記

西川 恵著  新潮新書

主として平成天皇・現天皇による皇室外交のこれまでの経過について書かれている。
通常、皇室外交はマスコミには概要が報道されるだけで、詳細を知ることはあまりない。本書も十分応えているとは思えないが、それでも庶民のわわれが初めて知ったエピソードが紹介されている。
本書を読了してつくづく思ったのは、平成天皇御夫妻の「慰霊の旅」である。その努力と「誠意」はとてもではないが、政治家ではできないことだ。それと、外交のスケジュールである。ハードなのだ。頭が下がる。
昭和天皇、さらには他の皇族方の外交も紹介されている。皇室外交について改めて考えてしまった。