へんな星たち  -天体物理学が挑んだ10の恒星-

2016-07-21 09:21:22 | 日記

鳴沢信真也著   BLUEBACKS 講談社刊

久し振り(多分4~5年)で天体物理学の本を読んだ。観測機器や観測技術の発達で、思いもよらない事が発見されていることに驚いた。
本書はそうした成果の中から奇妙な10の「恒星」を取り上げたもの(いくつかはカラー写真で見ることが出来る)。目次を列挙してみる。イナバウアーする二重円盤プレオネ、核のゴミ捨て場?プシビル星、彗星もどきミラ、宇宙ダコ・かんむり座R星、規格外一角獣座V838星、かつての天の川№1竜骨座イータ星、蚊取り線香WR104、恋人たちの熱いキス・おうし座V773星、ひょうたん?ケフェウス座VW星、幽霊星?御者座イプシロン星。タイトルがユニーク。私が驚いたのはミラ。どう見ても彗星、恒星とは信じられなかった。
とても面白い。ただし、最近都会では星座が見られなくなったという記事を読んだ。多分、天文台かプラネタリゥムでしか見られないのかな?  でも明るくなく、空気が澄んだ所ならば見られるかも…。