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新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「セガンティーニ ―光と山―」展を観た。日本では33年ぶりの開催になるそうだ。この春に開催される予定が、東日本大震災のため延期になっていた。年末に近いこの時期に開かれることになったようだ。12月27日までと開催されるとなっていたので、休暇が取れて、行ってきた。アルプスの山々に抱かれ41歳の若さでこの世を去ったセガンティーニの色々な側面を見ることが出来た。
セガンティーニの画法は短いタッチの色で画面を埋めていく分割法という絵画技法で、分割されている細かな色彩が離れて見ると混ざり合い、明るい発色になるという。細い線を並行に並べた形で、点描法に通じるが、「櫛で描いたようなタッチ」はイタリア独自のものである、ということである。《アルプスの真昼》のような、アルプスの強烈な光に包まれた大自然と人と羊が浮かびあがってみえる。
このようにジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-99年)は、アルプスの風景を描いた画家として知られているが、それだけではない。
生まれ故郷であるイタリアで活躍した初期は、フランスの画家ミレーに影響を受けた農民生活などを題材にした作品を多く描いている。やがてスイスのアルプスに魅せられ、澄んだ光を求めてより高い山地サヴォニンに転居しながら、雄大なアルプスを舞台にした写実的な作品に取り組む。新印象派風の明るい色彩技法もこの頃に確立した。さらにより高地となるエンガディン地方マローヤに移り住み、エンガディン地方やブレガリア谷の山々に囲まれた谷を舞台に、象徴主義的な母性・生・死などのテーマを融合させながら、多くの代表的な作品を描いた晩年。それぞれの時代から厳選した作品や、肖像画、自画像などの作品を通して、今回の展覧会は、画家の全貌を紹介する回顧展となっているとのことである。なかなか見応えのある作品が並んでいた。この美術館にはゴッホの「ひまわり」なども展示されていた。満足して美術館を出る。
セガンティーニの画法は短いタッチの色で画面を埋めていく分割法という絵画技法で、分割されている細かな色彩が離れて見ると混ざり合い、明るい発色になるという。細い線を並行に並べた形で、点描法に通じるが、「櫛で描いたようなタッチ」はイタリア独自のものである、ということである。《アルプスの真昼》のような、アルプスの強烈な光に包まれた大自然と人と羊が浮かびあがってみえる。
このようにジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-99年)は、アルプスの風景を描いた画家として知られているが、それだけではない。
生まれ故郷であるイタリアで活躍した初期は、フランスの画家ミレーに影響を受けた農民生活などを題材にした作品を多く描いている。やがてスイスのアルプスに魅せられ、澄んだ光を求めてより高い山地サヴォニンに転居しながら、雄大なアルプスを舞台にした写実的な作品に取り組む。新印象派風の明るい色彩技法もこの頃に確立した。さらにより高地となるエンガディン地方マローヤに移り住み、エンガディン地方やブレガリア谷の山々に囲まれた谷を舞台に、象徴主義的な母性・生・死などのテーマを融合させながら、多くの代表的な作品を描いた晩年。それぞれの時代から厳選した作品や、肖像画、自画像などの作品を通して、今回の展覧会は、画家の全貌を紹介する回顧展となっているとのことである。なかなか見応えのある作品が並んでいた。この美術館にはゴッホの「ひまわり」なども展示されていた。満足して美術館を出る。
これいいですね!
半年くらい前に静岡市でこの展覧会やってましたよ。NHKの地方ニュースで見ました。
結局、観に行く機会がなかったんですが。
つばささんは、本物を見ることができてよかったですね♪
山好きならつい足が向いてしまう展覧会ですね。近くで開催されて、見ることが出来てよかったです。寄席にもまた行きたいです。