ゆうやは、口に入れたものはなんでもバリバリと噛み砕いてしまいます。
小さい頃、飴を口に入れたらすぐに噛み砕いて食べていました。
噛み砕こうとするとき、謝って飴がつるりと喉に落ちてしまうことが何度かありました。
そこで、飴を食べるときは、いつもあらかじめ小さく砕いてからゆうやの口に入れるようにしていました。
あるとき、フジヤのペロペロキャンディーが店頭に並んでいるのを見つけました。
ああ、懐かしいと思いながらペロペロキャンディーを手にしました。
私が幼いころは、よくこのペロペロキャンディーを舐めていたなあと思い出し「そうだ!ゆうやにも試してみよう!」と思いました。
早速何本か購入し、帰宅してからゆうやに試してみました。
「いい?噛むのではなく、舐めるのよ。」
「はい。」
ゆうやの口にペロペロキャンディーをそっと入れるや否や、ゆうやはかぶりついて奥歯で噛もうとしました。
「違うよ、ゆうや。」
バリッ!
ああ、遅かりし~。
ペロペロキャンディーはゆうやの歯で割られてしまいました。
ゆうやは、割ったかけらを美味しそうに噛み砕いて食べていました。
そんなこんなで、ゆうやは飴を舐めるということを今まで全くできていませんでした。
一昨日、カリフォルニアの友人と会った際、ゆうやにと棒付きキャンディー「LOLLYPOPS」をお土産にもらいました。
帰宅して、再び挑戦してみました。
バニラ、チョコレート、カフェラテ、バタースコッチ味があり、アメリカでは大人も楽しめるリッチな味だと評判だそうです。
ゆうやはバニラを選びました。
さあ、舐めてみようねと、私はゆうやの口にバニラ味のキャンディーを入れました。
ゆうやにいくら説明しても、ゆうやはやっぱりがぶっとかぶりついて、噛み砕こうとしました。
ところが、この「LOLLYPOPS」は、まったくびくともしません。
なかなか手強いキャンディーです。
ゆうやは何度も噛み砕こうとしましたが、とうとう噛み砕くことはできませんでした。
そのうち、顎が痛くなったのか、噛み砕こうとする行為をしなくなりました。
あら~いつの間にか舐めることができるようになっています。
すご~い!
ゆうやは、約20分そのキャンディーを舐めました。
それでも、まだ半分ほど残っています。
友人の御蔭で、ゆうやは生まれて初めてペロペロキャンディー体験をすることができました~。
ゆうやもとっても嬉しそうにしていました。
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