ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

障害のある子の漢字学習

2011-04-15 01:03:40 | 日記
ゆうやは難しい漢字を読む事が出来ません。

小学1年生の時に担任だった先生が、それはそれは根気よく漢字を教えてくださいました。
その先生の教えてくださる方法がゆうやに合っていたのでしょう。
小学1年生の時に習った漢字は、今でも覚えているようです。

ところが、小学2年生以降、学校で習う漢字が殆ど頭に入りませんでした。
私も家庭で一生懸命何度も何度も教えたのですが、一向に覚えられませんでした。

いったい私達と頭の回路がどう違うのか、我が子ながら理解に苦しみました。

ゆうやは書くという行為ができません。
私は小学生の時、書いて字を覚えました。
書くことができないと、覚えにくいのでしょうか。

中学校に入り、今度は先生がパソコンでの文字入力を教えてくださいました。
簡単な作文が入力できるようになり、ゆうやの語彙が圧倒的に増えました。

現在、高校3年生になりましたが、高校生になってからは読める漢字の数が減ってしまいました。
特別支援学校での勉強量は、中学校で勉強していた量に比べるととても少ないので、忘れてしまったようです。

ある日、外出した時のことです。
ホームで待っていると電車が入ってきました。

「お母さん、急行が来たよ。」
「どうして急行が来たって分かるの?」
「ほら、急行って書いてあるよ。」

ゆうやは「急」という文字を読むことができなかったはずです。
でも、「急行」と2文字になると読むことができるようです。

1つ1つの文字としてではなく、絵や記号として文字をとらえているのだと思いました。

最近、そのようにして読めるようになった漢字がまた少しずつ増えてきました。
鉄道関係の漢字はだいたい認識できるようになっています。

先日は英単語も読んでいたので驚きました。
その英単語は、普段使用しているタオルに織り込まれています。

ゆうやは、脳が3分の1欠落しているから、通常とは違う思考回路を使用しているのかもしれません。
ゆうやの学習のキーポイントは、生活に密着したところにあるようです。

小学校で習う漢字が読めるようになるというのが、今後の目標です。



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コメント (2)