生活介護事業所見学に行ってきました

ゆうやは今学期から高校３年生になります。
いよいよ特別支援学校卒業後の進路を決める年となりました。

２年生の３学期にいくつか事業所を見学しました。
あと２カ所見学に行く予定だったのですが、直前に転倒事故が起きましたので春休み中に行くことになりました。

今回見学に行った生活介護事業所は、家から３０分程度で行けるところです。
私達が到着した時には、すでに午後の活動が始まっていました。

利用者は、まず入り口で靴を脱ぎ、上靴に履き替えています。
車椅子の利用者はどうするのかな？と思って見渡すと、車椅子利用者はひとりもいませんでした。

「あれ？」

学校の先生から紹介をして頂いたので、身体障害者も受け入れてくださるはずなのですが、、、。

中へ入ってみると、利用者の方々は、楽しそうに音楽に合わせてお手玉遊びをしていました。
全員知的障害者の方でした。
身体障害の方もいらっしゃるそうなのですが、ゆうやのような重度ではなく、自分で自分のことができる軽度の方のようです。
活動内容もダンスやカード遊びなど、体を使用することが多いそうです。

責任者の方が言いにくそうにおっしゃいました。
「すみません。うちは、スタッフも殆ど女性なのです。ゆうや君のトイレ介助など難しいと思われます。それに、送迎が出来ないので、自力で来て頂くことになります、、、。」

う～ん。

生活介護事業所への送迎は「ヘルパーさんの利用が出来ない」と、法律で決まっています。
ここでも矛盾した法の壁が立ちはだかりました。

残念ながらここに通うのは無理なようです。

最後に責任者の方から素敵なお話を伺いました。
「うちの主人も頸椎損傷して手足がぐにゃぐにゃになったのですが、リハビリを頑張って自分で歩けるまでになったんです。医者からは奇跡だと言われました。ゆうやくんも頑張ってくださいね。」

この事業所とはご縁がありませんでしたが、最後に伺ったお話に新たな希望の光を頂きました。
よ～し、リハビリをコツコツ頑張りましょう！

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