昨日はとても温かくいい天気でした。
午後から久しぶりに足漕ぎ車椅子に乗りました。
いつものように、マンションの下で車椅子から足漕ぎ車椅子へと、ヘルパーさんに手伝って頂いて乗り換えました。
ペダルに足を入れてしっかりベルトを留めます。
ヘルパーさんにハンドルを握らせて頂いて、手を添えて頂きました。
さあ、出発です！
ペダルを回すゆうやの足はスムーズに動いていました。
転倒する前は、スピードを上げる際、非常に力んで突っ張った姿勢になっていましたが、この度は比較的力を抜いてペダルを回せています。
なかなか順調な滑り出しです。
途中、とても早く足を回転させていました。
自分でも、どこまでできるか試していたのでしょうか。
思いのほか上手に乗りこなせている様子を見て、ヘルパーさんも私も感心しました。
いよいよ大通りにさしかかったとき、ゆうやが「次の信号を待ちます。」と言いました。
「まさか、一気に渡ろうとしていない？」と、私はゆうやに尋ねました。
ゆうやは、ふふっと笑いました。
信号が青になりました。
ゆうやは一生懸命漕ぎ出しました。
ヘルパーさんも「１、２。１、２。」と声をかけてくださいます。
大通りの８割ほど渡ったあたりで、歩行者信号が赤になってしまいました。
が、ゆうやは止まる気配がありません。
「え？渡り切るの？」
ゆうやはぐんぐんペダルを回して、とうとう大通りを一気に渡り切りました。
ちょっと無茶をしたけれど、ゆうやは頑張って満足そうでした。
足も上手に回転させることができてよかったです。
久しぶりの足漕ぎ車椅子に乗れて、ゆうやは大満足のようでした。
あとは、手の指でしっかりハンドルを握ることができるように努力をしていきたいと思います。
これからのリハビリで、ゆうやもきっと伸びていけることでしょう。
嬉しい４月のスタートとなりました。
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