猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

『微力』ながら力強く。

2008年06月11日 15時36分46秒 | ゴンザも隣人!?

そういえば先日.....

スーパーでこんなものを見つけたので、買ってみました。

 

財政難に喘ぐ夕張を応援する、その名も『夕張応援豆腐』

 

『夕張応援豆腐』と名付けられたこの商品。

その売り上げの一部が、『幸福の黄色いハンカチ基金』の義援金として、
夕張市に送られるらしいのだけど、
そういえば市が、「売れるものはなんでも売る」と、
大々的に色んなものをオークションにかけていたのも記憶に新しい。

かつては炭鉱の町として栄えた夕張の地名の語源は、
アイヌ語の「ユーパロ」(鉱泉の湧き出るところ)だとか。

財政難に陥るまでには色々な経緯があったのだろうけど、
結局、一番のあおりを食らうのは、いつも庶民。
(成人式のときとか、本当にかわいそうだったよね。
 手作りで頑張ったぶん、一生思い出に残るとは思うけど)

っつーことで、夕張、頑張れ。

 

「頑張れ!夕張!」
この人も応援してます。
.....しかし、ゴンザよ。
なぜそれほどまでに力強いポーズ?(笑)

 

ちなみに肝心のお豆腐のお味ですが、なかなか美味しいよ♪

コメント (8)
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暗くなるまで待って。

2008年06月09日 22時09分56秒 | お出かけ

ジメジメとうっとうしい梅雨空の合い間を縫って、
意外にも晴れたこの週末。

我が家では、私の風邪が回復傾向にあることもあって、
にんにくやたまねぎの収穫をしたり、ある場所へ出かけてみたりと、
忙しくしておりました。

 

ラズベリーの収穫、はじまりました♪

 

天気予報では『雨』だった日曜日。

退屈のあまり、
「降り出さないうちにクルクル寿司でも食べに行こう!」と、
自転車にまたがったのは、確か午後も2時を過ぎた頃でしょうか。

 

ところでこのきれいな花、なんていうのかな?
みなとみらいの建設現場(空き地)にたくさん咲いてて、
あの殺伐とした雰囲気を和らげてくれています。

 

このところの長距離移動に比べれば、
ほんの道草程度の距離を移動し、お寿司にありついた二人は、
「帰り道、自転車を漕げなくなったら困るから」と、
ほどほどの腹具合で店を出て、空を見上げたのでした。

 「.....あら、いい天気♪」

 

突如の目的地変更!そして、ご飯の後には甘いもの(笑)
と、いうわけで、元町でショコリキサー♪
二人で半分こ~。

 

.....と。
こうなればおとなしくしていられないのが我々のサガ(笑)

本来であればまっすぐ家に帰るはずが、
二人の目指す先は、なぜか、本牧・三渓園に変わります。

 

目指すはここ、三渓園!

 

そう、「ご飯食べたらすぐに帰ってくるからね」というちゃあことの約束は、
こうしてあっさりと破られ(ゆるしてちゃあこ~!)、
我々は少々の罪悪感を覚えながらも、自宅とは逆の方法へ、
自転車のハンドルを向けたのでありました。

 

そういえば、その三渓園の手前では、こんなものを見ました。
「ずいぶん無理矢理斜面を固めてるなぁ」と思ったら、
それは斜面ではなく。

いわゆる、崖の中に窓のない『地下階』を何層も作り、
「地上三階(二階?)建てです」と無理矢理言い張る手口っぽいですね。
これ、同じ横浜市内の違う区でもものすごい問題になってたけど、
こんなの許してるの横浜市だけなんじゃないの?
っつーか、住みたいか?こんな物件(笑)

 

いえ。
この日なぜ、午後の晴れ空を目にして我々が三渓園へ向かったかというと、
それはこの週末にそこで、『蛍の夕べ』が開かれるのを知っていたからです。

生糸貿易で財を成した原三渓によって開かれたこの公園では、
今も園内で蛍の姿が見られるために、2週にわたって、週末だけ開園時間を延長し、
その姿を広く来園者にも公開してくれているのです。

 

「おっ!飛行船だ~♪」
三渓園に近づくと、コイツがゆったり上空を飛んでいました。

そして、入り口手前で出会ったこの子は、まだ生後五ヶ月の女の子~♪
好奇心いっぱいで、ちょっとはにかみ屋さん&しっかりカメラ目線(笑)
「うう、ちょ、超かわいいっ!」
ちなみに彼女を連れてたお父さん、
「アップもいいけど全身を撮ったほうがもっと可愛いよ~」と、
自慢の娘さんのようでした(笑)
そりゃあ、こんなに可愛いんだもの、自慢もしたくなるよねぇ♪

 

そう.....
私が自然の中の蛍を見たのは、もう30年も前のこと。

今では彼らが棲む事の出来る清い流れはその多くが失われ、
こういった催しでもなければ、その姿は見ることもかないません。

 

揺れるハナショウブに暮れゆく三渓園

 

我々が公園の門をくぐってしばらくすると、
暮れゆく三渓園内は、私と同じ思いを抱いた人の波で、
次第に埋めつくされていきました。

 

この小さなせせらぎに蛍が集まります。
そして、蛍以上に人も(笑)

 

と。

小さなせせらぎのほとりで、ひとつぼんやり光る、淡き幻想。

それは次第に数を増し、空中を漂い、交差したり踊ったり。

思った以上に多くの蛍が舞い飛ぶその光景には、老いも若きも息を呑み
あちこちから歓声が沸きあがります。

 

.....あ。
蛍だけでなく、三渓園にはこんな子もいます~♪
この子を撫でてるお兄さんは、自分の足にこの子の足が乗ってるので動けず、
うれしそうにずっとこうしていました(笑)

 

これには、生まれて初めて蛍を見たゴンザも、感動のあまり声を失い、
その後何度も、「来てよかった。erimaちゃんありがとう」と、
繰り返し呟いては、言葉が続かない様子。

成虫になってからの蛍は食べ物は一切とらず、
ただ恋をして、子孫を残して死んでゆきますが、
儚くも激しい、虫の一生は、私たちの心を大きく揺さぶります。

 

「蛍ばっか見んと、ワシも見て~!」
園内の大きな池にはカメもいっぱい。
手を伸ばすとエサをもらえると思うのか、
めいいっぱい首を伸ばして口を開ける様子が可愛い(笑)

 

淡くも鮮烈なその光は、命の爆発そのもの。

私の足元で座って蛍を見つめる女子中学生は、隣にいる友達にこう呟きました。

「帰りが遅くなってお母さんに叱られるだろうけど、来てよかった。
 .....これはまだ帰れないよね」と。

......その気持ち、忘れないで。

 

睡蓮は泥の中から美しい花を咲かせるんだよね。

 

世の中には、まだまだ大切なことがいっぱいある。

たとえば時代に閉塞感があっても、たとえば大きな夢は持てずとも。
その素直な心があれば。
蛍の帰ってくる場所があれば。

生きることの喜びを、人は感じられる。

 

こちらも生きる喜び。
美味しいお団子~♪
(手前がおろし醤油・向こうが黒蜜きなこ~)

 

中学生の呟きに、すっかりうれしくなった二人はその場を後にし.....

目の前で飛び交う蛍の幻想を目に焼きつけたまま、
感動覚めやらず、家路を辿ったのでした。

「ちゃあこ、ただいま~♪」

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わけわからん。

2008年06月08日 03時49分50秒 | 日記

風邪もだんだんよくなってきて、
色々写真も撮ったので更新しようと思ったけれど。

色々書いてみたけれど。

途中でなんだか何を書いているかわからなくなってきたので中止(笑)

ボーっとしているのはいつものことだけど、
これほどわけがわからなくなるのは珍しい。

なんか、もともと理解力のない脳が、テコでも動かないって感じ。

 

 

っつーことで、今日は写真だけ。

にんにく、収穫したんだよ~♪

 

* ぶっちゃんとちびくんのお誕生日を祝ってくださった皆様へ *

温かく優しいお祝いの言葉を本当にありがとうございます!
頂いたコメントへのお礼とお返事、早くしたいのですが、
何せこんな脳ミソの状態でそれを書くことは
かえって失礼と思いますので、もうしばしお待ち下さいませ。
勝手言ってすみません。

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ハタチの誕生日。

2008年06月06日 05時23分20秒 | 猫たち

今年も6月6日はこの写真。

 

今から20年前。

ぶっちゃんとちびくんは生まれました。

 

小さな廃バスの下にいた子猫ちびたが成長し生んだ、小さな小さな仔猫。

 

ぶっちゃんは11歳と2ヶ月を。
ちびくんは17歳と9ヶ月を精一杯生き抜き、
多くのものを残して空へ旅立ちました。

 

そして今も、私たちは共にあります。

.....いつも一緒。

私たちは、いつも一緒。

 

生まれてきてくれてありがとう。

共に生きてくれてありがとう。

 

そして、お誕生日おめでとう。

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切ってつないで引っこぬいて。

2008年06月05日 03時03分44秒 | ガーデニング

バラの挿し芽をしている鉢から、
正体不明の芽が出たのはいつのことだったか。

 

こちら先日撮影の神代植物公園のバラ。

 

鳥が落し物をしていったのか、
うまく土の表面が見えている部分に頭を出したそれは、
思いのほかものすごい勢いで生長し.....

また、思った以上に葉や丈を伸ばしたので、
私はそれを引き抜くことによりも、
その正体が何なのかのほうに気をとられてしまい、
そのまま、『放置』という名の、消極的な栽培を続けてしまった。

 

こちら温室で見た睡蓮。
美しい。

 

やがて、それは小さな蕾をつけ、
気づけば非常に愛らしい、白い花を複数咲かせた。

私も、さすがにここまでくれば、その正体もわかるだろうと、
雑草図鑑にネットにと、思い当たる特徴と照らし合わせ、
そいつの名前を調べ始めたのだった。

.......と。

あっさり見つかったその植物の名は、『イヌホオズキ』だというのがわかり、
それは非常に一般的な雑草であることが判明した。

まあ、雑草であることは、その生長の途中で半ばわかっていたし、
私は雑草と呼ばれるそれらの花が結構好きだから、それは問題ないのだが、
さらに詳しい情報を追ってゆくと、イヌホオズキは全草に毒を持つ事がわかり.....

私は焦って「これはちゃあこに万が一のことでもあったら大変!」と、
すぐにそれを引き抜き、厳重に袋に入れ、廃棄せざるを得なくなった。

 

さて、こちらがそのイヌホオズキ。
白い可愛い花を咲かせますが、
全草にアトロピン、ソラニン、サポニンを含む毒草です。

 

なんでも、イヌホオズキは秋に小さな実をつけるのだそうだが、
鳥はそれが毒を持っているのを知っているので決して一度にたくさんは食べず、
それゆえ、こうして遠い場所まで確実にタネが届くらしいのだ。

なるほど......
いつのときにも、植物はしたたかで賢い。

自分の毒への耐性が、どれほどのものか知っている鳥も。

それに、そういえば毒というのは、うんと薄めれば薬になるものが多いし、
実際このイヌホオズキにも含まれている毒、『アトロピン』だって、
多く医療に用いられているという。

 

こちら再び神代植物公園の温室に戻って.....
これはベゴニアの一種かな?

 

アトロピンの名の由来は、ギリシャ神話に登場する、運命の糸を切る女神
『アトロポス』だというが。

そのアトロピンがときに薬となって人の命をつなぎ、
ときに鳥の腹におさまって、意外な場所に花を咲かせて、
また命をつなぐと思うと面白い。

自然も人間も、奥が深いなぁ。

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