頑張れ棟田！

いよいよ始まりましたね、世界柔道。
これから連日、熱い夜が続きそうですが.....。
私、柔道って大好きなんです。それはなぜかというと.....。

実は私、小学生の頃、柔道やってました。
いえいえ、ほんの少しですけどね。習い事や塾は絶対嫌だと言っていた私が、初めて自分からやりたいと言って、道場に通ってたんです。
小さい頃から泣き虫で、男の子にいじめられてる自分が嫌で、いつか報復してやりたい、という、武道の精神からまったくかけ離れた不純な理由で（笑）
たぶん、この頃から私の性格は変わっていったんだと思うんですけど.....。
あれは、まだ母が家にいたときですから、たぶん小学校4年生頃でしょう。
道場に通うのが楽しくて楽しくて、ずっと続けたかったんですけど、なぜか突然、無理矢理辞めさせられてしまって。
あとで聞いたら、「体も女の子らしくなってくるし、これ以上は」って道場から言われたらしいんだけど.....あの頃は女の子で柔道なんてすごく珍しかったし。
でも.....
道場の掃除から始まって、礼儀、体力づくり。すべてが私にとっては楽しかった。
一緒に通っていた、私よりずっと体重の重い友人を肩車してのヒンズースクワット。延々と続く腹筋、腕立て。受身の練習。先生に投げられることだって楽しかった。自分より大きな人を投げる快感も.....。
あのまま続けていたらどうなっていたか。それはわからないけれど、きっと筋肉モリモリになって、いかつくなって（今でも充分筋肉質だけど）、まったく違う人生を歩んでいたかも。
人間、何がどうなるかわかりませんな。
ちなみに動機となった、報復ですが、小学校5年の時に成し遂げました（笑）
それ以来、一切、その男の子は私にちょっかいを出さなくなりましたが.....。
中学生の時かな。彼、シャレにならない悪い事して、どっかに入れられちゃったみたいです。

ところで皆さん。
外国人選手のするＪＵＤＯと、日本人のする柔道は違うと思いませんか？
ＪＵＤＯは格闘技。柔道は武道だと、私は思うんです。
柔よく剛を制すとか、礼節とか、根底に流れるものがね。
今回はその試合のたび、涙が出るほど私を感動させてくれる柔ちゃんが出場しないのが残念ですが、まぁ出産の方が大事ですからねぇ。

「小さいというのは言い訳に過ぎない」と、最高に格好いいセリフとキュートな見た目で私の心を捉えて離さない、棟田くん、頑張ってくれ～！

追記：残念ながら棟田君は決勝で敗れてしまいましたが...次があるさ。頑張れ！
＜写真は開港記念会館正面＞