今年も、この季節がやってきました!
そう、関東では11月は、酉の市のたつ月。
っちゅーわけで、またまたチャリチャリみなとみらいを通って......
「寒~い!」
世の中には、『三の酉まである年は火事が多い』という俗説がありますが......。
実はこれは、なんの根拠もないもので、
古くからあった『酉の市』の帰りに、亭主が吉原の遊郭に寄り道しないよう、
女房共が言い出したことなのだとか。
では、なぜ吉原なのかというと.....
下谷長国寺というところから独立した大鷲神社が、
吉原遊郭のすぐそばにあったことから大いに賑わった、のだそうで.....。
やってきたのは、南区は真金町にある、金刀比羅・大鷲神社。
そして、酉の市とで売る物といえば、
『商売繁盛・福をかき集める』という熊手です。
こちら、今年は、例年の「歩くのもままならないもの凄い人出」の教訓からか、
このメイン通りが一方通行になり......熊手を買うにも、
また、参拝、及び買い食いをするにも大きく回りこまねばならないシステムに。
声を枯らして叫ぶおまわりさん、ご苦労さまです。
で、実はこの神社。
多国籍で活気ある【横浜橋商店街】の裏というか、一角にあるわけですが。
おかげで、テキ屋系屋台以外の美味しいものもいっぱい。
っちゅーことで、まずは商店街に突入!
そこから攻めていきます。
まずは、商店街中ほどにある韓国食材店が出してたトッポッキを♪
見よ!300円でこのボリューム、辛くて甘くて美味~い!
【新横浜パフォーマンス】よ、ちっとは勉強して見習いたまえ。
そりゃあ、奥さんたちとしては、
「月に三度も酉の日があるんじゃ、
そのたび帰りに遊郭に寄られてたらかなわない!」
と。
「三の酉のある年は火事が多い」(危ないぞ~)
「三の酉まである年は吉原遊郭に異変が起きる」(早く帰ってこい~!)
そう、作り話をしたわけですな(笑)
お次は魚屋さんで、山盛り白子ポン酢を。
こちらは500円で、手っ取り早く確実に成人病に近づけます(爆)
しかし、これ、やはり魚のプロが手がけるだけあって、
絶妙のあんばいでとろっとろ♪もみじおろしとあいまって最高!
食わずにゃおれぬ~、祭だもん。
牡蠣もでかいよ~、200円。
で、この酉の市。
もともとは、新羅三郎義光さんという人が、
正覚寺さん(現・足立区)というところの大鷲明神さんを守り神として借りて、
戦に勝ったことから始まったらしく.....
大鷲明神さんが武門・武士の神様に→それがいつしか開運の神様
→人が自然に集まる→市がたつ、と。
まあ、こういう経緯だったのだとか。
(なるほど!酉の市が関東特有なのは、武士が多い地だったからなのね)
で、さらに商店街をどんどん進んで、出口より少し手前、
左側の細い細い路地に入る角のキムチ屋さんで、韓国海苔巻400円を。
(確かここでいつも売ってる青唐辛子の味噌漬けが美味いんだよねぇ)
これ、お姉さんがあったかいご飯を目の前で巻いてくれて.....
最後に丁寧にゴマ油をすりこんでくれて、「手で食べるのが一番美味しいよ!」と。
そして、そのままその路地を通って裏に回りこんだら......
お参りのため、行列に並びます。
ちなみに、なぜここに金刀比羅神社及び大鷲神社・酉の市がたったかというと、
ここが明治期に『横浜吉原』として高島町から移転してきた遊郭地だったから。
で、これ、もともとは、港崎遊郭(みよざきくるわ・今の横浜公園)にあった、
元亀楼(がんきろう)の主・佐藤佐吉さんが、商売繁盛を招来するよう、
その地に金刀比羅大権現を祀ったからだそうで......
さらにそこに、江戸吉原に倣って大鷲神社を勧請。
明治15年、遊郭の移転と共に全部がやってきた、というわけですな。
が、明治になって、『神仏判然令』ってのが布告されて。
お寺と神社が分かれなきゃならなくなったので、
前述した、『下谷長国寺から大鷲神社が独立』
と、こうなって。
それが吉原に近いもんだから、
吉原の縁起にちなんだオカメの熊手が売られるようになった、と.....
冒頭に戻りまして、
そんな、わかりやすいような、そうでないようなお話なんですな。
(あ、説明の仕方が悪いのか・爆)
お参りをしたら、昨年同様おみくじも。
ゴ「げっ、きょ、凶......」 e「あっ♪小吉~」
ま、こういうこともありますが、また頑張って、正直に行きましょう。
ゴンザのおみくじを結んで、お酉様にもう一度頭を下げたら。
再び美味しいものハント。
ま、物事というのは、時代と共に変化していくものですし、
昔は亭主の吉原への寄り道が心配された酉の市も、
今では家族連れや、恋人同士、友人同士等近しい相手と楽しむもの
なったわけですが......
その中でもなぜか、オカメの熊手が売られることと、「火事が多い」という俗説。
この、明治に入ってから生まれた二つが、
人々も理由をよく知らないまま、残っているというわけですな。
もう、人間は自分の興味のあることだけ覚えているという見本のような(笑)
やっぱりはずせないよねぇ。
青いパパイヤのサラダ『ソムタム』(400円)
こちらはなにやら得体の知れない(笑)
タイのおにいさん曰く「魚のフライ!」
これ、身はしまって美味しいんだけど.....ちょっと塩辛いかも~。
そして、お向かいの店のタイソーセージ二種(各200円)
手前は春雨が入ってて食感も絶妙♪向こう側は手前よりお肉っぽく。
どちらも少し酸味があって、うま味ぎっちり。
美味~い!また絶対食べたい!
説明してくれたタイのおねいさんも可愛くって親切だった~♪
しかし、今まで見た限り、タイの人って、みんな愛想がよくって素敵だよねぇ。
さすがほほえみの国!
ちなみに、吉原の大火があった明治44(1911)年は三の酉のない年だったそうで、
同じく、火事が多いといわれている丙午でもなかったそうですよ。
.....と、まあ、色々書いてみましたが。
要は、「土曜の夜、酉の市へ行ってきました」と。
ただ、それだけのことです(笑)
ちなみに持ち帰り用のスープも買いました(笑)
魚介がゴロゴロ入ったトムヤムスープは袋にた~っぷり入って400円。
すげ~ぞ、タイ!
だからって事かな? 毎年初詣に行くと、神社で「熊手」を買ってます。 なんか華やかでご利益ありそうな気が・・・。 確かに気だけです。
ゴンザさん凶だったのネ。 こりゃ~よく考えたらエライ強運の持ち主かも? だって確率からいったら貴重だもん。
我が家は、鎌倉の八幡様に七五三のお参りに行った時、息子二人が二人とも 凶 でした。
もうなんだか、可笑しくて、みんなで大笑いしました。
だって、子供の成長をお願いしに行ったのに・・・。
あっ そうそう、下の子は3歳だった。ゴンザさんと同じだからかな? 3歳児って、凶 引きやすいのかもしれないね。
大きな熊手。
見ると、なんか「いいなぁ♪」って思いますよね。
そういえばこのとき歩いていたら、「全部値段が書いてないじゃん!」って言ってるおばさんがいて...
一緒にいたおじさんが「これは値段を書かないものなんだよ。縁起ものなんだから」と、そう教えてあげていました(笑)
ご祝儀相場だから、すんごい高いんですよね~、大きいのって。
我が家では一度だけ、ちっちゃいちっちゃいヤツを買ったことがあります(笑)
で、おみくじですが、今回のゴンザは見事に凶で...
しかも書かれていたことが、今年起きた良くないことをすべて言い当ててて、ちょっとびっくりしました。
そして、「おみくじって、ひいてから、どれぐらいの期間、それが当てはまるんだろ?」なんて、真剣に考えちゃいました...
でも、そうか。
3歳児は凶を引きやすいんですね(笑)
ああ、なんだか、いなひこ様に優しい言葉をかけていただいて、とっても気が楽になりました。
いつも本当にありがとうございます。
それに、七五三で凶をひいた、いなひこ様の息子さんたちは、お二人ともとてもご立派に成長されているので、私も「いずれゴンザもいな太郎さんやいな次郎さんのように立派に...♪」と、なんだか希望に満ち溢れてきました。
子育て(笑)
頑張ります!