昨夜。
真夜中を過ぎ、日付が誕生日&結婚記念日に変わったころ。
一本のメールの到着を、携帯電話の着信音が告げる。
誰かと思い、開いてみれば、文面にはなにやら怪しげな指令。
このメールの差出人は、言うまでもなく、ゴンザなのだが.....。
不思議に思いながらも、メールの指示にあるとおり、ゴンザが草野球で使用する、お気に入りバットのケースを開けると、そこには一枚の紙。
そこで、またもや一枚の紙を見つけ、開いてみると、
またもや次の指令。
そのまま、次から次へとあちらこちらから出てくる指令書の言われるがままに狭い家中を、ゴソゴソと探ってゆくと.....。
さらに、美術書の中から、果てはトイレットペーパーの芯、はたまた冷蔵庫のチルドルーム、冷凍庫、靴の中、下着の引き出し、ちゃあこのご飯・爪とぎの下まで、延々と続く指令所の山!
そのあまりの枚数に、私は指令書の行き着く先が何であるかという疑問そのものよりも、
「まったくいつの間にこんなに隠したやら.....」
という感心のほうに気をとられてしまう。
しかし、探せば探すほど、その行き着く先にあるものへの期待が高まるのは、数多のトレジャーハンターの心理と同じ。
いよいよ指令も終わりに近づいたのを知らぬまま、最後の指令書を開けば.....。
そこに指し示された場所には、黒いひとつの箱。
どうやら指令書が示した場所は、私へのプレゼントのありかだったらしい。
宝探しの終わりに、ゴンザが凝らした趣向に大汗をかきながら、
指令書の山の上で箱を開くと.....
なんと、中に収まっていたのは、私が愛してやまない、美の極致。
ミリアム・ハスケルのコスチュームジュエリー。
チョーカーとイヤリング、そしてブレスレットが燦然と輝いていて.....。
ああ、なんて綺麗なんだろう。
しかし、実はそれを見た途端。
私は嬉しい気持ちと同時に、なんともゴンザに対して申し訳ない気持ちになってしまっていたことを告白せねばならない。
普段、自分の欲しいものは何ひとつ買おうとしないゴンザに対して、私はこれ以上何かを望む気持ちなど、さらさらないからだ。
プレゼントなどなくっても、充分幸せだから。
でも.....
ありがとう。
私の趣味を理解し、骨身を惜しまずプレゼントを探し、楽しい趣向を凝らしてくれる男。
仕事帰りには花束を抱え、
「おめでとう」と「ありがとう」を繰り返し言ってくれる、私にはもったいないほどのパートナー。
私が彼に、これからどれだけのことをしてあげられるかは、わからないけれど。
こんなに幸せにしてもらっているのだから、せめて、いつも笑顔で、ここにいよう。
真夜中の宝探しで見つけたものは。
ゴンザの限りない優しさと、私の中にある大きな感謝の気持ち。
.....そして、少しの切なさ。
ゴンザ。
いつもありがとう。
これからもずっとずっと一緒にいてね。
私の願いはただひとつ。
.....ゴンザとちゃあこがいつも、健康で楽しくありますように。
真夜中を過ぎ、日付が誕生日&結婚記念日に変わったころ。
一本のメールの到着を、携帯電話の着信音が告げる。
誰かと思い、開いてみれば、文面にはなにやら怪しげな指令。
このメールの差出人は、言うまでもなく、ゴンザなのだが.....。
不思議に思いながらも、メールの指示にあるとおり、ゴンザが草野球で使用する、お気に入りバットのケースを開けると、そこには一枚の紙。
そこで、またもや一枚の紙を見つけ、開いてみると、
またもや次の指令。
そのまま、次から次へとあちらこちらから出てくる指令書の言われるがままに狭い家中を、ゴソゴソと探ってゆくと.....。
さらに、美術書の中から、果てはトイレットペーパーの芯、はたまた冷蔵庫のチルドルーム、冷凍庫、靴の中、下着の引き出し、ちゃあこのご飯・爪とぎの下まで、延々と続く指令所の山!
そのあまりの枚数に、私は指令書の行き着く先が何であるかという疑問そのものよりも、
「まったくいつの間にこんなに隠したやら.....」
という感心のほうに気をとられてしまう。
しかし、探せば探すほど、その行き着く先にあるものへの期待が高まるのは、数多のトレジャーハンターの心理と同じ。
いよいよ指令も終わりに近づいたのを知らぬまま、最後の指令書を開けば.....。
そこに指し示された場所には、黒いひとつの箱。
どうやら指令書が示した場所は、私へのプレゼントのありかだったらしい。
宝探しの終わりに、ゴンザが凝らした趣向に大汗をかきながら、
指令書の山の上で箱を開くと.....
なんと、中に収まっていたのは、私が愛してやまない、美の極致。
ミリアム・ハスケルのコスチュームジュエリー。
チョーカーとイヤリング、そしてブレスレットが燦然と輝いていて.....。
ああ、なんて綺麗なんだろう。
しかし、実はそれを見た途端。
私は嬉しい気持ちと同時に、なんともゴンザに対して申し訳ない気持ちになってしまっていたことを告白せねばならない。
普段、自分の欲しいものは何ひとつ買おうとしないゴンザに対して、私はこれ以上何かを望む気持ちなど、さらさらないからだ。
プレゼントなどなくっても、充分幸せだから。
でも.....
ありがとう。
私の趣味を理解し、骨身を惜しまずプレゼントを探し、楽しい趣向を凝らしてくれる男。
仕事帰りには花束を抱え、
「おめでとう」と「ありがとう」を繰り返し言ってくれる、私にはもったいないほどのパートナー。
私が彼に、これからどれだけのことをしてあげられるかは、わからないけれど。
こんなに幸せにしてもらっているのだから、せめて、いつも笑顔で、ここにいよう。
真夜中の宝探しで見つけたものは。
ゴンザの限りない優しさと、私の中にある大きな感謝の気持ち。
.....そして、少しの切なさ。
ゴンザ。
いつもありがとう。
これからもずっとずっと一緒にいてね。
私の願いはただひとつ。
.....ゴンザとちゃあこがいつも、健康で楽しくありますように。