日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



連休明け20日、21日と、会津駒ケ岳に行ってきました。

平日登山の困るところは、交通機関が本当に不便なことです。
夜行のバスも電車もありません。
浅草発朝一番の会津高原尾瀬口方面の直通電車に乗るためには、
最寄りの私鉄の始発では間に合わず、早朝タクシーを予約し少し離れたJR駅の始発に乗ることにしました。

会津高原尾瀬口で降りると、登山客が10数名います。
連休を避けて行こうという人はやはりいるものですね~。
しかし、会津駒ケ岳登山口でバスを降りたのは、二人。
ほとんどの人は尾瀬(燧ケ岳)に向かうようです。

コース
会津駒ケ岳滝沢登山口~水場分岐~駒の小屋(泊)
~会津駒ケ岳~中門岳~駒の小屋~大津岐峠~キリンテ

バス停から登山口まで林道歩き40分。
途中道標に従って「近道」の山道に入り、再び林道に合流。
30分で着くことができました。
程よいウォーミングアップになりました。


車があればここまで来ることができます。
駐車場には自動車が20数台停まっておりました~。

いきなりの急登です。
木の根が張り出したり、大きな石や岩。
おまけに11時歩き出しは直射日光が暑く汗びっしょり。

ブナの林の緑がきれいです!

トンボがいっぱい飛んでいました。


お馴染みのお花ですが、やはりカメラを向けてしまいます。

マイズルソウ


イワカガミ


ミツバオウレン


アカモノ


ゴゼンタチバナ


チングルマ

水場分岐からしばらくすると稜線が見えるようになってきました。
苦しい登りも景色が開けてくるとまた力が湧いてきます。
それにしても暑い!

ようやく稜線上に小屋が見えてきました~!


しかし、近いようで遠い。
なかなか着きません。


もう少し!


ようやく駒大池に到着しました~。
駒の小屋はこのすぐ上にあります。
もうバテバテです。
そういえば、前回の山から何時の間にか1ヶ月近く経っていました~。

駒大池と会津駒ケ岳。
お目当てのハクサンコザクラ!
雪解けが遅く、駒大池でようやく開花とか。


しかし、ここのハクサンコザクラは色が濃い!





駒の小屋に宿泊手続きをします。
駒の小屋は完全予約制で30人の定員以上は泊めません。
この日の宿泊客は12~3名?
そして寝具はあるけれど素泊まり。
食事は自炊です。
私はいつも小屋泊りですが、自炊をしたことがありませんでした。
今回は1日ぐらい粗食でも我慢しようと、大した食料は持っていきませんでした。
他のパーティーが豪華に宴会でも開いていたらちょっとミジメかな~、と心配しましたが
この日は団体さんも無く、それぞれが気ままに静かに食事をしています。
ちょっと風はあったけれど、ベンチに出て火を焚き、
景色を見ながら食べる夕食はすごく新鮮でした。

夕方はガスが出て残念ながら星は見えず。
翌朝のご来光はどうかな?と心配しましたが、
素晴らしいお天気に恵まれ日の出を見ることができました。

東側、那須連峰の方面から日が昇ります。


標高が低い(2055m)せいか、いつも山小屋に泊ると起こる頭痛がなく
わりとよく寝られました。

軽く食事をして会津駒ケ岳山頂と更にその先の中門岳を目指します。


会津駒ケ岳山頂。
燧ケ岳がよく見えます。

中門岳に向かいます。
北側に下ると中門岳への気持ちのよさそうな道が続いています。


周りの山々が海の上に浮かぶ小島のようです。


どこを撮っても絵になる景色。


山頂からもうこんなに歩いてきました。
案外距離があります。


池塘の周りにはハクサンコザクラ、ワタスゲ、イワイチョウ。



イワイチョウ
葉っぱがたくさんありましたが、全部花が咲くわけではないそうです。


ハクサンコザクラはもっとわんわん咲いているのかと思っていましたが、
今年が不作なのでしょうか。
小群落があっちこっちにあるという感じ。

小一時間で中門岳に着きました。




もう少し先まで木道が続いています。
15分ほどでぐるりと一周できます。
ここまで来ると会津の山々もよく見えます。


燧ケ岳と至仏山の間に尾瀬ヶ原(白くなっているところ)も見えました。

中央の山は武尊山。

いつまでもここでまったりしていたい気分ですが、そうもいきません。
初めの予定では御池に下りるつもりでした。
駒の小屋から5時間のコース。
車で来る人が多いせいか、ピストンでまた滝沢登山口に下る人がほとんどです。
でもせっかくだから稜線歩きをして下ろうと思い、それにはあまりのんびりもできません。

駒の小屋に戻り、もう一度腹ごしらえをして出発しました。

男体山            日光白根山


燧ケ岳         至仏山



タテヤマリンドウ


ワタスゲの道。


会津駒ケ岳を振り返る。

大津岐峠に到着。


日光の山々や燧ケ岳を見ながら歩けるコースですが
小さなアップダウンがけっこう足に来ていました。
おまけに今日も暑い!
御池に下りるにはまだこれから4時間近く歩かなくてはならない。
ここからキリンテには2時間で下れる。
早朝こそ涼しくて快適でしたが、暑くてあつくて500mlのペットボトルを
もう半分以上飲んでしまいました。
これでは途中で水も無くなり絶対バテてしまうと思ってキリンテに下ることにしました。
もう十分山々の景色も堪能したし・・・。

キリンテからピストンした同宿の奥さんが
この道はとても歩きやすくていい道だと言っていました。
本当に、木の根の張り出しや大きな石、岩のほとんどない、いい道でした。
そして会う人もほとんどいません。
稜線で一人とすれ違い、下の方でランニングの人に追い越されました。
急なところもほとんどなく、なだらかで落ち葉の足にも優しい道でしたが、一ヶ所倒木でカープの道がふさがれたところがあり、手前に踏み跡がついています。
その代りに道のりは少し長くなりますが、
それでも大津岐峠から下山2時間かからず登山口に着きました。

沢に合流。
冷たい沢の水で顔と手を洗いのどを潤し、生き返りました。

小さな橋を渡ると5分ほどで国道に出ました。

キリンテのバス停はここから左(下り方面)へ少し歩きます。

会津高原尾瀬口駅から4~5分の場所に立ち寄り湯があるのを見っけ~。
二日間の汗をさっぱり流して帰ってきました。




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