ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

3分遅刻ですが、何か?

2019-02-23 11:28:02 | 日記
桜田トンデモ大臣が、またしてもドジをしでかした。衆院予算委員会に3分遅刻したという。
けれども、私が問題にしたいのは、そのことではない。私が問題にしたいのは、そのことに野党が猛反発して、国会審議を5時間もボイコットしたことである。
野党側の意図は解る。野党側は、叩きやすいこの大臣をボコボコに叩くことで、安倍政権の足を引っ張る腹なのだろう。

叩くための材料なら、どんなちっぽけなことでもよい、ということなのだろうが、「3分の遅刻」を口実に「5時間の審議拒否」をする、というような子供じみたやり方をすれば、国民の支持を得るどころか、逆に呆れられて、ますます国民の支持を失うことは、だれの目にも明らかである。そんな簡単なことすら判らなくなっているとしたら、野党はすでにステージⅣの末期症状だと言わなければならない。

今は昔、もう半世紀も前のことになる。私が大学の学部学生だった頃、文学部の教官は皆、判で押したように10分近く遅刻して教室に姿を現した。なんでも「アカデーミッシェス・フィアテル」と言って、アカデミー(つまり大学)では、フィアテル(つまり15分)遅れるのは、当たり前ということだった。だから「15分経っても教官が来なかったら、休講とみなしてよい」という暗黙の了解があったように思う。皆がのほほんと暮らしていた、古き佳き時代の話である。

今のように皆があくせくして、世知辛い時代には、「アカデーミッシェス・フィアテル」の佳き風習など、息も絶え絶えだろう。「3分遅刻」でボコボコにされるような世の中には、天邪鬼爺はついていけない。
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