ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

長崎祈念式典に米欧大使欠席とは

2024-08-08 10:04:26 | 日記
昨夜、NHKの「ニュース7」で次のニュースを聞いて、私は「これだ!」と思った。あすのブログは、このネタで行くことにしよう、と。こんなニュースだった。

長崎 平和祈念式典に米駐日大使欠席へ イスラエル不招待受け

9日の長崎原爆の日に行われる平和祈念式典に、アメリカのエマニュエル駐日大使が欠席することが明らかになりました。
関係者によりますと長崎市がイスラエルの駐日大使を招待しなかったことを受けた対応だということです。
イギリスのロングボトム駐日大使も同様の理由で参加を見合わせるということです。

(NHK NEWS WEB 8月7日配信)

それからしばらくして、夜中の12時頃だったか、私はもう一度「NHKニュース防災」のサイトを開いてみた。あすのブログをどう書くか、大まかな構想を練ろうと思ったのである。

ところがどうしたことか、このニュースはもう「NHKニュース防災」には見当たらなかった。NHKはきっとこのニュースを重視していないのだろう。でも、自分には実害がないからいいや、と思った。私はブログで取り上げる予定のネタ元を、「共有」の形でメールに保存している。

「長崎の平和祈念式典に米欧駐日大使が欠席」のニュースは聞き捨てならない、という私の判断は間違ってはいなかった。改めてそう思ったのは、けさの起きがけに「朝日新聞紙面ビューアー」を開いたときである。朝日新聞は第1面のトップにデカデカと次の見出しをかかげていた。

米欧6カ国大使、式典欠席へ 長崎市に書簡『イスラエル招かぬなら参加困難』

記事本文によれば、米欧6カ国の大使が長崎 の平和祈念式典を欠席するのは、「ロシアやベラルーシと違い、イスラエルは(イスラム組織ハマスの攻撃に対して)自衛権を行使している」との理由からだが、これが無理筋の言い掛かりであることは子供でもわかる。

イスラエルは自衛権の度を越えて、パレスチナのガザ地区に度重なる攻撃を加え、3万人を越える民間人を殺害している。人道( humanity )に悖(もと)るその行為が、平和を祈念する長崎の式典にはふさわしくないのだ。

長崎市長は米欧6カ国の大使に、はっきりこう言ってやればよい。
イスラエルのように、平気で非人道的な行いをする国は、ロシアやベラルーシと同じで、平和を祈念する我が長崎市の式典にはふさわしくない。イスラエルがパレスチナ・ガザ地区での虐殺行為をやめ、謝罪をすれば、我々はイスラエルの大使を招待することにいたしましょう、と。

だいたい、長崎に原爆を落として7万人を越える民間人を殺害したアメリカが、「イスラエルの自衛権」だなんて、ちゃんちゃらおかしくて胸くそが悪くなるぜ。

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