お疲れ様です。
12月も3分の1が終わりそうですねー。
というか、師走といいますから、忙しいことおびただしい。
まあ、毎日のように忘年会ですから、身体を壊さないようにのんびりやっていきましょう。
気がついラ、もう来年って話になるんだろうな。
さて、少し前の忘年会での話しでも、しましょうか。
その時は、仮名・・・イケメン貴島くん(29)、既婚の女性、御島さん(31)、ユキちゃん(28)で話していました。
「ゆるちょさん、この時期、毎日飲みで、大変そうですね」
と、イケメン貴島くんが言ってくれます。
「いや、それは各所で出会う貴島くんも同じじゃーん」
と、僕が返すと、
「いやあ、僕は毎日一軒ですから、毎日三軒はしごのゆるちょさんほど、大変じゃないですよ」
と、笑う貴島くんでした。
「ユキちゃん、久しぶり・・・一週間ぶりくらい?」
と、僕が聞くと、
「そうですね。そうですけど・・・ゆるちょさん、わたし、あんなに辛辣に見えてるんですか?ブログの記事、わたしの周辺では、すごい反響で・・・」
と、ユキちゃんが、少し微妙な表情で言ってくれます。
「ボルさんに意見されたり・・・わたし、普段、ゆるちょさんの前だと、やわらかい表情していると思うけど・・・それは仕事では辛辣になりますけど・・・」
と、ユキちゃんは笑顔で言ってくれます。
「ああ、そのことね・・・確かに貴島くんとも話したんだけど、ちょっとユキちゃんに関しては仕事の時のユキちゃんになってたかも、あの表現。ごめんね、ユキちゃん」
と、僕は素直に謝ります。
「いえ・・・ゆるちょさんが謝る程のことではないです。それはいいんです。ただ、ゆるちょさんにああ見られているのかなって、そこだけ・・・」
と、ユキちゃんはやわらかい表情で聞いてくれます。
「うーん、あれは筆が滑った感じだよね。僕はユキちゃんの仕事している時の本気加減が大好きで、辛辣な女性程、自分に自信がある仕事ぶりだから、そこが好きなんだ」
と、僕は説明します。
「それにさ、出来ない男性にしっかりと意見を主張出来るのも・・・ユキちゃんなりの考えがあるんだろ?実際」
と、僕が振ると、
「そうですね。最近の若い子達は、とにかく、リスクを取りたがらないので・・・それじゃ、全然成長出来ないって、わたしは言ってるんです。口を酸っぱくして」
と、ユキちゃんは説明してくれます。
「それでいて、変なプライドばかり高くて・・・俺はいい大学出てきたんだ、みたいな・・・でも、わたし思うんですけど、大学の質が落ちたなって最近感じてるんです」
と、ユキちゃん。
「どういうこと?質が落ちたって・・・」
と、僕は素直に聞きます。
「大学って、要は自分で勉強したい人間が、教官の助けを貰って、自分を好きに伸ばしてきた場所だと思ってたんです。それが最近は全然違う」
と、ユキちゃんは言います。
「どう違うわけ?」
と、貴島くんも興味津々です。
「なんて言うか・・・幼稚園並というか・・・要は手取り足取りして、大学をやっと卒業させてあげる・・・みたいな?教官がつきっきりで教えないとダメみたいな?」
と、ユキちゃんは辛辣に言葉にします。
「だから、学生側が勘違いしちゃうんです。言わば、ゆるちょさんの提唱するところの「俺偉い病」になって卒業してくる子が多いんです」
と、ユキちゃんは説明してくれます。
「え?そんなことになってるの?」
と、僕は驚いて、貴島くんを見ます。
「そうですね。それは薄々感じてたんですけど・・・ねえ、御島さん・・・御島さんは、若い子の教育係をやってるから、肌で感じるんじゃありません?」
と、貴島くんは、ベテランの御島さんに話を振ります。
「そうね。ユキちゃんの言ってること、ズバリ当たっているわね・・・」
と、テキーラ・サンライズを飲んでいる御島さんが静かに話し出します。
「今の大学のシステムって、人気予備校のそれみたいなもので、学生に人気のない授業をやる先生はクビを切られたりするのよ」
と、説明してくれる御島さんです。
「だから・・・予備校の場合は、学生達も、「希望の大学に受かる為にどの予備校教師が有能か?」という厳しい目で見るじゃない。だから機能するのよね」
と、御島さんは話してくれます。
「でも、一旦希望の大学に入れちゃったら、あとはどう楽して大学を卒業するか・・・4年という長いモラトリアムをどう楽しく過ごすか・・・そこに考えが集中しちゃうの」
と、御島さんは話してくれます。
「予備校時代とは天と地、月とスッポンよね。考え方が・・・だから、大学は決して予備校の真似をしてはいけないのに・・・文部省の馬鹿役人のおかげ、それは」
と、御島さんが説明してくれます。
「だから、教授の方も、学生側に媚びるようになっちゃって・・・だから、学生が鼻高々になっちゃって、勉強もあまりせずに、楽しい学生時代を過ごす・・・」
と、御島さんは話します。
「結果、中身が無くて使えない・・・それでいて、プライドだけはやたら高い「俺偉い病」の卒業生が多く排出される・・・そういう状況なの。今は、ね・・・」
と、御島さんは話します。
「結果、過去いい大学とみなされていた大学の学生は軒並み使えない「俺偉い病」ばかり・・・そういう状況になっているのよ・・・」
と、御島さんは説明してくれます。
「ま、うちの入社試験にも問題があると思うけどね」
と、御島さんは、テキーラ・サンライズを飲みながら、そんな風に説明してくれます。
「ゆるちょさんの学生時代はどうでした。端的に言うと・・・」
と、貴島くんが聞いてくれます。
「え?僕の時は、それはそれはスパルタンな場所だったよ。レポートは毎週6本くらい出てたし、それこなさないと有無を言わさず落第。消えていった友人が何人もいた」
と、僕は説明します。
「それでも、なんとか、能力を身につけたい一心で、がんばっていたから、なんとか、ボロボロになりながらも、促成栽培されたかなあ」
と、僕は説明します。
「とにかくビシビシ鍛えられたよ。「鉄は熱いうちに鍛えよ」は本当のことだよ。僕はガキが出来たら、徹底的に鍛えるつもりだけどね。女性でも男性でも」
と、僕は説明します。
「それが結果的に当人のしあわせにつながるもん・・・僕はそれを知ってる。今の僕があるのも、あの当時、徹底的にしごいてくれた教官の方達の厳しい指導のおかげだもん」
と、僕は説明します。
「それを知らない人間がいるんですよ。そういうダメ大学生の親たち・・・結局、ぬくぬく生きることしか知らないダメ親たち・・・そこに元凶があるわ」
と、御島さんはクールに言います。
「わたしの子供は今年小学1年生にあがった女の子がいるの。下に5歳の息子もいるけどね・・・だから、そういうダメ親たちとも、出会ったりするわけ・・・」
と、御島さんは話してくれます。
「結局、親の教育方針が問題なの。親もそういう厳しい道を一切歩いて来なかった人たちばかりなのよ。「人生は適当に愉しめばいいのよ」的な浅いことしか考えていない」
と、御島さんは話してくれます。
「子供の笑顔が見たいから甘やかすだけ甘やかして、おもちゃは与え放題。それが当人のやる気をどれだけスポイルするかも考えない、いわゆる馬鹿親達ね」
と、御島さんはクールに話します。
「今、小学校では、スマホで、エッチな映像を見ちゃって、性的に興奮しちゃって、問題を起こしちゃう子も出てきてるの。子供だから自分を抑えられないのは当たり前だわ」
と、御島さんはクールに話します。
「子供は大人じゃないんだから、諭したってダメ。欲望を抑えきれないの。自己肥大っていうか、親に厳しくされた経験が無いから、「俺偉い病」になってるの」
と、御島さんはクールに話します。
「結果、その状態が大学生時代まで続いて・・・ひしゃげた人間が社会に出てくる・・・そういう現象。元凶は親よ。その親の世代を育てた、祖父祖母がさらなる元凶ね」
と、御島さんは説明してくれます。
「なんか、それ「負の連鎖」って感じですね」
と、僕が言うと、
「そうね。それそのものよ。さすが、ゆるちょさん、言うことが的確だわ」
と、御島さんは笑顔になります。
「それって、根が深い感じがするな・・・うちの入社試験をどうするか・・・という問題だけでは解決出来ないような気もする・・・」
と、貴島くんは言葉にしています。
「だから、後天的に辛辣に教育する以外、手はない・・・わたしはそう思っているから、出来ない人間には、厳しく辛辣に言葉にするんです」
と、ユキちゃんが発言します。
「自分が間違った時に、間違った道に歩みだしそうな時に、その間違いを怒ってくれる人は大切だよ。・・・最近はそういうリスクを取ってくれる大人も減ったらしいけど」
と、僕も言葉にします。
「ゆるちょさんの腹の据わり具合はすごいですからね。元カノも「専業主婦型「俺偉い病」」を見抜いて切ったんでしょ?すごいですよ。尊敬しますよ。その生き方」
と、貴島くんが言葉にしてくれます。
「人間の評価なんて簡単な事なんだ。年齢を重ねて、自分の周囲に笑顔の異性がたくさんいてくれているか?あるいは孤立しているのか?そのどっちかだろう?」
と、僕は言葉にします。
「元カノは誰にも相手にされずに孤立していた・・・その理由を考えてみて、いろいろ話してみて・・・「専業主婦型「俺偉い病」」だと気づけたのさ」
と、僕は言葉にします。
「ま、研究材料にはなってくれたから、そこはありがたかったけど、他者に「負のエネルギー」を出して、サゲ、自分アゲを図るようなアホだったよ。あれじゃあ、孤立する」
と、僕は言葉にします。
「ゆるちょさんは、どこまでも、しあわせ研究者ですからね。辛辣に人を見抜きますもん。だから、逆に正解な生き方をしているひとを評価してくれる。そこがいいんです」
と、ユキちゃんは言葉にしてくれる。
「まあね・・・最近目につくのが「知識者」のダメ加減だね。「知識」からしか話が出来ないからつまらない事おびただしい。不幸スパイラル一直線なのにさ」
と、僕は言います。
「具体的には、どういうことですか?」
と、御島さんが食いつきます。
「例えば自分の言葉で話せないんだよ。うーん、より具体的な例で言えば、例えば味の評価にも出るかな・・・」
と、僕は身近な例を探します。
「このラーメン屋は一般のラーメン屋の水準に比べればはるかに高い・・・。そういう客観的評価の言葉しか出せない・・・そんなのそいつの私見じゃん」
と、僕は主張します。
「要は、そのラーメンがどう具体的にいいところがあって、美味しいと感じるか・・・そこをプレゼンする必要があるわけじゃん。聞いている方としてはそう感じるっしょ?」
と、僕。
「「知識者」って、常に上から目線なんだよ。「知識をたくさん持っている俺は偉い」この考え方が根底にあるから、常に上から目線なわけ」
と、僕。
「って、ことは、「知識者」も「俺偉い病」ってことですか?」
と、貴島くんが質問する。
「そ。上から目線な人間とドヤ顔する人間は、大抵「俺偉い病」。だって、この世で最も不快な表情が「ドヤ顔」でしょ?」
と、僕は主張する。
「そう。鉄とか、つまらない知識を披露して、ドヤ顔してますもんねー。わたし、大っ嫌い、そういう男性!」
と、ユキちゃんは言葉にします。
「ああいうのは、女性は最初から相手にしちゃだめね・・・わたしも視界にすら、いれないわ。っていうか、オタクの男性全般が嫌いね」
と、御島さんも言葉にします。
「「知識」をいちいち誇る男性って、女性に蛇蝎の如く嫌われているのに気づかないのかしら?ほんとに頭が悪いと思うわ」
と、御島さんはクールに話します。
「ラーメンの評価って、具体的に言葉にして欲しいじゃん。そういえば、ストレート麺の方が縮れ麺より、毛管現象でスープが上がってくるからスープのからみ率が高いのね」
と、僕はどうでもいいことを豆知識として、主張します。
「まあ、それはいいとして、具体的に話して欲しいじゃん。スープは醤油の味に深みがあるとか、ダシは鯖ぶしと鶏から取られているダブルスープだとか」
と、僕は言葉にします。
「鶏パイタンスープがベースになってるから濃厚そうだけど、以外にあっさりしていて、女性の好きそうな味とか・・・そういう具体的な言葉が欲しいんだよね」
と、僕は言います。
「つまり、女性は知恵を欲してるわけじゃん。自分に役に立つ知恵・・・知恵を女性に渡せる男性こそ、「知恵者」なんだよねー。生活に役に立つ知恵を渡せることが大事」
と、僕は言います。
「自分を誇るだけの「知識者」は、女性から相手にされない。生活に役に立つ知恵を渡せる「知恵者」は女性と子供に喜ばれる・・・この差だよ」
と、僕は言います。
「ゆるちょさんと話していると、役立つことが多いから・・・勉強になります。わたし・・・」
と、御島さんが言葉にしてくれます。
「ほんと・・・ゆるちょさんが多くの女性を魅了する理由・・・今ので、わかっちゃいました」
と、ユキちゃんもやわらかい笑顔で言ってくれます。
「それはゆるちょさんですもん・・・女性に人気なのは、ある意味、仕方ないですよ。僕はどこまでも自分の人生の師匠として、ゆるちょさんに、ついていきますよ」
と、貴島くんも言葉にするのでした。
「わたしだって、本当は、どこまでも・・・」
と、言葉にするユキちゃんは、それでもやわらかい笑顔で僕を見ているのでした。
「さ、話題を変えて飲み直そう」
と、僕はその風景を楽しみながら、話題を変えるのでした。
そして、新たに作ってもらったアレキサンダーを美味しく飲むのでした。
(おしまい)
結局、「知識者」って「俺偉い病」なんですね。
だから、女性や子供に蛇蝎の如く嫌われる・・・人生ふしあわせスパイラル一直線ですねー。
「ドヤ顔」している人間を見たら、今後の関係について考えた方がよさそうです。
それが自分のしあわせの為の「しあわせの運用」ですから。
自分の人生は自分で判断し、作っていくものですからねー。
さてさて、今日は月曜日。
楽しく一週間を始めていきましょう!
ではでは。
12月も3分の1が終わりそうですねー。
というか、師走といいますから、忙しいことおびただしい。
まあ、毎日のように忘年会ですから、身体を壊さないようにのんびりやっていきましょう。
気がついラ、もう来年って話になるんだろうな。
さて、少し前の忘年会での話しでも、しましょうか。
その時は、仮名・・・イケメン貴島くん(29)、既婚の女性、御島さん(31)、ユキちゃん(28)で話していました。
「ゆるちょさん、この時期、毎日飲みで、大変そうですね」
と、イケメン貴島くんが言ってくれます。
「いや、それは各所で出会う貴島くんも同じじゃーん」
と、僕が返すと、
「いやあ、僕は毎日一軒ですから、毎日三軒はしごのゆるちょさんほど、大変じゃないですよ」
と、笑う貴島くんでした。
「ユキちゃん、久しぶり・・・一週間ぶりくらい?」
と、僕が聞くと、
「そうですね。そうですけど・・・ゆるちょさん、わたし、あんなに辛辣に見えてるんですか?ブログの記事、わたしの周辺では、すごい反響で・・・」
と、ユキちゃんが、少し微妙な表情で言ってくれます。
「ボルさんに意見されたり・・・わたし、普段、ゆるちょさんの前だと、やわらかい表情していると思うけど・・・それは仕事では辛辣になりますけど・・・」
と、ユキちゃんは笑顔で言ってくれます。
「ああ、そのことね・・・確かに貴島くんとも話したんだけど、ちょっとユキちゃんに関しては仕事の時のユキちゃんになってたかも、あの表現。ごめんね、ユキちゃん」
と、僕は素直に謝ります。
「いえ・・・ゆるちょさんが謝る程のことではないです。それはいいんです。ただ、ゆるちょさんにああ見られているのかなって、そこだけ・・・」
と、ユキちゃんはやわらかい表情で聞いてくれます。
「うーん、あれは筆が滑った感じだよね。僕はユキちゃんの仕事している時の本気加減が大好きで、辛辣な女性程、自分に自信がある仕事ぶりだから、そこが好きなんだ」
と、僕は説明します。
「それにさ、出来ない男性にしっかりと意見を主張出来るのも・・・ユキちゃんなりの考えがあるんだろ?実際」
と、僕が振ると、
「そうですね。最近の若い子達は、とにかく、リスクを取りたがらないので・・・それじゃ、全然成長出来ないって、わたしは言ってるんです。口を酸っぱくして」
と、ユキちゃんは説明してくれます。
「それでいて、変なプライドばかり高くて・・・俺はいい大学出てきたんだ、みたいな・・・でも、わたし思うんですけど、大学の質が落ちたなって最近感じてるんです」
と、ユキちゃん。
「どういうこと?質が落ちたって・・・」
と、僕は素直に聞きます。
「大学って、要は自分で勉強したい人間が、教官の助けを貰って、自分を好きに伸ばしてきた場所だと思ってたんです。それが最近は全然違う」
と、ユキちゃんは言います。
「どう違うわけ?」
と、貴島くんも興味津々です。
「なんて言うか・・・幼稚園並というか・・・要は手取り足取りして、大学をやっと卒業させてあげる・・・みたいな?教官がつきっきりで教えないとダメみたいな?」
と、ユキちゃんは辛辣に言葉にします。
「だから、学生側が勘違いしちゃうんです。言わば、ゆるちょさんの提唱するところの「俺偉い病」になって卒業してくる子が多いんです」
と、ユキちゃんは説明してくれます。
「え?そんなことになってるの?」
と、僕は驚いて、貴島くんを見ます。
「そうですね。それは薄々感じてたんですけど・・・ねえ、御島さん・・・御島さんは、若い子の教育係をやってるから、肌で感じるんじゃありません?」
と、貴島くんは、ベテランの御島さんに話を振ります。
「そうね。ユキちゃんの言ってること、ズバリ当たっているわね・・・」
と、テキーラ・サンライズを飲んでいる御島さんが静かに話し出します。
「今の大学のシステムって、人気予備校のそれみたいなもので、学生に人気のない授業をやる先生はクビを切られたりするのよ」
と、説明してくれる御島さんです。
「だから・・・予備校の場合は、学生達も、「希望の大学に受かる為にどの予備校教師が有能か?」という厳しい目で見るじゃない。だから機能するのよね」
と、御島さんは話してくれます。
「でも、一旦希望の大学に入れちゃったら、あとはどう楽して大学を卒業するか・・・4年という長いモラトリアムをどう楽しく過ごすか・・・そこに考えが集中しちゃうの」
と、御島さんは話してくれます。
「予備校時代とは天と地、月とスッポンよね。考え方が・・・だから、大学は決して予備校の真似をしてはいけないのに・・・文部省の馬鹿役人のおかげ、それは」
と、御島さんが説明してくれます。
「だから、教授の方も、学生側に媚びるようになっちゃって・・・だから、学生が鼻高々になっちゃって、勉強もあまりせずに、楽しい学生時代を過ごす・・・」
と、御島さんは話します。
「結果、中身が無くて使えない・・・それでいて、プライドだけはやたら高い「俺偉い病」の卒業生が多く排出される・・・そういう状況なの。今は、ね・・・」
と、御島さんは話します。
「結果、過去いい大学とみなされていた大学の学生は軒並み使えない「俺偉い病」ばかり・・・そういう状況になっているのよ・・・」
と、御島さんは説明してくれます。
「ま、うちの入社試験にも問題があると思うけどね」
と、御島さんは、テキーラ・サンライズを飲みながら、そんな風に説明してくれます。
「ゆるちょさんの学生時代はどうでした。端的に言うと・・・」
と、貴島くんが聞いてくれます。
「え?僕の時は、それはそれはスパルタンな場所だったよ。レポートは毎週6本くらい出てたし、それこなさないと有無を言わさず落第。消えていった友人が何人もいた」
と、僕は説明します。
「それでも、なんとか、能力を身につけたい一心で、がんばっていたから、なんとか、ボロボロになりながらも、促成栽培されたかなあ」
と、僕は説明します。
「とにかくビシビシ鍛えられたよ。「鉄は熱いうちに鍛えよ」は本当のことだよ。僕はガキが出来たら、徹底的に鍛えるつもりだけどね。女性でも男性でも」
と、僕は説明します。
「それが結果的に当人のしあわせにつながるもん・・・僕はそれを知ってる。今の僕があるのも、あの当時、徹底的にしごいてくれた教官の方達の厳しい指導のおかげだもん」
と、僕は説明します。
「それを知らない人間がいるんですよ。そういうダメ大学生の親たち・・・結局、ぬくぬく生きることしか知らないダメ親たち・・・そこに元凶があるわ」
と、御島さんはクールに言います。
「わたしの子供は今年小学1年生にあがった女の子がいるの。下に5歳の息子もいるけどね・・・だから、そういうダメ親たちとも、出会ったりするわけ・・・」
と、御島さんは話してくれます。
「結局、親の教育方針が問題なの。親もそういう厳しい道を一切歩いて来なかった人たちばかりなのよ。「人生は適当に愉しめばいいのよ」的な浅いことしか考えていない」
と、御島さんは話してくれます。
「子供の笑顔が見たいから甘やかすだけ甘やかして、おもちゃは与え放題。それが当人のやる気をどれだけスポイルするかも考えない、いわゆる馬鹿親達ね」
と、御島さんはクールに話します。
「今、小学校では、スマホで、エッチな映像を見ちゃって、性的に興奮しちゃって、問題を起こしちゃう子も出てきてるの。子供だから自分を抑えられないのは当たり前だわ」
と、御島さんはクールに話します。
「子供は大人じゃないんだから、諭したってダメ。欲望を抑えきれないの。自己肥大っていうか、親に厳しくされた経験が無いから、「俺偉い病」になってるの」
と、御島さんはクールに話します。
「結果、その状態が大学生時代まで続いて・・・ひしゃげた人間が社会に出てくる・・・そういう現象。元凶は親よ。その親の世代を育てた、祖父祖母がさらなる元凶ね」
と、御島さんは説明してくれます。
「なんか、それ「負の連鎖」って感じですね」
と、僕が言うと、
「そうね。それそのものよ。さすが、ゆるちょさん、言うことが的確だわ」
と、御島さんは笑顔になります。
「それって、根が深い感じがするな・・・うちの入社試験をどうするか・・・という問題だけでは解決出来ないような気もする・・・」
と、貴島くんは言葉にしています。
「だから、後天的に辛辣に教育する以外、手はない・・・わたしはそう思っているから、出来ない人間には、厳しく辛辣に言葉にするんです」
と、ユキちゃんが発言します。
「自分が間違った時に、間違った道に歩みだしそうな時に、その間違いを怒ってくれる人は大切だよ。・・・最近はそういうリスクを取ってくれる大人も減ったらしいけど」
と、僕も言葉にします。
「ゆるちょさんの腹の据わり具合はすごいですからね。元カノも「専業主婦型「俺偉い病」」を見抜いて切ったんでしょ?すごいですよ。尊敬しますよ。その生き方」
と、貴島くんが言葉にしてくれます。
「人間の評価なんて簡単な事なんだ。年齢を重ねて、自分の周囲に笑顔の異性がたくさんいてくれているか?あるいは孤立しているのか?そのどっちかだろう?」
と、僕は言葉にします。
「元カノは誰にも相手にされずに孤立していた・・・その理由を考えてみて、いろいろ話してみて・・・「専業主婦型「俺偉い病」」だと気づけたのさ」
と、僕は言葉にします。
「ま、研究材料にはなってくれたから、そこはありがたかったけど、他者に「負のエネルギー」を出して、サゲ、自分アゲを図るようなアホだったよ。あれじゃあ、孤立する」
と、僕は言葉にします。
「ゆるちょさんは、どこまでも、しあわせ研究者ですからね。辛辣に人を見抜きますもん。だから、逆に正解な生き方をしているひとを評価してくれる。そこがいいんです」
と、ユキちゃんは言葉にしてくれる。
「まあね・・・最近目につくのが「知識者」のダメ加減だね。「知識」からしか話が出来ないからつまらない事おびただしい。不幸スパイラル一直線なのにさ」
と、僕は言います。
「具体的には、どういうことですか?」
と、御島さんが食いつきます。
「例えば自分の言葉で話せないんだよ。うーん、より具体的な例で言えば、例えば味の評価にも出るかな・・・」
と、僕は身近な例を探します。
「このラーメン屋は一般のラーメン屋の水準に比べればはるかに高い・・・。そういう客観的評価の言葉しか出せない・・・そんなのそいつの私見じゃん」
と、僕は主張します。
「要は、そのラーメンがどう具体的にいいところがあって、美味しいと感じるか・・・そこをプレゼンする必要があるわけじゃん。聞いている方としてはそう感じるっしょ?」
と、僕。
「「知識者」って、常に上から目線なんだよ。「知識をたくさん持っている俺は偉い」この考え方が根底にあるから、常に上から目線なわけ」
と、僕。
「って、ことは、「知識者」も「俺偉い病」ってことですか?」
と、貴島くんが質問する。
「そ。上から目線な人間とドヤ顔する人間は、大抵「俺偉い病」。だって、この世で最も不快な表情が「ドヤ顔」でしょ?」
と、僕は主張する。
「そう。鉄とか、つまらない知識を披露して、ドヤ顔してますもんねー。わたし、大っ嫌い、そういう男性!」
と、ユキちゃんは言葉にします。
「ああいうのは、女性は最初から相手にしちゃだめね・・・わたしも視界にすら、いれないわ。っていうか、オタクの男性全般が嫌いね」
と、御島さんも言葉にします。
「「知識」をいちいち誇る男性って、女性に蛇蝎の如く嫌われているのに気づかないのかしら?ほんとに頭が悪いと思うわ」
と、御島さんはクールに話します。
「ラーメンの評価って、具体的に言葉にして欲しいじゃん。そういえば、ストレート麺の方が縮れ麺より、毛管現象でスープが上がってくるからスープのからみ率が高いのね」
と、僕はどうでもいいことを豆知識として、主張します。
「まあ、それはいいとして、具体的に話して欲しいじゃん。スープは醤油の味に深みがあるとか、ダシは鯖ぶしと鶏から取られているダブルスープだとか」
と、僕は言葉にします。
「鶏パイタンスープがベースになってるから濃厚そうだけど、以外にあっさりしていて、女性の好きそうな味とか・・・そういう具体的な言葉が欲しいんだよね」
と、僕は言います。
「つまり、女性は知恵を欲してるわけじゃん。自分に役に立つ知恵・・・知恵を女性に渡せる男性こそ、「知恵者」なんだよねー。生活に役に立つ知恵を渡せることが大事」
と、僕は言います。
「自分を誇るだけの「知識者」は、女性から相手にされない。生活に役に立つ知恵を渡せる「知恵者」は女性と子供に喜ばれる・・・この差だよ」
と、僕は言います。
「ゆるちょさんと話していると、役立つことが多いから・・・勉強になります。わたし・・・」
と、御島さんが言葉にしてくれます。
「ほんと・・・ゆるちょさんが多くの女性を魅了する理由・・・今ので、わかっちゃいました」
と、ユキちゃんもやわらかい笑顔で言ってくれます。
「それはゆるちょさんですもん・・・女性に人気なのは、ある意味、仕方ないですよ。僕はどこまでも自分の人生の師匠として、ゆるちょさんに、ついていきますよ」
と、貴島くんも言葉にするのでした。
「わたしだって、本当は、どこまでも・・・」
と、言葉にするユキちゃんは、それでもやわらかい笑顔で僕を見ているのでした。
「さ、話題を変えて飲み直そう」
と、僕はその風景を楽しみながら、話題を変えるのでした。
そして、新たに作ってもらったアレキサンダーを美味しく飲むのでした。
(おしまい)
結局、「知識者」って「俺偉い病」なんですね。
だから、女性や子供に蛇蝎の如く嫌われる・・・人生ふしあわせスパイラル一直線ですねー。
「ドヤ顔」している人間を見たら、今後の関係について考えた方がよさそうです。
それが自分のしあわせの為の「しあわせの運用」ですから。
自分の人生は自分で判断し、作っていくものですからねー。
さてさて、今日は月曜日。
楽しく一週間を始めていきましょう!
ではでは。