「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

福山雅治氏の「Squall」!(月曜日の歌詞論考!)

2010年08月02日 | 日本人の秘密
おはようございます!

さて、今日は月曜日ということで、歌詞論考の日ですね。

というわけで、昨日からの流れで、いうと、まあ、この歌になりますかね。

やはり、夏、恋、気持ちのいいシャワー!ということで、

福山雅治さんの「Squall」!

http://www.youtube.com/watch?v=HjopxwxU5fs

ということで、行きますかね!なんか、最近、因縁浅からぬ福山さんですが、

個人的には、芸能人って、大変だなあ、という思いですね。

人気者ってのは、案外、大変なんだなあと思います。

ファンの思いを受け止めて、さらに、盛り上げてあげる必要がありますからね。

まあ、福山さんぐらい、カッコいいと、少年の頃から、そういうのは、

慣れるのかもしれませんけどね。

まあ、女性に愛されるのは、楽しいですけどね。

目が笑っている表情を見るのは、やっぱり、うれしいものです。


というわけで、今日も、冷たいVittelをぐびびと飲んで、気持ちよく、論考に入っていきましょう!


さっきまでの通り雨が、

ウソみたいに、きれいな空

そんな風に、微笑むから、

いつの間にか、うれしくなるよ


えー、まず、これは、女性目線の歌なんですね。

そして、これは、多分、福山さんを見る、女性の物語、なわけです。

つまり、福山さんの女性ファンのことを歌うストーリーなわけですね。

何の因果で、僕が、今、福山ファンのストーリーを論考しているんでしょうか!

いやー、やり出して始めて、わかっちゃった感じですねー。

えー、まあ、それも、いいでしょう。これも、勉強ですからね。


まず、風景の説明から、

スコールが、通り過ぎた後の、きれいな青空を、「ウソみたいに」という言葉で、その美しさを強調しています。

そして、福山さんを見る女性の気持ちを歌うわけです。

福山さんのほほえみを、見ると、わたし、いつの間にか、うれしくなるの・・・とね。


ちょっと大きなあなたのシャツ

通した袖をつまんでみた、今・・・。


この、サビにいく前の、このあたりが、すごい好きですねー。

女性が、福山さんのシャツを見て、大きいって思っているんですね。

女性から、見れば、男性のシャツって、大きいなあって思うと同時に、

頼もしさを感じるんですね。こういうひとに、守ってもらいたい、って思いながら。

そして、どういう状況か、わからないけれど、その福山さんのシャツに、手を通して、今、この瞬間、袖をつかんでみた・・・。

このビビッとな瞬間の表現が、好きですね。袖をつかんでみた、この瞬間、あなた、というものを感じるわけです。


わたし、恋をしている、哀しいくらい

もう隠せない、このせつなさは、


このあたりのメロディーと歌詞の一体感は、ものすごく好きですね。

さすがに、プロのメロディーメーカーだなあ、と素直に感じますね。

歌っていて、素直に、気持ちがよくなる。

この歌は、未だに、よく歌いますね。


あの袖をつまんだ、瞬間に、女性は、こころに思うわけですね。

「わたし、恋をしている。哀しいくらい」

そう、直感する、その瞬間を歌い上げている。

これね、恋の瞬間の女性の気持ちになりきれるから、こそ、書けるんですね。

つまり、福山さんも、女性の気持ちになりきって、自分と恋をした女性のこころを、覗けるようになった、

ということなんですね。女性の気持ちがわかる。だからこそ、女性の気持ちをすくいとるような歌詞が書けるんですね。

そうかー、小田さんも、そうだけど、女性に人気のある男性歌手って、

女性の気持ちに、なれることが、まず、第一の条件なんですね。

そして、女性の気持ちを歌詞にして、歌にして、歌いあげる。


それは、福山さんのファンが、言いたいことを、福山さんが、歌にして、ファンにに提示してみせている、という構図なんですね。

だから、福山さんの歌を歌うと、自然に、自分のいいたいことや、福山さんとの擬似恋愛を体験することになるわけですよ。

なるほど、福山さんとの擬似恋愛を体験することを楽しむ女性こそ、福山ファンということなんですね。


なるほど、だから、「龍馬伝」を見る福山ファンというのは、福山氏との擬似恋愛さえできていれば、いいから、

演技力なんて、全然、関係ないわけです。

なるほど、つまり、演技力を見る必要性を感じないから、そもそも、演技力なんて、気にしない。

だから、演技力なんて、わからないひとが、福山ファンには、少なからずいる、というストーリーになるわけですねー。

ほーう、よーく、わかったぞー。

もちろん、福山氏の演技力について、気にする福山ファンという女性から、メールをもらったことがあるから、

それが、全てじゃないことは、わかっています。まあ、そういうストーリーを引っ張ることにもなる、ということですね。


もう隠せない、このせつなさは、

と言っているということは、隠しているんですね。周りに。

あるいは、密かに好きになっているけど、誰にも言えないという苦しい状況だったりする。

女性には、よくあるシチュエーションですね。

こういうせつない恋というのを、女性は、大好きなんですね。そういうせつない恋の経験があるから。


もっといっしょにいたい、ふたりでいたい

かなえて欲しい、夏の憧れ


もっと一緒にいたい。二人でいたい。

というのは、素直な恋の思いですよね。

これは、そう思いますよね。僕も若い頃、ほんとに、そう思っていました。

やっぱり、恋は、楽しいですよ。

もう、何を言われても、楽しいというかね。


あれー、同じ女性でも、母親に、何か言われると、おもっそ、やる気なくしたりすることがありますが、

同じ内容でも、女性に言われると、もう、すぐやっちゃうというか、楽しくなっちゃったりしてね。

あれは、どういうんだろうなあ。やっぱり本能なんだろうなあ。

もうね。女性と話すだけで、楽しいんだよね。若い頃って。

まあ、今でも、そうですけどね。やっぱり異性だから、楽しいんでしょうね。


もうね。若い頃なんて、とにかく、二人でいたいもんです。こころの底から、思っていましたね。

ただ、ふたりでいるだけで、何もかもが楽しい、というかね。

こう、家族から、開放される、っていうのも、あるんでしょうね。

それまでは、両親や、兄弟なんか、といつでも、一緒にいたのに、

はじめて、好きなひとと、二人きりになったときの、ドキドキ感や、ワクワク感。

そして、二人で、いることが、それまで、の時間の中で、一番楽しいことに、気づく。

まあ、人生の中で、そういう時間が、一番楽しいことに、気づいちゃうわけですから、

もう、その最高な時間を、過ごしていたい、と、若い頃は、思うわけですね。

そこに、一番の価値が来ちゃうわけです。

そしたら、もう、家族といるより、恋人といる方を、素直に、選択しちゃうわけですね。

そして、そういう夢を、かなえて欲しい、と言っているわけです。


これは、神様にも、お願いしているけど、恋人の男性にも、お願いしているんですね。

「一緒に、いて」

と、言っているわけですねー。


さがしていた、あなただけ。


これは、もう、女性向け歌詞の定番ですね。

好きな男性、運命の男性を、捜すのが、女性の本質ストーリーですからね。

もう、ドリカムから、何から、

運命の男性を捜すストーリー的歌詞は、女性向けの歌詞の基本なんですねー。

ただ、

「一緒に、いて」

と、言える男性に出会えて、

「あなたを、探せて、よかった」

と、自分に言っているんですね。ホッとしている、というか。

そして、

「わたしの最終的な理想のひとは、あなたなの」

と、言っているわけですねー。



汗をかいたアイスティーと、

撮りすぎたポラロイド写真


夏のカフェか、どこかで、二人で、いるときに、アイスティーを頼んだら、

その冷たさに、空気が冷やされて、水滴が、アイスティーのグラスについた、

ということで、夏の暑さと、アイスティーの冷たさを、夏の季節感として、歌っているわけです。

そして、ポラロイド写真を撮りすぎた、ということで、

二人で、いろいろ遊んでいて、ポラロイド写真を撮りすぎちゃったね。でも、楽しかったよね、

という風に、風景を通して、楽しかった記憶を、ここに、描いているわけですね。

まあ、この歌の時代って、プリクラは、まだ、だったんでしょうね。

その代わりが、ポラロイド写真ということです。


あんな風にはしゃいだから、

帰り道が、寂しくなるよ



二人で、はしゃぎ過ぎて、楽しくなりすぎたから、それが、終わってしまうと、

逆に、寂しさを感じてしまう。


よくありますよね。とにかく、恋人同士で、はしゃぐこと程、人生で、最高な楽しい時間は、ないわけですから、

それが、終わると、おもっそ、さみしくなっちゃうわけで。

その落差に、更に強調されちゃうわけですよ、寂しさがね。

あのー、修学旅行の帰りのバスとか、寂しさを感じましたよね。

まあ、恋人同士、別れの時間とか、ちょっと、寂しかったですよねー。

ああいう、なんともいえない時間を、ここに、表現しているわけですね。


夕焼け染まる駅のホーム

手を振るあなた、遠くなっていく・・・


というわけで、さっき書いたように、ここで、恋人同士の別れの時間が、語られるわけです。

誰にでも、経験があるでしょう、こういうシーン。

彼女の目が、せつなそうに、するわけです。

そして、それを見る、男の目も、寂しそうになるわけです。

さっきまで、あった、こころの中の、あたたかさが、

逆に、自分の、胸を、しめつけることに、なるわけです。

せつないよねー。


そして、その時に、やっぱり、気がついちゃうわけですよ。自分のこころに。


私、恋に落ちてる、苦しいくらい

もう、隠せない、熱いときめき

ずっとめぐり逢うこと、夢にみてたの

わかってほしい、夏のあこがれ



というわけで、胸をしめつける想いが、自分が恋に落ちていることを、理解させちゃうわけです。

こころの中で、熱いモノが、動いている。それを感じたとき、もう、隠せない!と思ってしまうわけです。

そして、

「ずっとめぐり逢うこと、夢にみてた」

という、女性の彼氏探しストーリーの提示なんですね。

これは、まあ、男性側だって、そう思ってるわけですけどね。

でも、女性が、恋に恋する気持ちって、男性以上だからねー。

だから、この

「夢にみてた」

という言葉が、女性に強い共感を生んでいるでしょうねー。

そうです。いい歌ってのは、共感ですからね。

まあ、しかし、僕もこの歌詞に思い切り共感しているなあ。

ということは、男性から見ても、共感できる、いい歌だ、と言えるわけなんですね。


そして、

「わかってほしい、夏のあこがれ」

と、言って、これは、その彼氏に、自分の熱い恋の気持ち、ずっとあなたを探してた気持ちを、

わかってほしい、と言っているんですね。いい詩だなあ。そして、歌われている女性の

かわいいこと!


And I touched the rain.So I need your love.


そして、僕は、スコールに打たれた。だって、あなたの愛が、必要だったから。


という感じかな。つまり、最初にスコールに打たれたのは、あなたの愛が必要だったから、

と、男の方が、自分の気持ちを言ってくれるんですね。


ずっと、女性側が、言っていた、

「わかってほしい」

という言葉に、ここで、答えるんですね。スコールの中を一緒に、歩いたのは、

「あなたを、好きだから」

というわけです。

「愛しているよ、君を」

と、言っているわけですね。ここで。


そして、その言葉を聞いた、あなたは、勇気を持って、

「この恋をはじめられる!」

と、確信するわけです。


わたし、恋をしている、恋におちてる

もう、隠さない、熱いときめき

やっとめぐり逢えたの、夢にみてたの

醒めることない、夏のあこがれ


ここで、最後に、成長が語られるわけです。

彼の言葉をもらった、彼女は、それまで、不安だった自分から、成長する。

そして、自分をはじめて、肯定するんですね。


わたし恋をしているんだ、恋におちているんだ。

でも、もう、それを隠す必要はない、この熱いときめきを、素直に感じよう。

あなたに、めぐり逢えたんだ。夢にみていた、あなたに。

これは、本当の出来事なんだ。醒めることはないんだ。あこがれで、終わらないんだ。確かな恋なんだ。


意訳すると、こんな感じですかね。

「あなたに、めぐりあえた」

という言葉、ちょっとドリカムの

「うれしい楽しい大好き」

を思い出しますが、女性が、恋をみつけたときの、言葉って、やっぱりここらへんになるんでしょうね。


最後に、自分を肯定できる人間に成長するんですね。この恋に、自分をかけよう!という勇気ある自分に。


うーん、なんというか、共感しまくりますね。今の僕でさえ。


そして、最後に。


さがしてた、あなただけ・・・


この歌詞が、この歌の中心なんですね。

あなたを、捜すストーリー。

それが、やっとあなたを、見つけた、恋をしていることに、気づいた。その恋に、自分は、素直になっていく。

いやー、恋のはじまりのストーリーが、ビビットに、それでいて、情感深く、語られていますねー。

いやー、すごいね。ちょっと、僕も、この文章を書きながら、自分の恋を思い出しましたからねー。

こう、若い時代の、恋の、せつなさ、その始まりの、うれしさ、楽しさ。

そして、大好きになる、恋の相手。


ほんとに、大好きになるんだよなー。

その恋のはじまりのストーリーが、すっばらしく、しっかり描かれていますねー。

これね。共感バリバリだから、いい曲なんですよね。

こんなにビビットに、恋の始まりを、描いた曲は、他にないんじゃないかな?って思うくらい、すばらしい楽曲です。

福山氏の底知れぬ才能を感じますねー。


いやー、この詩は、すごい。

ストーリーとして、読んでいても、あの若い頃の恋の瞬間に、タイムスリップさせるもんね。

いやー、ストーリーの力を、改めて、この詩に、感じましたねー。


僕は、この曲が、大好きなんですけど、ということは、恋のはじまりストーリーが、大好き、ということなんでしょうね。

あの、なんとも言えない、こころの疼き、とか、ワクワク感や、ドキドキ感が、未だに、好き、ということなんでしょうね。

まあ、

「人間は、常に恋をしている」

なんて、言うひともいますからね。でもね、それは、確かだと思いますね。

そういう意味じゃあ、その恋の、最もうつくしい部分を、美しいストーリーとして、切り取った福山氏は、

素晴らしい才能の持ち主と、言わざるを得ませんね。うん。女性というものを、よくわかっているんですね。


いやあ、恋というのは、いいね。


そんなことを、素直に感じさせてくれる、曲でした。

もちろん、この曲が評価されるのは、共感!という部分なんでしょうけど、

女性の恋に対する気持ちの変化で、描いているんですね。成長物語なんですよ。

最初は、誰にも気付かれないように、秘密の思いだったものが、

ほんとうに、恋に落ちていることを、その苦しさから、理解して、

最後に、その恋を誇れる、その恋に、真正面から、向き合えるようになる。

そこには、彼の告白があったから、お互い信じられるようになる。


そういう、短いけれど、確かなラブストーリー、が、あったんですね。

いやあ、素晴らしいですね。これは、名曲と言ってもいいでしょう。


いやあ、感動しました。ラブストーリーの基本が、ここにありますね。

恋の成長、彼氏の告白、そして、恋とは、探し当てるモノなのだ、ということ。

よーく、わかりました。そのあたりが、今日の結論ですかね。

短いけれど、ビビッと切り取られた表現が、共感を生むから、そして、ラブストーリーとして、

しっかりと基本が抑えられているから、感動を呼び、共感するんだ、ということでした。

この曲の秘密は、そんなところですかね。



さて、今日も、長々と書いてしまいました。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、「翔ぶが如く」シリーズで、お会いしましょう。


ではでは。

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