「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

女性を癒やしてくれる、本物のオトコ

2016年05月16日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

すでに沖縄は梅雨突入だとか・・・5月中旬のその季節は、そういう季節ですよね。

ジメジメ前の初夏の季節・・・季節はうつろいゆきますねー。


さて、その時、僕らは、事務所の近くの和風居酒屋の個室で飲んでいました。

「でも、ゆるちょくんさー。やっぱり美人な子が好きなんでしょ?」

「今まで、そういう既婚の女性に多く愛されたから・・・違う?」

と、御島さん(31)。今日も外回りオッケーなシックな衣装だ。いつもかっちりした印象。

「うーん、でも、確かにそうかな。好意を持ってくれた子って、だいたい職場のマドンナな女性が多いんですよ」

「そういう女性って、コミュニティ皆に愛されているから・・・結局、自分でわかっているんですよね、子供の頃から」

「「わたしは、このコミュニティの中では、一番の美人だわ」って言う意識があるんですよ」

「それでいて、そういうマドンナの女性って、聡明だし、周囲の男女皆に愛されてるから」

「「ここはわたしに任せて」的な親分気質も持っていて・・・人間性の大きい、責任感の強い女性だったりするんですよね」

「僕は、そういう所がいいかな」

と、僕。

「でも、若くてかわいい子もまた、好きなのよね?本音的には・・・ほら、クライアントさんの所の秘書の子とか」

「ゆるちょくん、仲よかったりするじゃない?」

と、御島さん。

「まあ、やさしく声をかけられれば、僕だって、それはオトコですからね。笑顔で対応したりしますよ」

「それは、当たり前じゃないですか」

と、僕。

「でも、男性って、誰でもそういう所ありますよね。浮気症とまで、言わないけれど」

「いろいろな女性と笑顔で話したい・・・みたいなそういう感情。ま、ゆるちょさんはそういう男性だってわかっていますから」

「特に気にしませんけど・・・それが男性の特徴なのかなって、思ったりもしますね」

と、ユキちゃん(28)。

「ま、ゆるちょくんって、女性に対しては、基本的に深く考えていないで行動する所があるから・・・ある意味、無邪気なのよね」

「ま、でも、相手がゆるちょくんじゃあ、何も言えないわ。それが許されるオトコって事かしらね。そういう意味じゃあ、ある意味、ネコ的ね・・・」

と、御島さん。

「ネコ的?」

と、僕。

「いつも、上機嫌のネコ的・・・と言った方がいいかしら。世の中の男性を見ていると・・・わたしの世界にいて欲しい男性と」

「そうでない男性だけなのよね。そのくくりって・・・」

と、御島さん。

「はあ・・・なるほど・・・」

と、僕。

「その中でも、好きに発言して、好きに笑顔を見せてくれれば、それでいいって感じなのが、ゆるちょくんかしら」

「女性からすれば、ほぼ、ネコ的に好きに過ごしていい・・・たまにおしゃべり相手になってくれて、一緒に珈琲かお酒を飲んでくれたら」

「それでいい・・・みたいな?世界はそれくらいシンプルって感じがするわ・・・今は、ね・・・」

と、御島さん。

「だから、ゆるちょくんがいろいろな女性に笑顔を見せられて・・・楽しく話している風景は」

「・・・わたしにとっては猫の散歩って感じかしらね。好きにすればいいの。でも、結局、帰ってくる・・・そんな感じかしら」

と、御島さん。

「そっか。僕は御島さんにとって、猫的・・・なんだ」

と、僕。

「そういうオトコって珍しいと思うわよ。世のオトコ達は、皆、ワイシャツ姿にネクタイして、どこか刹那的に動いている」

「汗をかくことがカッコよさだと勘違いして、いつも一杯一杯の顔をして、そういう中で珈琲飲んでる俺ってカッコいいみたいな不自然な美学に溺れて」

「結果、オトコ達は、肥満と睡眠不足と胃の痛みにやられる「おっさん」と言う名のストレスの塊に変わっていく・・・世の中ってそういうもんだわ」

と、御島さん。

「そのストーリーに加わらないゆるちょくんは、やっぱり猫だわ。時代に突然現れた猫。いつも好きな事ばかりにちょっかい出してるもの」

と、御島さん。

「これでも、僕はストーリーに加わった経験があるんですよ。実際、鬱病すら発症した」

と、僕。

「それを経験しているからこそ、今、「猫」的人生を歩んでいるんじゃない?それは貴重な生き方だとわたしは、思うわ」

「何かに突き動かされていた時代は終わって、自分で能動的に動き始めたゆるちょくん・・・そういう事じゃないかしら?」

と、御島さん。

「なるほど・・・「猫」的生き方ですか・・・ふーん」

と、僕。


「御島さんの、その気持ち、よくわかりますよ。むしろ、共感するって言うか」

「わたしとっては、ゆるちょさんは相変わらず、「大部屋のセントバーナード」で、いつも静かに大部屋で仕事をしている・・・そういうイメージですけどね」

「その風景が、たまらなくのんびりするんですよね・・・いつもの変わらない風景って感じで」

「そこにぼんやりとした・・・でも、確かなしあわせの風景があるって・・・そんな感じですよね」

と、辛辣姫。

「猫と言われたと思ったら、今度は、犬?・・・僕はそういう存在なんだね?」

と、僕。

「多分、こころを許している、愛らしい存在って事なんだと思いますよ。そういう存在って」

「男性は、なかなかなれないですけどね。女性は男性を本能的に近寄せませんから・・・」

と、ユキちゃん。

「そうね。確かにそうだと思うわ・・・ゆるちょくんは、どこにいても気にならないって言うか」

「存在するだけで、嬉しいって所があるのよね。言わば、本能的に癒やしてくれる存在?そういう男性って珍しいわ」

と、御島さん。

「一般の男性って、どうしても、ガサツだったり、配慮が足りなかったりで、感情にカチンと来る存在なんですよね」

「だから、「傍に寄らないで。視界にも入らないで」って言う、当然の感情になる。でも、ゆるちょさんは、視界の中にいるだけで」

「癒やし・・・セントバーナードや猫の立ち位置ですよ、それは・・・」

と、辛辣姫。

「それって、どういう事なんですか?僕らからすると、羨ましいカタチですけど」

と、池澤くん。

「わたしが思うのは・・・それって、群れのオス・ライオンの立ち位置なのかなって、そういう事なんですよね」

と、ミユウちゃん(25)。

「どういう事ですか?」

と、池澤くん。

「オス・ライオンってよく、普段、のんびりしてて、食事は雌ライオンが全部とって来て、その獲物を食べるだけだから」

「楽な稼業みたいに思われていますけど、あれは、そのオス・ライオンが本能的な「威嚇力」が強いおかげで」

「縄張りも広くとれているから、雌ライオンや子供たちが安心して、食事が出来る、狩りも出来るって言う基本中の基本が」

「あるんです。だから、強いオス・ライオン程、縄張りが広いわけだから、のんびりしている・・・そういう話なんですよね」

と、ミユウちゃん。

「だから逆に「威嚇力」の無いオス・ライオンは家族を作れないんですよ。もちろん、縄張りが狭いというか無いに等しいから、雌ライオンから嫌われるんですよ」

「一切相手にされない。それが大自然の掟なんですよね。能力の無い個体は単純に否定される・・・それが自然なんです」

と、ミユウちゃん。

「だから、ゆるちょさんって、「威嚇力」強大だから・・・オス・ライオンと同じように、のんびりしているって事なんじゃないですか?」

「セントバーナードだって、同じだし・・・強いオス程、のんびりと視界の中に入っていれば、メス達は安心して」

「狩りが出来るし・・・その心の平安こそ、女性にとって、最上の癒やし・・・なんじゃないんですかね?」

と、ミユウちゃん。

「だから、巷の・・・仲の良くない夫婦って・・・旦那さんに「威嚇力」が、からっきし無いから、女性は常に不安だから」

「怒っている・・・そういう感じなんじゃないですか?わたしは、そう思います」

と、ミユウちゃん。

「女性は強いオスの「威嚇力」に守られている時こそ、心の平安が訪れて、女性にとって最大の癒やし状態になっている」

「そういう話?」

と、御島さん。

「ええ。本能的に守られているから、女性は安心して、自由に振る舞える。それが女性の最大の喜び・・・のように思えたんです」

と、ミユウちゃん。

「ミユウちゃん、鋭いなあ・・・ゆるちょさんがセントバーナードに感じられる理由って、多分、それかも」

「真理突いてる感じするわー」

と、辛辣姫。

「わたし、女性の心の平安って、唯一、男性の「威嚇力」にしっかり守られている時だって事に気づいて」

「・・・となると、男性の評価基準って当然「威嚇力があるかないか。そして、それが大きいか小さいか」って事に絞られて」

「・・・そういう意味で巷の男性を見ると、まあ、「威嚇力」が全く無い男性の多い事・・・そういう男性は絶対に相手にしてはいけないって」

「自分で理解したんです」

と、ミユウちゃん。

「だいたいゆるちょさんって、男性のクライアントさんに愛されてるじゃないですか。それってやっぱり、そういう「威嚇力」の強い男性だからこそ」

「ゆるちょさんの「威嚇力」の高さを評価して、信用しているって事じゃないですか。それって本能的なチカラなんですよね」

「それこそ、社会に出て、いろいろ鍛えられたからこそ、身についたチカラと言うか・・・だから、威嚇力の高いゆるちょさんは、女性の傍にいられるんです」

「好意的な評価を受けるんです」

と、ミユウちゃん。

「ふうーん。そういう事だったんだ・・・俺・・・」

と、僕。

「うん。すごくわかった。まるで、天才アナリストね、ミユウちゃんは」

と、御島さん。

「えへ。それ程でも!」

と、ミユウちゃんは頭を掻いた。


「ネコや犬は・・・飼い主に守られたいからこそ、気持ちを飼い主に寄せるわけだけど、ゆるちょさんの場合、自然といるだけで、群れを守っている構造になるから」

「女性達は、安心して、癒やされていたって事なのね。そして、女性はそういう自分を守ってくれる、「威嚇力」の高い男性を身辺に置く事だ大事って事がわかったわね」

「逆に言えば、「威嚇力」の無い男性は、男性失格として、女性は一切相手にしちゃいけないって言う事・・・結局、ダメになる夫婦の旦那って、「威嚇力」が無いのね」

と、御島さん。

「でも、それって、「いいオトコ」と「いいひと」の差みたいですね」

と、辛辣姫。

「それって、どういう意味ですか?」

と、池澤くん。

「「いいひと」って・・・どこにでもいると思うけど、結局、いろんな人の気持ちに配慮して動くんだけど、女性からは何の評価も受けない男性って事なのよね」

「「ただ、回りにやさしくするだけで、何の魅力も無い男性。だって、そんな事、誰だって出来るのに」って女性からは思われてるんだけどね」

と、辛辣姫。

「そういう奴、いますね。僕の友達にも、そういう奴、何人かいますよ」

と、池澤くん。

「あれ、なんで、女性に評価されないのかなって思ってたんですよ。男性からすれば、まあ、「良い奴」って感じで評価してますけど」

「「周囲に配慮は出来る奴だよな」くらいの評価ですかね。ああいう奴って」

と、池澤くん。

「ほら。もうその口調に男性としてバカにしている表現が出ているじゃない。同じ男性にも、そう思われるのなら」

「女性からも評価は受けないわ。そして、その理由こそが、その男性の「威嚇力」の完全なる欠如・・・これよ」

と、辛辣姫。

「なるほど・・・「いい奴」が女性から評価されない理由は「威嚇力」の欠如だったんだ」

と、池澤くん。

「だって、そういう男性の顔を思い出して御覧なさい。ただ笑っているだけ・・・何の意味も無いわ」

と、辛辣姫。

「逆に「いいオトコ」こそ、「威嚇力」マックスな男性ね。そういう男性こそ、女性に本当の癒やしを感じさせてくれるの」

「女性を本能的に守ってくれて、安心感を生んでくれる。それが「威嚇力」マックスな、本当に、やさしい男性なの」

と、辛辣姫。結論的に言葉にした。

「そして、「威嚇力」マックスなオトコはすぐにわかるわ。周囲を圧倒する強い目をしているから。これはもう何度も言ったわよね」

「女性はそういうオトコに守られる事に癒やしを感じるから、そういうオトコに恋をする・・・山田孝之さんや綾野剛さんの強い目・・・見ればわかるじゃない」

「彼らに人気のある訳が・・・」

と、ユキちゃん。

「女性は強いオトコに守られたい!って・・・素直に思いますからね。だから、強い目のオトコに弱い・・・当たり前ですね、この辺りは」

と、ミユウちゃん。

「女性は何より、オトコに「威嚇力」を求めている・・・この真理がわかってしまえば・・・他の・・・女性の行動の謎も、いろいろな事もわかりそうですね」

と、冷静な表情で、貴島くん。

「ああ。謎を解きほぐすのは、ちょっとした真理だ。それは今も昔も変わらないね」

と、僕。のんびりとビールを飲み干した。

「逆に言うと・・・女性にとって大事なのは、「威嚇力」の無い男性に騙されるなって事です」

「「死んだ魚の目」をしている男性を相手にするなって言う事です」

と、ミユウちゃん。

「結局、結婚しても、うまくいかない夫婦のケースって・・・その多くがこの男性の「威嚇力」ゼロ問題があると思うんです」

「社会に出ても、一切経験を積まず、むしろ、劣化したオヤジ問題・・・女性からすれば「威嚇力」ゼロなんて、役に立たなくなったオヤジ問題ですもん」

と、ミユウちゃん。

「世の中の女性は、まだ、そういう視点を持っていない。だから、男性を測るモノサシとしての「威嚇力」のあるなし・・・が大事だって事に気づいていないわ」

「それが不幸を生むのよ・・・」

と、御島さん。

「そういう夫婦の風景って、旦那が視界に入ってくるだけで、不快になるって、よく奥さんが言っていますよね」

「それって奥さんが旦那に「威嚇力」で守られているんじゃなくて、逆にメスの敵オスとして、傍にいる事・・・そして、「威嚇力」が一切無いから、メスにも」

「本能的にバカにされているって事ですね。そのリアルな構図が、よく理解出来ました」

と、ミユウちゃん。

「この場合、女性も男性の「威嚇力」と同じようにマックスな「抱擁力」が求められるんですけど・・・まあ、それはそれとして、男性の「威嚇力」は必須って事になりますね」

と、貴島くん。

「男性の「威嚇力」は、言葉の説得力になるのよね。「威嚇力」の無い男性がいくら言葉を発しても、あるレベル以上のチカラをもって男性達には、届かないし、信頼もされない」

「そこに男性の「威嚇力」が必要になるのよ。「こういう目をしたオトコの言う事なら、信用しよう」・・・そういう言葉がよく飛び交うわ」

と、御島さん。

「つまり、男性の「威嚇力」は仕事にも有効・・・と言うか、本当に仕事の出来るオトコは「威嚇力」に裏打ちされた「信頼」を多くの老練なクライアントから獲得する事が出来る」

「・・・そういう訳ですね」

と、ユキちゃん。

「結局、男性としては、そこを目指すべきなのよね。でも、明確に目指していない男性は・・・全体の9割以上はいるんじゃないかしら?」

「だって、山田孝之さんばりの強い目をしている男性って・・・巷にいないでしょう?」

と、御島さん。

「結局、男性達は、自分がオスである事を忘れちゃったんですね。縄張りを守るチカラを持つ事、敵と戦うチカラを持つ事、メスと子供たちを縄張りの中で安心して暮らせるように」

「強い「威嚇力」を持つ事も・・・すべて実現出来ないオスが・・・オス失格の単なる出がらし・オヤジが存在しているって事でしょうね」

と、ミユウちゃん。

「オスとして成長しきれなかったオトコがいるって事でしょうね。そういうオスが巷にたくさんいるように、わたしには見えるけど・・・」

と、御島さんはため息をつくように言葉にした。


「オスの「威嚇力」が問題になったけど、じゃあ、女性の場合は、「抱擁力」って事になるんだけど・・・それと同時に美しさも重要にならない?」

と、御島さん。

「でも、ゆるちょさんは女性が美しいのは素敵だけど、それと同時にコミュニティの男女に対する責任感がある女性がいい・・・と言う言葉を使いましたよね?」

と、ユキちゃん。

「うん。美人な子って、皆に愛されるから、途中から、責任感を感じ始めて・・・それも外見に出て来るって感じなんだよね」

「「いやあ、この子、可愛いなあ」って思っていると、責任感のある素敵な大人の女性に育っていくって言うか・・・それは周囲の大人達によって教育されるって言うか」

「そんな風に感じてるよね・・・」

と、僕。

「それってわかるわ。社会に教育されて綺麗になっていく女性と、社会に背を向ける女性がいるもの。現実的に、ね・・・」

「社会に背を向ける女性ってたくさん見たけど・・・その大体が「逃げ込み者」になってしまって、人間的にも小さい、精神的にも弱い女性になってしまうわ」

「そういう道も実際、あるのよね・・・」

と、御島さん。

「責任感の強い女性はいいですよね。常に周囲を意識する事が出来て、それがプレッシャーにならない。人間性が大きいから、それらを安々と受け止める事が出来る」

「そういうハートの大きな女性がいいですね」

と、僕。

「僕は思うんだけど・・・もし、仮にこの世を設計したシステムエンジニアがいたとしたら・・・どう設計するか、考えたりするんだ」

と、僕。

「男性の価値が・・・「威嚇力」を備えている事が大事と言う事になるなら、女性には絶対に・・・その対となる価値があるはず」

「それを考えると・・・それこそが・・・責任感の強い、ハートの大きな「抱擁力」であるのかなと思うんだよね」

と、僕。

「それはわかるけど・・・だとしたら、「美しさ」や「やさしさ」と言う要素はどうなると思うの?」

と、御島さん。

「強いオトコは美を好む・・・歴代の為政者が美を好んだと事を考えれば、女性はやさしさと美の化身なんじゃないかな。そういう意味で対の考えを取り入れれば」

「オトコは、強さとやさしさの化身って事になるね。結局、オトコは強い「威嚇力」を備える事で、女性と子供にやすらぎ・癒やしの場所を与えた。これが男性にまず求められる」

「事なんだね。だからこそ、女性はその男性を尊敬し愛する事が出来る。逆にこれが出来ないと、女性から嫌われるわけだから、「威嚇力」で持って、縄張りを持つ事こそ」

「オスの第一の義務と言っていいんじゃないかな」

と、僕。

「それと「対」になる・・・女性の第一の義務は何か?・・・そういう意識でゆるちょさんは考えているんですね?」

と、辛辣姫。

「うん。男性側の義務はわかりやすかったからね。「威嚇力」ゼロの男性が結局、多くの問題を引き起こしている事がわかったからね」

「じゃあ、今度は、女性の第一の義務は?と言う話になっているわけ」

と、僕。

「それは当然、メスの「抱擁力」の具現化・・・オスと子供たちに対する癒やしの提供でしょうね」

と、ミユウちゃん。

「ほう」

と、僕。

「子供達の母親として、「縄張り」と言う癒やしの場所を提供してくれるオスに対して」

「メスは・・・その見返りとして、「子供たちを育て、家庭を守り、オスを家庭の主と崇め、オスに対して、家庭と言う癒やしを提供していく」と言う事じゃないですか」

と、ミユウちゃん。

「なるほど・・・そうなれば、父性=威嚇力、母性=抱擁力と言う事で、ちゃんと一対になりますね。それにそういうカタチを取れば、お互い家庭を営む事で」

「最大の癒やしが与えられる。父は子育ての為の安心と言う癒やしを母と子供たちに与え・・・母は子供に「抱擁力」と言う受け止めるチカラを発揮する」

「そして、父も母のその抱擁力に癒やしを与えられる・・・そういうお互い癒やしを発揮する関係になれるからこそ、夫婦はそのチカラを発揮すると言うわけですね」

と、貴島くん。

「なるほどね。だから、人間性の小さい女性が・・・いつも毎日に精一杯で、そのストレスを子供に怒る事で発散させるカタチになって・・・」

「結果、情緒不安定な子供を育ててしまう・・・それは「抱擁力」が足りない女性だったから・・・そういう話につながるのね・・・」

と、御島さん。

「でも、わたし思うのは、父と母の関係が大事だと思うんです。最近、父親が子供と一緒になって、母親に甘えている構図をよく見かけるんですけど」

「あれは、父が権利を放棄しているように見えるんです。やっぱり父は雄々しく父であってほしい。オス・ライオンのように雄大で強い存在で居て欲しいと」

「わたしなんかは、思うんですけど」

と、ミユウちゃん。

「そうね。わたしもそれはそう思うわ。そこはやっぱり「威嚇力」を磨いたオトコであれば・・・本能的にメスを説得するんじゃないかしら」

「自分は家庭の主であって、父親である。母親は自分に付いてきて欲しい・・・そんな感じに、ね・・・」

と、御島さん。

「ま、オスとメスがお互い愛し合っていれば、一方的に甘える事は無いんじゃない。家庭では、両親と言う立場でいる必要があるもの」

「特に子供の前では、ね・・・」

と、御島さん。

「そうですね。オトコは子供の前で、どう振る舞えるか、ですね」

と、ミユウちゃん。

「子供の前で、メスに甘えるオスなんて信じられないでしょう?それは「威嚇力」の低い、大した事のないオスの行動よ。誰も相手にしない方がいいわ」

と、御島さん。

「いずれにしろ、大事なのは、オスが強い「威嚇力」を備えている事。そこからすべてが始まるわ。逆に言えば、オスが弱い「威嚇力」しか備えていなかったら」

「何も始まらないって事だとわたしは考えている」

と、御島さん。

「・・・だとしたら、オトコは・・・強い「威嚇力」を備えてから、落ちる恋に身を任せていれば・・・「抱擁力」の強い、母性のある美しい女性にやがてたどり着く」

「・・・それこそが、本当の結婚のカタチだ・・・そう考えるのが自然って、御島さんは、言ってます?」

と、池澤くん。

「そうね。男性の存在の基本こそ、強い「威嚇力」を持つ事・・・そこからすべての「しあわせになる為のラブストーリー」は始まってるって事じゃないかしら?」

と、御島さんは言うと、嬉しそうにミント・ジュレップを口にした。


(おしまい)


最新の画像もっと見る