「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

10月3日 少女の輝きは永遠なのかしら?(4)(大団円!)

2014年10月03日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

えー、昨日の「マッサン」話、行きましょうか。

まず、人間、10代や20代だと経験が足りないので、こういう苦労話みたいなのに、本気で感動出来ないでしょうね。

ストーリーの上っ面しかわからないから・・・。


僕はやはり、20代中盤からのサラリーマン時代、

「出来れば、ここにおまえはいないで欲しい」

的な全否定なコメントを貰った経験は何度もあります。だから、エリーの悲しい気持ち・・・だけではなくて、お母さんのあの涙の理由もわかりますね・・・。


だから、ちょっと朝から感動しちゃいました。


人を否定する人間と言うのは、2種類です。前者は、人間的に小さくて、弱い・・・そういう将来的にもふしあわせスパイラル一直線の男性が、

その自分の弱さから、自分の保身の為に、

「おまえはここにいないで欲しい」

的ないやがらせを言うんですね。こういう男性って同じ男性、特に年下の男性から、裏で蛇蝎の如く嫌われますね。

表面上、何の思いも無いような表情をその男性の前ではしていますが、裏で皆に嫌われています。もちろん、当人はそういう事も見抜けず、

逆に自分は職場の人気者的に勘違いしているダメダメな人間・・・僕はそういう人間を見てきましたねー。


ま、そういう人間は僕は一切しゃべりませんから、そこは徹底していますね。


そういう自分の弱さ発信の言葉を吐いている人間は人間性の小ささをすぐに周囲に見透かされ、蛇蝎の如く嫌われ・・・不幸せスパイラル一直線です。


ま、ある意味、周囲に「負のエネルギー」をまき散らす「俺偉い病」ですから、今後、しあわせになる事は一切ないわけですねー。


もちろん、「俺偉い病」の人間に対する運用は「関係性は切るのがベター」ですから、そういう運用を徹底していきますねー、僕は。


で、後者・・・これが普通の日本人です。お母さんは、この家を守る為に余程苦労したんですよ。だから、まず、やさしいから、明らかにその苦労を、

いや、それ以上の苦労を背負い込むと予想出来るエリーに、そういう苦労をさせたくないんですね。


やさしさ発信の「あんたは、嫁には出来ない」と言う見た目「負のエネルギー」に見える、実は「ハッピーエナジー」なんですよ。


よく言うじゃないですか。「社会に出たら、本当の事を言って、怒ってくれる人を大切にしろ」と、その本当の事を言ってくれるのがこのお母さんなんですよ。

彼女は家を守ると言い訳しているけど、心底やさしいから、このかわいい、元気で健気で勤勉な、頑張り屋さんのエリーに苦労させたくないんです。


だから、お母さんは泣きながら、一生懸命、怒る芝居をしているんですねー。


いやあ、日本文化の研究者としては、勉強になりますね。なにしろ、日本人の大好物こそ、

「かわいくて、元気で健気で勤勉な頑張り屋さん」

ですからね。


ま、朝ドラはどこまで行っても「雨降って地固まる」物語ですから、エリーちゃんの土曜日の逆転満塁ホームランの様子、楽しみにしちゃいましょう!


うん、やっぱり、日本人はココロだねー。勉強になるなる。


さて、昨日までのお話の決着をつけますか。話、始めていきましょう。


その時、僕らは、とある会社のとある会議室に集まっていました。

イケメン貴島くん(29)、若い池澤くん(24)、辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)、そしてミユウちゃんの同期のマイちゃん(25)です。

「・・・要はそのマイさん事件とも言うべき事件が今日解決すると・・・そういう事ですか、ゆるちょさん」

と、池澤くんが言葉にします。

「ああ・・・その予定なんだが・・・ま、まだ、事態はすべて見えきっているわけじゃない。むしろ、グレーな部分が八割だ・・・」

と、僕。

「そんな・・・なんですか、ゆるちょさんにして」

と、池澤くん。

「池澤・・・大丈夫だよ、ゆるちょさんの真骨頂は、瞬間瞬間に思考が反応することだ。材料さえ、見えてくれば、その裏側にあるモノを」

「ゆるちょさんは、簡単に、見つけてくれるさ・・・今までだって、そうだったろ、池澤!」

と、貴島くんが言葉にしている。


「皆、遅れてごめん・・・ちょっと予想だにしなかった展開で・・・」

と、黒いスカートスーツスタイルに黒のサングラス姿の御島さんがアタッシュケースを抱えて入ってくる。

その御島さんは、少し顔面蒼白な感じで、座っている僕の前に来ると、手をテーブルに置きながら、少し前に出ると、僕の目を見て言葉にする。

「ゆるちょさん、御大からの伝言を正確に伝えるわ・・・」

と、御島さんは、幾分空気を吸うと、少し下を向きながら・・・でも、目を僕に合わせると、一気に言った。

「「ゆるちょ、すまん。今回ばかりは、その子の足取りがつかめんかった。でも、まあ、大丈夫じゃろ、お前はお前で別の手を打ってるようじゃからの」だって」

と、御島さんは僕を見ながら正確に伝言を言葉にした。

「なるほどね。あの人も、人が悪いな・・・でも、そういう事なら、こちらの推理がドンピシャだったと言う事になるな・・・」

と、僕。

「え?あのー、話が見えないんですけど・・・どういう事ですか?」

と、ユキちゃんが言葉にする。

「まあ、いい・・・その話をする前に、今回の話をちょっと整理してから、結論に突っ走ろう。そうしないと何が何だかさっぱりわからなくなってもまずいからね」

と、僕。

「ミユウちゃん・・・ちょっとこれまでの経緯を簡単に誰にでもわかるように話してくれないかな?」

と、僕。

「はい・・・マイが地元の同窓会に出席したけど、中学の同級の親友に会えなかった事が発端です。その親友は色白で笑顔の美しい、少女の輝きを放つ女の子でした」

「でも、その少女は高校一年の夏、妊娠し、学校を退学し、好きな男性と結婚した。その後、娘が生まれ・・・そこまではよかったけれど、その後、短期間で離婚となり」

「その少女は失踪・・・その後、その両親は相次いで亡くなり、祖母の呪いではないかと言う噂まで出る始末だった。という話がまずありました」

と、ミユウちゃんが説明してくれます。

「その後、マイはその事をわたしに話すんですけど、その前後から、その少女がマイの夢に頻繁に出てくるようになって、怖いねって話してた」

「・・・それが、これまでの経緯です」

と、ミユウちゃん。

「ありがとう、ミユウちゃん。マイちゃんも、これで間違いないかな?」

と、僕。

「ええ、ミユウの言うとおりです」

と、マイちゃん。

「ゆるちょさんは、この現象について、ゆるちょさんの提唱している「リアル・ニュータイプ」理論に何か関係している・・・その鍵は「少女の輝きは永遠か?」と」

「言う謎に関係していると見ている・・・そういうことですよね?」

と、ユキちゃん。

「ま、有り体に言ってしまえば、そういうことさ。ユキちゃんの説だとサオリちゃんの幽霊説・・・と言う事になるけどね」

と、僕。

「サオリの幽霊に取り憑かれてたのかしら、わたし・・・」

と、マイちゃん。

「ちなみにマイちゃんは、そういう霊感は強いの?」

と、貴島くんが聞く。

「へっへー、わたし、ガサツに見えて、結構繊細なんですよー。そういう霊感、子供の頃から、強い方なんですー」

と、マイちゃん、嬉しそうに言葉にする。

「だとすると、その線もありって事ですよね?ゆるちょさん」

と、池澤くん。

「そうだな。問題は、サオリちゃんの少女の輝きの正体って事になるんだが・・・」

と、僕はノートパソコンを取り出し、電源を入れる。

「それって、「リアル・ニュータイプ理論」的に言えば、「光るの姫の目」そのものなんだよ・・・10代の少女にありがちな現象なんだが・・・」

「今まで頑なだった少女が急に周囲にやさしく接するようになり、美しくなる現象があるだろう?その原因は繊細なマイちゃんだったら、わかるよね?」

と、僕。

「ええ・・・それってよくわかります。特に高校一年の夏を越えると・・・急にやさしくて美しい女性が増える現象がありますね、特に女子高では」

と、マイちゃん。

「その少女にオトコが出来た・・・それがその理由ですよね?ゆるちょさん」

と、辛辣姫が言葉にする。

「ま、そういう事だね・・・」

と、僕。


「それにもう一ついいかな、マイちゃん・・・マイちゃん、女子高で女性達に人気だったろ、そのボーイッシュな雰囲気じゃ」

と、僕。

「よくわかりましたね・・・女子高のわたしの靴箱には毎日ラブレターが入ってましたよ・・・もっとも、もちろんすべて女子からの・・・」

と、マイちゃん。

「マイちゃんに最初に会った時から、ピンと来たんだ・・・つまり、マイちゃんの好きだった親友のサオリちゃんは、マイちゃんを擬似的なオトコマエな男性として」

「マイちゃんを見ていたんだ。ま、要はマイちゃんを恋人として見ていたんだ。これはよくあることだ・・・その証拠が女子校でのマイちゃん人気・・・と言うことさ」

と、僕。

「サオリちゃんは、中学生で、最も大事なモノに出会ってしまった・・・それがマイちゃん、君だよ・・・君自身だ」

と、僕。

「サオリちゃんは、この世で人生で始めて、最も大切なモノに出会った」

「・・・彼女は擬似的ではあるけれど、マイちゃんこそ、自身の身体を捧げたいオトコだと認識してしまったんだな・・・」

「だけど、もちろん、マイちゃんは女子・・・だから、サオリちゃんは、大事なモノを守る意識で、マイちゃんと毎日帰っていたんだよ」

「彼女にすれば、それが最高の時間だったんだ・・・マイちゃん、こういう風景覚えていないかな・・・サオリちゃんは君に特別にやさしいけど」

「それ以外の女子には、冷たい表情をしたり、頑なところを見せていたり・・・」

と、僕。

「あ・・・それ・・・確かに・・・」

と、マイちゃんは口を抑える。

「思い出したわ・・・彼女が雪女のような表情をした時、自分が何をしたか・・・」

と、マイちゃんは表情を凍りつかせながら言葉にする。

「あの時、わたし・・・軽い気持ちで、クラスの別の女子を何気なく「あの子かわいいよね、ああいう子好きなんだ」みたいに言ったんだった・・・」

「そしたら、サオリの表情が急に雪女みたいに・・・」

と、マイちゃん。

「彼女はわかりやすく、その褒められた別の女性に嫉妬したんだよ・・・」

と、僕。

「つまり、彼女はそれくらいマイちゃんが好きだったってことだ。だから、マイちゃんから見て、サオリちゃんは好ましい存在だったし、マイちゃんの感じてた」

「「少女の輝き」ってのは、マイちゃんを見つめる時に当然現れる、サオリちゃんの「目の笑う、いい笑顔」の事だったんだ・・・」

と、僕。

「確かに・・・彼女、わたしを見つめる時は、「目の笑う、いい笑顔」をしてて・・・そうか、それを中学生のわたしは、「少女の輝き」と理解していたんだ・・・」

と、マイちゃん。

「だが・・・そんな感情を持っているサオリちゃんを置いて、君は引っ越しをしてしまった。もちろん、埼玉と東京だから、そんなに距離は無いけど」

「中学生のサオリちゃんにすれば、絶望的距離だったろうし、彼女は君に擬似的にフラれたと感じたんだろうね。それが彼女の人生最初の絶望だったんだ・・・」

「もう、こういう言い方は、あまり良くないが、マイちゃんは、サオリちゃんの心に深いキズを負わせてしまったんだ・・・・」

と、僕。

「だって、それは・・・当時は、わたし、中学生だったし、そんなサオリの気持ちに気づいてやれない程、馬鹿だったし・・・」

と、マイちゃん。

「サオリが、そんな気持ちをわたしに、持っていてくれたなんて、あたし、今の今まで・・・」

と、急にしんみりとするマイちゃんです。

「ま、失恋と言うのは、誰にでも経験があるものさ。いや、失恋するからこそ、次の恋に踏み出せる、・・・そういう勇気をあげたって事にもなるんだから」

「マイちゃんは、責任を感じる必要はない。むしろ、サオリちゃんはマイちゃんに恋する事によって、別れる時の痛みを知った」

「彼女はその事で、恋とは喜びだけじゃない事を知ったはずだ。恋には、喜びもあれば痛みもある。だけど・・・」

と、僕。

「だけど、彼女は、それを知っても、次の恋を選ぶ道を歩き始めた・・・痛みが伴う喜びである事を知りながら、それを受け入れて・・・」

「つまり、サオリさんは成長したって言う事ですね、ゆるちょさん」

と、ミユウちゃん。

「そういうことだ・・・人間にとって、一番大事なのは、痛みを受け入れても、喜びを取りに行ける人間としての強さを勝ち取る事だ。それが人間の本当の強さだ」

「人はこれを成長と言うけどね・・・マイちゃんは、知らず知らず、サオリちゃんを成長させる手伝いをしたと言うことなんだ・・・」

と、僕。

「そうですか・・・それなら・・・よかったけど」

と、マイちゃん。

「成長したサオリさんは、その後、恋する喜びを知り・・・新たな恋を探すようになった・・・」

と、ミユウちゃん。

「それでサオリは、高校一年の夏に妊娠・・・ってこと?」

と、マイちゃん。

「そういうことだ・・・彼女は痛みを受け入れ、新たな恋を探し始めた。彼女は擬似的ではあったけれど、マイちゃんに恋して、愛され、恋の素晴らしさを知ったんだ」

「恋の素晴らしさを知ってしまった以上・・・恋の探求者になるのが自然じゃないかな?特に、女性は、ね・・・」

と、僕。

「まあ、いい、その後の事は、実は重要じゃないんだ・・・この事件で大切なのは、彼女の色の白さと目のターコイズブルー」

「そして、サオリちゃんが、少女として絶世の美女だったことだ・・・」

「どうだい、ユキちゃんこの二つの要素から、彼女の特異な条件が何か、わからないかい?」

と、僕。

「色の白さと目のターコイズブルー・・・サオリさんは、ハーフって事?お父さんかお母さんは外国人?」

と、ユキちゃん。

「え?それは違うわ・・・彼女の両親は会った事もあるけど、両方とも日本人だったし」

と、マイちゃん。

「お父さんとお母さんは歳が離れていなかった?かなり若いお母さんだったとか?」

と、僕。

「あ・・・そうでした。お母さん、まだ、20代の後半くらいって、え?歳が合わないわ・・・」

と、マイちゃん。

「実は御大から、早めに連絡が届いていてね・・・彼女の本当のお母さん、産みの親はフランス人だったんだ。サオリさんのお父さんは貿易商で、若い頃に」

「サオリさんのお母さんと大恋愛の末、結ばれた。しかし、まだ、サオリさんが小さいうちに亡くなった。それがサオリさんの色白とターコイズブルーの瞳の理由さ」

と、僕。

「・・・と言う事は、マイさんが見た、サオリさんのお母さんは・・・後妻と言う事?」

と、ユキちゃん。

「そういうことになるね・・・」

と、僕。

「その事実だけど・・・仕事の知り合いで佐伯って馬鹿がある組織に属していてね・・・その組織の事は口が避けても言えないけれど」

「彼に頼んで、サオリちゃんが失踪してから、最近までの出国者のリストを探って貰ったら、サオリちゃんが失踪した何年か後にフランスに飛んだ事がわかってね」

「しかも、その彼女はその時、フランス国籍だったんだ・・・御大が探せないわけだ」

と、僕。

「それで・・・わたしにあんな伝言を・・・」

と、御島さん。

「なぜ、フランスなんです?サオリが出国した先・・・」

と、マイちゃん。

「もちろん、彼女のお母さんの実家があるからさ。多分彼女も小さい頃、住んでいた記憶があったんだろう。懐かしい匂いとしあわせだった記憶と共に、ね」

と、僕。

「・・・で、フランスを探ると言えば、人脈のむちゃくちゃ広い・・・と、そろそろ現れるはずなんだが」

と、僕。

・・・とそこでドアがノックされ、ひとりの女性が入ってくる。

「芦川ユミちゃん(27)・・・この事務所のエースでもあるんだ。僕の仕事仲間で・・・マイちゃんと池澤くん以外は顔見知りだよね?」

と、僕は彼女を紹介する。

「どうも皆さん、お久しぶりです。・・・で、ごめんなさい、遅くなってゆるちょさん。ノートパソコン借ります!」

と、言うとユミちゃんは、僕のノートパソコンの設定を手早く変える。

「えーと、マイさんでしたね・・・このパソコンの前にどうぞ・・・」

と、言うと、マイちゃんは、恐る恐るパソコンの前に座る・・・と、そのパソコンの画面にはSkypeの画面が立ち上がっていて・・・。

「マイ!マイじゃない、会いたかったよー、マイ!」

と、声が・・・。

「サオリ・・・サオリじゃない、サオリ、今、どこ?フランス?」

と、マイちゃん。


画面の中では、サオリちゃんが笑顔ではしゃいでいた。


「・・・っていうか、サオリ、前よりすごいふっくらして・・・どうしたの?でも、笑顔がすごく輝いていて・・・神々しいくらい・・・」

と、マイちゃん。

「ふふ・・・」

と、サオリちゃんは後ろを向くと・・・手に掲げたのは。

「赤ちゃん!!!サオリ新たに出産したのね・・・かわいい・・・」

と、マイちゃん・・・もうそれだけで泣きそうだ。

「新しい彼が出来て・・・結婚して、それで子供を産んだの。今回はもちろん、ちゃんと結婚してから、子供を作ったのよ」

と、サオリちゃん。

「ほら、今度は、男の子なのよ!一姫二太郎なのー。すごい縁起いいでしょー!」

と、サオリちゃん。

「いや、縁起いいって、そこフランスだし」

と、池澤くんが思わずツッコミを入れる。

「赤ちゃんが生まれて、すっごい今しあわせで・・・この気持ちをマイに伝えたいなーってずーーっと思ってたの。そしたら・・・」

と、その画面に割り込んでくる女性ひとり。

「ゆるちょー、頼まれた仕事はちゃんとやったからねー。明日帰国するから、御大さんには、交通費請求しておいてー」

と、ソフィーは笑顔で手を振っていた。



数時間後、とあるバーに僕らは集まっていた。


「結局、出産した女性が神々しく見えるのは、「ハッピーエナジー」を体内で最大発生するから、それが体内に溢れて」

「その「ハッピーエナジー」が皮膚や顔の皮膚を通じてオーラーの様に周囲に発散され、神々しく見える・・・そういう現象だったのね・・・」

と、御島さん。

「その最大のエネルギーを持った時に、サオリさんが、マイちゃんに逢いたいと願ったから、ある意味、テレパス的な能力すら、使えるようになった」

「・・・そういう事だったんですね・・・今回の現象・・・」

と、貴島くん。そこには他に、ミユウちゃんとユキちゃんと僕がいた。

「今日見たら、サオリちゃんはもうキラキラ光る目・・・「光るの姫の目」を備えていた」

「それだけ彼氏にたくさんの「ハッピーエナジー」を毎日直接照射してもらっているんだろう。彼女の少女の輝きはさらに強くなるよ」

「・・・「光るの姫の目」もさらに強く輝くと言うことさ・・・」

と、僕。

「少女の輝きは永遠なのね・・・「光るの姫の目」さえ確保し、「八百比丘尼化」したら、もう外見は変わる事はない・・・」

「その為には、毎日「ハッピーエナジー」を大量に直接照射してくれる、本当に愛し合える男性を確保すればいいってことになるから・・・」

と、御島さん。

「それが少女からお母さんになる、最上のしあわせストーリーになるんですね。お母さんになっても美しいままの女性って、案外多いですもんね・・・」

と、ミユウちゃん。


「しかし・・・ソフィーとユミちゃんをチームで運用するなんて、ゆるちょさんにしか出来ませんよ」

と、ユキちゃん。

「ソフィーは土地勘があるし、ユミちゃんの知り合いがフランスでいろいろな「つて」を持っていたからね・・・そりゃあ、舎弟3000人と言われた暴走族のヘッドの」

「彼女をしてたユミちゃんだからね。人脈は計り知れないくらいあるわけさ・・・んで、彼女の知り合いと行動力なら誰にも負けないソフィーと現地でチームを組んで貰って」

「サオリちゃんを探してもらったら、子供を産んだ直後だったと・・・そういうわけ」

と、僕。ネタばらしだ。

「わたし、今回の事で、わかったのは・・・この日本での一番の宝って、ゆるちょさんを助けようとする人たちの人脈そのものだってわかりました・・・」

「わたしは、マイの話をゆるちょさんに聞かせたら、どうにかなるかなって発想しか出来なかったけど、ゆるちょさんは、一度動き出したら、正しい解答まで」

「辿り着く知性を持っているし、そのゆるちょさんを信じて動いてくれるたくさんの人達が・・・わたしが知らない人達も今回動いてもらったのかと思うと」

「ただただ申し訳ないって言うか・・・」

と、ミユウちゃん。

「いや、申し訳ないって事はないさ・・・皆、僕が「リアルニュータイプ理論」を常に追っている事を理解してくれているし、それが新しい知恵を生む事も理解してくれてる」

「今回、「ハッピーエナジー」を体内で最大発生させればテレパス能力さえ発揮出来ちゃう事がわかったろ。これは新事実だもの」

「皆、その為に協力してくれたのさ・・・それだけだよ、ミユウちゃんは、それに協力してくれた・・・そういう話さ」

と、僕は笑顔で言った。

「僕は「運」と「縁」と「恩」とを味方につける事が出来ている。それは僕の為によかれと思って動いてくれる人たちが大勢いるって事そのものなんだよ」

「日本人の財産は、お金じゃない・・・自分の為によかれと思って笑顔で動いてくれる仲間達、それ、そのものが財産なんだ」

「その財産を大事に守れば・・・しあわせだって、お金だって付いてくる。この日本での最高にして、最善の生き方こそ、仲間と言う財産を毎秒メンテナンスし」

「皆を笑顔にしておくこと・・・これに尽きるのさ。それが「運」と「縁」と「恩」を味方につけると言う事になるんだ・・・」

と、僕。

「それが日本人として、一番大事な生き方になるのね・・・また、いい事教えて貰っちゃった。だから、ゆるちょさんとは、離れられないの」

「今日も、ヒリヒリするくらい、ゾクゾクする経験をしちゃったわ・・・こういう経験はゆるちょくんと一緒に生きているからだもの・・・」

と、御島さんは笑顔で言った。

「ほーんと、ありがたいですよ。ゆるちょさんといると、毎日、新しい知恵も得られるし・・・人間にとって、しあわせになる為の知恵を得る事くらい」

「最高にスーパーなエンターテイメントは、ないわけだし」

と、貴島くん。

「ほんと、ありがとうございます。今回の件、わたしが持ち込んだんですから・・・鮮やかに解いて頂いて・・・すごく、すっきりしました」

と、ミユウちゃん。

「ま、一時はどうなるかと思ったけどね・・・絡み合った釣り糸も、丁寧にたぐれば、解きほぐせるって事がわかったよ・・・」

と、僕はマンハッタンを飲みながら、一息つく。

「人生、お金じゃないんですね」

と、辛辣姫。

「そ。お金じゃない、どこまでも、仲間こそ、財産・・・だろ?皆」

と、僕は笑顔で言った。


皆、笑顔でコクリと頷いた。


「・・・にしても、ソフィーの奴・・・普段仕事仕事って言うくせに、こういう面白いネタに会うと最優先で対応するんだから、わかりやすい女だよ・・・」

と、僕がつぶやくと、他の4人は、フッと笑顔になるのでした。


(おしまい)


えー、ほんとに、一事はどうなるかと思いましたが、なんとか、大団円を迎えられました。

しかし、ほんと、この日本で生きていると、人脈と言うか、仲間の笑顔が生きる糧になりますね。


ひとは一人では生きられない。


ほーんと、その通りだと思いますね。


さ、今日は金曜日。気合入れて乗り切りましょう。

そして、夜には、飲み!一週間で溜まったゴミを綺麗に捨て去りましょう!


ではでは。

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