「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

キマグレンの「LIFE」!(月曜日の歌詞論考!:日本人的美学からの論考)

2010年06月07日 | 日本人の秘密
おはようございます!

さて、今日は月曜日、というわけで、名曲、いい曲の理由を論考する歌詞論考の日です。

まあ、今回、どうしようかなあ、と考えていたのですが、昨年の夏かな、

よくかかっていて、

「かっこいい曲だなあ」

と印象に残ったこの曲、

「キマグレンのLIFE」

を論考してみたい、と思います。

さて、どんなことになるやら、楽しみに論考していきましょう!


えーと、確かキマグレンって、葉山かなんかのお店屋さんをやっているとか、

でしたっけ?なんだか、この楽曲のバックボーンが感じられますよね。

僕も葉山の海岸あたりは、けっこう好きで、サイクルトレーニングにもよく訪れる場所ですね。

三浦半島一周なんてやるときは、葉山あたりから南下していくコースになりますからね。

まあ、でも、ちょっと海岸の奥行が短い・・ですよね。まあ、若い頃、彼女連れて葉山の海岸いきましたが、

なんとなく海岸が狭い印象がありました。奥行き的にね。もう、すぐ海っていう感じなんですよね。

でも、風景はいいですよね。あの湾口の感じが、だから、最近は専ら風景を楽しみながら、

サイクルトレーニングって感じになっちゃっています。

そういえば、葉山のズーデニ、閉店しちゃったんだよね!

あそこは、よくデートとかに使いましたね。

海がみれて、食事ができて、ウインドやっているのを見ながら、アイスミントなんて感じで、

いやいや、寂しいです。

おっと思い出話ばかりじゃいけませんね。論考はじめましょう!


The world I see through my fogged up glasses

A monotone view touch of black and white colors

ってなわけで、この英語で唄うというところが、味噌だったりするわけです。

ちょっと洋楽ちっくで、意味をわからないように英語で唄うことで、隠しているわけです。

そして、強調しているんですね。カッコよく強調する、というのが、英語詩で唄う

意味なんですね。まあ、素直にかっけー、と思っていれば、いいんですけどね(笑)。

で、意味ですが、

僕の曇ったメガネから通して見える世界は、黒と白の単調な風景

というわけで、これは、このあとに出てくる歌詞を英語に翻訳して歌っているというわけです。

Born in to this world wide space

With a bright smile face

意味は、明るい笑顔で、この広い世界に生まれ

という感じですか。

Hoping that my life's worth,while

This is gonna be my first tiral

Hey Boy!it's time so sing it

僕の人生の価値に期待するぜ!

これが、僕の最初のトライアルになりそうだ

よう、少年!今こそ、歌う時だぜ!


と、まあ、そんな感じですか。

MY LIFE,SO ALIVE,FEEL IT INSIDE

DON'T HIDE,DON'T CRY,HERE I COME

僕の人生、そう生きている、その人生の中身を感じるんだ!

隠れるな!泣くんじゃない!僕はここにいるよ!


こうやって書いてみると、後ろで日本語で出てくる歌詞と全然違うということがわかります。

確かに最初だけ、僕らが見えている世界は白と黒だ、というところだけありますが、

あとは、非常に前向きなポジティブな自分への言葉、呼びかけ言葉なんですよね。

そういうボジティブな言葉を英語で歌うことによって、カッコよく強調しているわけです。

と言っても、歌の中ではつぶやいている感じですからね。

なんとなく、ポジティブな言葉が聞こえている、という感じを受けますね。


さて、ここから日本語ですね。翻訳せずに済むので楽ですね。もっとも僕の翻訳は

そうとう意訳なんで、すいません(笑)。

まあ、こっから本格的にこの曲が始まる、という感じです。


僕が見えている世界は白と黒

他の色ぜんぜん必要ないんだよ

そうやって、黙って、嫌な事通り過ぎて

この先々生きていくんだろう


まあ、これは、ヒット曲のお約束、だめだめな状態の自分から入るということでしょうね。

自分が弱いから余計なことは、考えたくないし、したくない、ということでしょう。

まあ、若い頃は当然、こう思っているでしょう。

能力が全然ない、わけですから。

必要のない勉強はしたくない。必要のない仕事はしたくない。

でも、自分を成長させるには、それが必要だと回りが考えていたりして、

余計だと思うこともしなくてはならない。

そんなあたりのだめだめな感じを唄って、まず、弱い自分を認識するところから、入っているんですね。

それで、若い世代だったり、今、自分がだめだめなひとに共感を得ているわけです。


僕もだめだめでねー。そういう状況に陥ったことがあります。

でも、これを今、読んでいるだめだめな方々、大丈夫です。

それが、あなたの経験になるんです。そして、そこから脱出したとき、

そういうだめだめな人間のつらい気持ち、感情、そういうのをわかってあげられる人間になるんです。

まあ、僕はそこらへん一通り経験しているんで、そういう時にどういう対処をするか、とか

いろいろ詳しくなりますよ。まあ、その対処法は、相手にもよるんで、

書きませんが、とにかく、人間、経験することだけが、その人間を進化させるんです。

だめだめな状況だって、経験になるんです。逆に経験できないと、一生わからないんです。

まあ、ね。そういうあたり、経験しないで、全然わからない人間とか、いるわけですよ、リアルに。

もう、そういう人間って、現実に取り込まれ易くてね。それでいて、経験が少ないから、

いろいろ見えない。もう、そのあたりで、僕は、

「事実を引き寄せる人間になれ!現実に取り込まれる人間になるな!」

と言っているんですけど、リアルでそういうのに、とりこまれちゃう人間がいかに多いことか。

ま、先週、何度か原稿飛ばしましたが、まあ、そこらへんの対応があってねー。

以上、愚痴終り(笑)。


さて、んじゃ、次、行きましょう。


僕らの住む世界はいつもとてもウソだらけ

自分殺して、笑顔作っている

泣きたくて、笑いたくて、ホントの自分

ガマンして伝わらなくて

君は誰の為に生きているの?


まあ、三行目からサビなわけです。

ここが、この曲で、最も主張したいところなんですね。

「うまくいかない人生」という感じでしょうか。

そうですよね。若い頃なんて、一生懸命がんばっても、あんまりうまくいかないものです。

テストの点数は勉強した程、上がらないし。

好きな女性は、カッコいいサッカー部の主将を好きらしいし、とかね。

会社入っていたって、上司に怒られたりさ。

人生いいことない、なんて感じることは、多いわけです。

結局、がまんして、何がしたいの俺的な問いかけなんですよね。

この曲は、我慢と言う行動がキーになっているような気がしますね。

つまり、日本人って、みんなどこかで、我慢しているんですよね。

だって、社会的役割を果たすの大好きな日本人なわけだから、

我慢するの、当たり前なところがあるわけですよ。

学校に行っていても、会社に行っていても、家庭の主婦も、

みーんな、我慢しているんです。

だから、この曲は、日本人の多数のひとが、我慢している状況にある、ということを

見ぬいて、そういう我慢しているひとに向かってかかれた曲だ、ということがわかってくるわけです。

なるほどー。そういうわけだったのか。


えーまた、ささやき部分ということで、英語です。

Red,blue and yellow,all sorts of colorsあるけど

Each and one of them

stand for a symbol of the cries that lie inside


赤、青、黄色、すべての種類の色があるけど、

それらの中でひとつしかないし、それぞれの色でもある。

心の中のウソのために泣く、その象徴として、立ちあがるんだ!


なーんか、相当意訳ですけど、雰囲気としては、こんな感じかなあ。

結局、この曲では、色というものを、めんどくさいもの象徴にしているんですよね。

でも、その色にもいろいろある、ということで、めんどくさいことにも、実は意味があるんじゃない?・

という語りかけがされています。

そして、現実を生きていく上でつかなきゃならないウソ、として、

つくり笑顔というのが、その象徴として語られているんですね。

それが、心の中のウソと言われています。

つくり笑顔をつくることに、涙する、そんな弱い自分を乗り越えるために、立ち上がれ

ということを言っているんですね。


非常に若い世代、十代ぐらいのときって、大人になることのけがれの象徴として、

つくり笑顔が語られますよね。これは、いつになっても変わらないことなんですね。

でも、僕らの世代になると、それが、自然に出るようになったりする。

というのも、気にいっているお客さんとかもいますからね。

そういうのが、わかってくる。だから、この曲は、10代や20代前半、

そういうのが、まだ、わからず、大人のけがれの象徴ととっている世代に向けている

ということがわかります。

まあ、僕に言わせれば、作り笑顔でも、他人との心のやりあいができれば、

そこにしあわせが生まれる、と「リアル・ニュータイプ理論」で言っているわけですから、

「大人のけがれ」ばかりでも、ないんだよ、と言いたいところですがね。


次行きましょうか。

こころのVOICE stand back to back,people try to smile

when they're mad or sad

Hey you!Don't give up before you try it

君らが狂っていたか、悲しんでいた時、人々は微笑えむようにトライしていた。

こころの声よ、戻って来い!

おい、おまえ!ほほえみをトライする前にあきらめるんじゃない!


えー、めちゃくちゃな意訳ですが、まあ、雰囲気は伝わるでしょう。

あきらめるな、と言っているわけです。

そして、微笑をトライしろ、と。

これは、前段から続けると、つくり笑顔は、嘘だけど、でも、やってみろ、

ということになるわけですよね。

トライしてみろ、実はウソなんかじゃ、ないんだ。そこには、意味があるんだよ、

ということを表現しているわけですね。


さて、日本語歌詞行きましょう。


愛、自由、希望、胸にそっと懐かせて

この世に君は、生まれてきた

生きる意味探す旅を、日々君続けるよ

命運ぶ方へ 進めこのLIFE


これは、そのままというか、

君を祝福する詩というところでしょうか。

生まれてきた君を祝福し、いい方向へ人生を進めよう!

と言っていますね。


僕らの住む世界はいつもとてもウソだらけ

自分殺して、笑顔作っている

傷つく事恐れて想い隠す、いつの間にか

わかんなくなった、僕は誰?


これは、前半は先程出てきた詩と同じですが、

後ろの二行が違います。これ、男の僕のことなんですね。

さっきは、君で、女性の君を現していましたからね。

傷つくことを恐れて、言いたいこと隠してしまう。

そんなこと、若い時は、たくさんありました。

今は、超逆ですけどね(笑)。

でも、そういうもんですよね。結局、想いが伝わらない。

そんなことしていて、いいのか、俺?

ということでしょうね。

つまりは、踏み出せ!

ということを暗に示しているんですよね。


泣きたくて、笑いたくて、ホントの自分

ガマンして伝わらなくて

言いたいこと、言えないけど、ココにいるよ

泣きたくて、笑いたくて、ホントの自分

ガマンして伝わらなくて、君は君のために、生きていくの?


要は、泣け、笑え、ホントの自分を伝えるんだ

ガマンする必要はないんだ!

君は、そうやって、生きてちゃだめなんだ!


こう言っているわけです。

つまり、逆のことを事実として指摘して、

それは、違うよ。君の生き方とは違うんだよ

というメッセージを与えているんですね。

なるほど、わざわざ逆のことを事実として伝える。

ふーん、それで、奮起を促しているわけです。

そして、日本人はみんながまんしている、というのを見切ったからこそ、

こういうこころを引っ張る名曲ができたわけですねー。


この曲、副題をつけるとしたら、「ガマンしている君へ」だなー。

なるほど、よーくわかりました。

つまり、名曲とは、日本人の多くの人間の状態を考えて、一番共感を得られる

状況を的確に指摘し、救ってあげれば、できあがるものなんですね。


これを見ていると、大人の男になる!ということは、

そういう若い世代の頃にみえていた、「やっかいなもの」から、解放される、

ということだということが、だだわかりになります。

つくり笑顔も、素直にだせるようになるし、それが、自分のしあわせにもつながるものだ、

とわかるようになる。若い頃にいやしいとか、ウソだとか、否定していたものが、

実は、必要不可欠なものであり、自分を進化させる、体験することにつながっているものだ、

ということが、わかってくる。

体験こそが、自分を進化させる唯一無二の手段なのだ、

ということにも、気づいていく。


この曲は、まだ、若い世代に向けられたものだけれど、この曲を理解すれば、大人の男になること、

というものも、また、理解できます。

若い世代のみなさん、人生は、経験によってつくられます。

ずんどこ、いろいろな経験を積み、いろいろなしがらみから解放され、自由にモノが見れるよう、

感じられるようになってください。作り笑顔というけれど、そのうち、自然な笑顔に変わっていくのです。

そして、そういう笑顔が、お互いのしあわせを生むのだ、ということに早く気づいてくださいね!



さて、ちょっと今日は現状の愚痴などが入ってしまって、

相当長くなってしまいました。

お疲れ様でした。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう。


ではでは。




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