趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『脳には妙なクセがある』 池谷 裕二

2012年11月01日 | 
著者の池谷裕二さんは、薬学博士で研究者です。

これまでにも印象深い、「脳」に関する本を出されていますし、
新聞や雑誌でも度々お名前を目にしているので、なんだか親近感がありますね。
何年か前にはテレビに出演されているのを観て、「お若い!」とびっくりしました。

そんな池谷さんの新刊『脳には妙なクセがある』は、
新聞広告を見てすぐに読みたいと思いました。
で、この本買いました。


この本の良い所は、とても読み易くて本来なら理解がし難い説明であっても、
すんなり読み進めていけるところだと思います。

全26章に渡って、様々な角度から「脳」について解説してくださるのですが、
「脳が大きい人は頭がいい!?」とか
ブランドにこだわったり、知ったかぶりしたり、愛の力やフェロモンに惹かれるとか、
オカルトがあったり、お酒好きや食の話があったりと、
身近な内容で、本当に多義に渡って面白く読めるのです。

そして、読みながら「脳って何て人間的なの!」と思うのです。
こんなに気持ちや状況に左右されるものだったなんて、「愛すべき脳」ですね。
そして、やはり大切なのは、入力と出力のこと。
なるほどなぁ・・・・・。

読んでいくと自分自身がとても楽になるように思いました。

前書きにあった、「楽しく、ごきげんに生きるために」は、
私も信条にしています。
その為のヒントを、たくさんもらえました。
オススメしま~す。。