趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『リアル 12巻』 井上雄彦

2012年11月27日 | 
年に一度の新刊発売、今年も忘れませんでした!
22日発売日をHPでチェックして、忘れず週末買いに行きました。



発売日も、買うのも忘れなかったのですが、
前巻までの物語をすっかり忘れてしまって、あわてて10巻あたりから読み直しました。

過去記事読んでも、何だか毎年同じことしてるみたいで恥ずかしいです。
でも、お陰でじっくり『リアル』を読み直せるのは、なかなかいいかも!!

12巻は、戸川のAキャンプ参加と、
リハビリに懸命に取り組む高橋がメインになっています。

2人には、それぞれ家族があり、友人があり、仲間があるのです。
その仲間が次第に増えて、かかわりが増え、化学反応がおきて、
突きつけられるものが増えていくのです。

「やりたいことをやれない理由を並べて、誰かのせいにしてた」
高橋の母親の言葉です。
この言葉に、つきるのです。

その事に気付いていく、登場人物たちが、
「変わりたい」と願う・・・。

人間いつだって変われるんだな。
心の底からそうしたいと思う気持ちとちゃんと向き合って、
ただ純粋にそうしていけば、きっといいのだ。
余計な物を取り払う作業が、以外に難しいのかもしれないと思いました。

「お守り三銃士」の、スコーピオン白鳥が、次巻に続いていく・・・。
しんぱい。。