趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

期せずして

2013年08月26日 | 子育て
先週末、離れて暮らす娘と息子から相次いで電話が来ました。
我が家を中心として、東と西に別れて生活しています。
娘は就職して4年目、息子は2年目になりました。

電話の内容は、どちらも仕事上の事だったので、
こんな偶然もあるのね、と思ってしまいました。

携帯電話での親子間の通話は無料なので、
気にせずおしゃべりできる事もあってか、話は長くなります。
時間に追われている時でなくてホントに良かったと思いました。

二人とも、私に電話してくるという事は、切羽詰っての事。
二人とも、基本的には頑張り屋なのです。
ですから、説教は無用。
話せるなら話せるだけ話を聞き、話せないならひたすらねぎらいの言葉を掛け、
それを繰り返しながら、最も欲しがっている言葉を探すのです。

私自身は、子どもたちの年齢の頃自分の気持ちを言葉にするのがとても苦手でした。
思っていることを話そうとすると、絶句してしまうのです。
出力できないという事が、どんなにつらい事か、実感を持っていました。

それで子育て中、子どもに自分の気持ちを話す事を繰り返し教えてきました。
子どもの頃は、感じている事を無自覚な事が多くて、
言葉で話す、説明するという事がとても難しいのです。
やはり、言葉に変換していく作業というのは、なかなか旨くいかないのだと
本当に思いました。

でも、そんな作業を繰り返していくうちに、
なんとなく思っていることを話せたりして、楽しくなってきたのです。
親子の会話、というより人と人との語らい、とでもいうのでしょうか?
それは思ってもいなかった、化学反応でした。

生きていればいろんな事がありますよね~
出力が上手にできれば、しめたもの。
話していくうちに段々気持ちが静まって、
自分を振り返る余裕が出てきました。

欲しかった言葉、かけてあげられたかな。。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿