薬丸岳さんの本を図書館の書棚で見つけて借りてきました。
題名の『友罪』は、‘ゆうざい’と読むのです。
本書は、神戸連続児童殺傷事件を連想させる黒蛇神事件と呼ばれる少年事件の“その後”の物語。
もしも友人が過去の凶悪犯罪の加害者だったら――。
これは、著者がデビュー前から抱いていたテーマだったそうです。
やはりどうしても実際にあった神戸の事件を思い起こしてしまいます。
衝撃的でしたし、その後、というものも中々表には出てこないですし。
でも、この本は、ただその後を描いただけではないのです。
母親役として加害少年の更生に尽力した医師や、
過去を知らずに友人となる益田と、恋心を抱く美代子の
それぞれの物語が交錯していくのです。
そのそれぞれの物語が、切ないのです。
おぞましい犯罪と、一刀両断できない悲しみや憎しみが胸に迫ります。
人間誰しも過ちをおかすもの・・・
できればその罪を償い、更生して生きていける道があるといいのにな。
正直、答えの見つからないテーマだと思いましたが、
心に迫る物語だと思いました。
おすすめしま~す。。
題名の『友罪』は、‘ゆうざい’と読むのです。
本書は、神戸連続児童殺傷事件を連想させる黒蛇神事件と呼ばれる少年事件の“その後”の物語。
もしも友人が過去の凶悪犯罪の加害者だったら――。
これは、著者がデビュー前から抱いていたテーマだったそうです。
やはりどうしても実際にあった神戸の事件を思い起こしてしまいます。
衝撃的でしたし、その後、というものも中々表には出てこないですし。
でも、この本は、ただその後を描いただけではないのです。
母親役として加害少年の更生に尽力した医師や、
過去を知らずに友人となる益田と、恋心を抱く美代子の
それぞれの物語が交錯していくのです。
そのそれぞれの物語が、切ないのです。
おぞましい犯罪と、一刀両断できない悲しみや憎しみが胸に迫ります。
人間誰しも過ちをおかすもの・・・
できればその罪を償い、更生して生きていける道があるといいのにな。
正直、答えの見つからないテーマだと思いましたが、
心に迫る物語だと思いました。
おすすめしま~す。。