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映画「ぼくたちの家族」

2014年06月30日 | 映画
週末、映画「ぼくたちの家族」観てきました~
近辺での上映が決まった時、とてもうれしく楽しみにしていたのです。



母親の突然の病気発覚を機に、バラバラになりかけた家族が必死に向き合い、
再生していく姿を描いています。
作家早見和真さんの原作実話をもとに、
監督は、「舟を編む」などの若手実力派の石井裕也氏。

妻夫木聡さん、池松壮亮さんが兄弟役に扮し、
その両親を長塚京三さん、原田三枝子さんが熱演されています。

表面上は、取り立てて問題の多い家族には見えないのです。
兄は結婚して家を出て、弟は都内の大学に通うために家を出て、
都心から離れたニュータウンの大きな一軒家に、60歳を過ぎた夫婦二人暮らしの生活です。

でも、一番強く心に残ったのは、
母親の病気が発覚しなかったら、この家族はどうなっていったんだろう、ということです。
治療の可能性を求めて奔走することで、3人の男たちが、
自分自身や家族と向き合わなければならなくなるのです。

その描き方がいいと思いました。
つぶやくようにぼそぼそ話すしゃべり方が、時に聞き難く感じましたが、
抱える思いや気持ちを旨く表現していると思いました。


弟役の池松壮亮さん、兄役の妻夫木聡さん。
二人とも、とても良かったと思いました。。