直木賞を受賞されて話題となった、朝井リョウさんの『何者』読みました。
就活を舞台にした小説だと知っていたので、著者ご本人の経験がもとになっているのかな、
位の感覚で手に取ったのです。
実際、ご自身が就活をして就職されたことも、作家と二足の草鞋を履いてという報道も
目にしていたので。
物語は、主人公の二宮拓人という就活生の視点で語られるのです。
登場するのは、拓人とともに就活していく光太郎、瑞月、里香、隆良の4人と、
劇団を主宰する、ギンジという友人と、バイト先の先輩のサワ先輩。
それぞれが、拓人の目を通して語られていくのです。
それに補足するかのように、それぞれの人物たちのツイッターの文章が間に挟まれています。
始めは、若者感覚の文章やツイッターの描写などあんまりついていけなくて、
なかなか読み進めなかったのですが、
物語も半ばを過ぎるころ、だんだんだんだん他の何かを嗅ぎ付けるように
引き寄せられていったのです。
私もツイッターの文章に、同じような感想を持っていたことに気付いたのです。
そしてそのことに気づいてから、就活という特殊な世界を描いていながら、
朝井さんが描こうとしているものに、深く共感したのです。
若さ、というオブラートに包まれながら、
本当はその若さを武器に、その闇に向かって一撃を繰り出しているような、
そんな感覚を持ちました。
読んで良かったと、心から思いました。
おすすめしま~す。。
就活を舞台にした小説だと知っていたので、著者ご本人の経験がもとになっているのかな、
位の感覚で手に取ったのです。
実際、ご自身が就活をして就職されたことも、作家と二足の草鞋を履いてという報道も
目にしていたので。
物語は、主人公の二宮拓人という就活生の視点で語られるのです。
登場するのは、拓人とともに就活していく光太郎、瑞月、里香、隆良の4人と、
劇団を主宰する、ギンジという友人と、バイト先の先輩のサワ先輩。
それぞれが、拓人の目を通して語られていくのです。
それに補足するかのように、それぞれの人物たちのツイッターの文章が間に挟まれています。
始めは、若者感覚の文章やツイッターの描写などあんまりついていけなくて、
なかなか読み進めなかったのですが、
物語も半ばを過ぎるころ、だんだんだんだん他の何かを嗅ぎ付けるように
引き寄せられていったのです。
私もツイッターの文章に、同じような感想を持っていたことに気付いたのです。
そしてそのことに気づいてから、就活という特殊な世界を描いていながら、
朝井さんが描こうとしているものに、深く共感したのです。
若さ、というオブラートに包まれながら、
本当はその若さを武器に、その闇に向かって一撃を繰り出しているような、
そんな感覚を持ちました。
読んで良かったと、心から思いました。
おすすめしま~す。。