趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

脚本家・林宏司さん

2010年02月25日 | テレビ
林宏司さんは、現在フジテレビ月9で放送中の
ドラマ『コード・ブルー』の脚本を書かれています。
このドラマは続編なのですが、
前作同様とてもいいドラマで、
先日もそのことを記事にしたばかりでした。

我が家はテレビはほぼ録画して観ているので
レビューがちょっと遅いのですが、
昨晩先週分(15日)を観たのです。

観ながら大泣きしてしまいました。
言葉に、心強く動かされ
涙が止まらなくなってしまいました。

「嘘をつくには隠したいわけがある」
やさぐれの、しょうもない母親の嘘に翻弄されながら
その嘘に付き合う高校3年の息子の台詞。
母親の死の謎に嘘の臭いかぎ
不審で頭が一杯の山ぴー藍沢の胸に突き刺さる言葉。

嘘だと分かるから知りたくなる。
知りたいから、暴きたくなる。
でも、嘘の裏側にある人の気持ちに気が付くことができたなら・・・。

この台詞を口にする高校生の息子の顔が、いいのです。
人のことを思う、ということの
尊い気持ちを見せてもらいました。
あぁ、深い言葉だな・・・。

本当に脚本の素晴らしさを感じるドラマです。
それぞれに問題を抱えながら
懸命に立ち向かう姿に、これからの若者の未来を感じます。
きっと日本のどこかに、似たような若者が
頑張っているんだろうなと
心から応援したくなる、そんな脚本だと思いました。。