趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

化学反応のこと

2009年12月03日 | つぶやき
昨日の記事に書いたのですが
井上雄彦さんの『リアル』を読んでいて
その中に出てきた言葉、‘化学反応’

バスケチームは5人ですが
個人の能力に頼らず
一人一人の力がそれぞれ反応しあって
別の大きな力を生み出す、というもの。
主人公の一人がそういう力を引き出せるような
選手になりたい、と心に誓う。

これって、人間関係のどれにも当てはまるのでは?
と考えてしまいました。
人は、相対する人の数だけ人格がある、というか
目の前にいる人によって
自分が全然違う人間になっている錯覚ありませんか?

簡単に言えば、それがつまり馬が合う合わないというものでしょう。
しゃべっているとどんどん話がふくらんで楽しい人や
しゃべっていると段々険悪になってしまう人や
自分とは楽しそうでなくても
他の相手だとユーモアたっぷり楽しそう、なんてこともあったり。
だからといって人間の関係性って
それだけじゃありませんよね?

第一印象が悪かったり
馬が合わないと決め付けていたり
目の前の人に注意を向けなかったりすると
大抵楽しくない関係に陥りそうだけど
これがそうでない事も多々あるのですね~

意外と長年いい関係を続けられたり
結婚するに至ったりしている人に
最初は相手のことを嫌っていた、とか
胡散臭いと思っていた、とか
第一印象悪い人が結構いますよね~

予想外の化学反応みたい、って思いました。
表面上だけ捉えて語れないですね、ホントに。。