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私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

おうちdeミスドハロウィーン

2020-09-19 19:43:55 | なんということはない日常

コロナはどんなイベントも家の中で行うこと、行うようにすること標準にしてしまった。

それはハロウィンも例外ではなく、この@バタバタこうもりと命名されたドーナツも、その色と形状からテーブルの上に置いたらイッキにハロウィーン気分が盛り上がるようになっている。

オレンジと紫のコントラストは、一気にハロウィーン気分も盛り上げる色だ。

ちょっとだけ涼しくなり、こってり味のチョコレートが少しだけ恋しくなる季節がもうそこまで来ている。

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秋は、ハロウィーンだけでなくお芋も欠かせない時期だ。

「さつまいもド、アップ」というネーミングでさつまいもをイメージしたポンデリングも何種類か発売されている。私は大学いもを選んでみる。

大学いもんのコーティング具合を再現しようとしているドーナツだ。


ソン・スンホン(宋承憲)ドラマOSTで覚える韓国語単語

2020-09-19 19:24:53 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

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ソン・スンホン(宋承憲)ドラマOSTで覚える韓国語単語

ひとつも韓国語が解らないのはやはり寂しいと、細々と韓国語の勉強もはじめてみたが、なかなか進まない。少しでも簡単に覚える方法はないものか、楽しく覚える方法はないものかと考えた末の苦肉の策が、ドラマのサントラに出てくる単語を覚えるというなんとも安易な方法だった。
ドラマだと一文が長いが、歌なら長さは知れている。
ドラマだとなかなか覚えられない形容詞なども歌であれば案外スンナリと入ってくるものだ。私のようにドラマをちょっと楽しみたいだけというには丁度いい方法なのではと思う。企画倒れにならないことを祈りつつ・・・

 


ナン ネエゲ (俺はお前に・・・)あいつは格好よかった   2004/8/29


ナン ネガ キポハヌン イリラミョン モドゥンジ ハルスイッソ
ナン ネガ チョアハヌン イリラミョン モドゥンジ ハルスイッソ
ピョル ボダ イェップゴ コッボダ トコウン ナエ チングヤ
イセサン タ ジュオド パクルス オヌン ナエ チングヤ
ネ ギョッテ イスッミョン サランド ネゴ~
ネ ギョッテイッスッミョン セサンド ネゴ~

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俺はお前が綺麗なら何でも出来るよ。
俺はお前が好きなことなら何でも出来るよ。
星より綺麗で華ひょりも綺麗な俺の友達。
この世界 全部貰っても 替えることの出来ない俺の友達。
お前の横にいるなら 愛も俺のもの
お前の横にいるなら 世界も俺のもの

ラミョン→・・・ならば   であれば  ・・・といったら


ハルスイッソ→出来る  出来ないなら ハルスオプソヨ

ジュダ
簡単そうで難しい。あげるも貰うもくれるも全部チュダだ。
この歌詞なら多分、どんなものを貰っても彼女には替えることが出来ない。彼女が一番だということなのだろう。

ナ→私(俺) ネガ→私が(俺が)
ノ→君(お前) ネガ→君が(お前が)
が がつくと両方ともネガになってしまう(ハングル表記は違うのだが、発音は区別されない)ので
非常に解り図らい。唄う時君がの方をニガという時もあるようだが、ソン・スンホン(宋承憲)は正式な発音のネガで唄っている。

モルシナヨ (気が付かないのですか?) あいつは格好よかった 2004/8/23

アジクット ナル モルナヨ?ハンゴットマン パラボヌンデ 
イロン ナル ウェ モルシナヨ?
ナ クデル サランヘ
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まだ 私に気付かないのですか?一回だけ傍で見ていたって・・・
そんな私になぜ気付かないのですか?
私はあなたを愛してます・・・
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モルナヨ→ナは婉曲の疑問の時につくナだと思うので、ちょっと遠慮がちに尋ねる感じか?
(タイトルには尊敬のシがはいっているのと思うので更に丁寧な感じなのだと思う)


ハンゴットマン→ゴッは場所のことを指すはずだ。

あの場所(どこか特定の場所を指しているのだと思う)見かけているのに、

どうして気付いてくれないの?そんな切ない気持ちを歌った歌だとかなり勝手に解釈中。
実際映画の中でも切ない場面に流れてくる曲だ。
映画を観ると、思わぬところで繋がっていた二人が、また偶然に出会うといったストーリーとも繋がってくる優しい感じの曲だ。


アルゴ イッソヨ(わかっています)(pop corn)2004/3/21

pop cornの劇中ヒョンスが悩む場面で必ず流れる曲。かなり高音でちょっと血管が切れそうになる曲だが曲調はとても悲しいのだ。

全部を訳する力が無い自分が悲しいが・・・・以下超訳
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私はわかっているわ。あなたが近づくことが出来ないその痛み。
どんな言葉もなく離れた理由も・・・私のための最後の愛。
わかってわかっていたんでしょ?そんな彼方の姿が私をもっと苦しめます。
私たちの愛はまだ終わりではないことを、私よりもよく知っているじゃない。
これからは、これ以上こんな悲しみが無い事を私は祈るわ・・・

私は覚えてる。一緒に過ごしたその美しい追憶。私は今日も忘れない。
彼方が又来てくれることだけを  待つわ。
***********************************************************************

サビの部分はこんな感じだ。
私は覚えてる。一緒に過ごしたその美しい追憶。
ナン キオッケ ハンケ ヘッットンドン アルダウン チュオグ~

この曲から覚えるこんな単語

アルダ→わかる
タガオダ→近づく
アプム→痛み(動詞はアプダ 痛い)
イユ→(理由 漢字語)
キオクカダ→(覚える)
キダリダ→待つ
チュオク→(追憶 漢字語 多分記憶とか思い出といったニュアンスなのだろうが追憶とそのまま覚えたほうが簡単なので・・・)
ネ アネノ(私のなかのあなた)


(pop corn)2004/5/17  

pop cornの劇中ヒョンスやヨンフンがが悩む場面で必ず流れる曲。

ク ヌグド ネゲジュルス オヌン ネマムソゲ ナマイヌン ノエ タットゥンサラン
ソジョガヌン スマヌン サランドゥル フンドルリルン ナル ポミョ ソヌル ネミロ ジュン クデ
オンジェカジナ ネゲン ソジュンナン サラン 
イ セサン クナルテカジ ハンケ モムリョヨ 
ネ ギョッテソ チャンドゥン ノル イロハルス イッケ ヌル クロケ 
ネサランウル ミドヨ オンジェカジナ ネ アネ ノル ヨウォンニ ヌキルス イッケ
*******************************
誰もどうすることが出来ない私の中に残っているあなたの暖かい愛
通り過ぎる沢山の人 揺れる私を見て手を差し出してくれたあなた
いつまでも 私には重要な愛
この世界が終わる日まで 一緒に留まろう
私の側で眠ってしまったあなたを慰めることが出来るように いつもそのように
私の愛を信じます 何時までも 私の中のあなたを永遠に感じることが出来るように


ピミル(秘密)夏の香り2004/4/11 


冬のソナタで有名なRYUが作詞作曲した歌。
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ナル ボジョンギナヨ オデエソンガ オンジェガ アズ オレジョン クナル パロ イスンガン
カットンナル ネ マウミ トゥルリナヨ クデマメ アネド  チョウン マナトン クナル イミ クデルル サランヘオ ウォ~ウォ~ウォ~♪イジェン ネマウミ ツゥリナヨ ウォ~ウォ~ウォ~♪ ヌンヌル カゴツゥリョヨ ナ イジェ コベカルケヨ クデルル ポミョン カスミ トゥイジョ

************************************
私を見たことありますか?いつかどこかで とても前 その会った瞬間に、その日に
私の心が聞こえますか?あなたの心の中でも 初めて会ったその日 とうにあなたを愛していました。 もう私の心が聞こえますか 目を閉じて聞いてください。 私は今告白します。
あなたを見ると 胸が躍ります・・・・ 

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この曲で覚えるこんな単語
~~ボンジョギ→○○したことがある
アズ→とても
パロ→すぐ(パロ イ スンガン →すぐその瞬間に)
マウミ→心
イミ→とうに(イミ クデルル サランヘヨ→とうに君を愛しているよ)
ヌン→目
カッタ→(目を閉じる ちなみに目を開けるは トゥイダ 
 ヌンヌル カッゴ トゥウリュロヨ→目を閉じながら聴いて・・・)
コベックカダ→告白する。(告白 漢字語)
トゥイダ→走る 飛び跳ねる (イルタン ティオ いったん走れのティオと同じ)


missing u 夏の香り 2004/4/13


クデ センガナン ネガ チョアヨ オヌ セナンクデル タラガネヨ アジックト アイ ガッタミョ
ピンチャヌル チュケッチョ ハン パルチャグ ネゲ タガオン クデ ウムチキジ アンコ ヌンウル カマッチョ スンガン スミ マッキョ アゴ ネ マウムン ムオンゴエ ブソッチョガヌンソリルル トゥロッチョヨ クデ サラインガヨ
missing you I missing you クデル ソ ネリョガン イルギジャン ウィエ モリピヌル ウルリョ ノゴ ナン クムル クジョ 
ネ カガキ トゥリョガ アンギョ ウルゴ シップン サラン クサラミ パロ タンシニエヨ
クデル サランヘヨ
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オッチョミョン (何故か・・・どうしてか?)夏の香り2004/4/13

ナ オチョミョン チョアヨ チャグ タンシン センガキ ナエヨ ネガ イリョミョン アンデヌンデ ネ マウムル ナド モルゲッソヨ ネガ ウェ イロンナヨ チャグ タンシニ ポゴ シネヨ
チョンマル イロミョン アンデヌンデ ネ マウミ チャグ フンドゥリネヨ ウェ イジョソヤ ネゲワナヨ ノムナ クデルル キダリョヌンデ イジェン スムキジ アヌルレヨ 
カスミ シキヌンデロ オンジェカジ クデル サランヘヨ 
********************************************
私 何故か 好きよ 何度もあなたのことを思い出すの 私がこんなになってはだめなのに 私の心なのに自分でもわからないの・・・何故こんな風に?何度もあなたに会いたいの
本当にこんな風になってはいけないのに 私の心が何度も揺れ動いてます。
 こんなにあなたを待っていたのに・・もう 隠しません。心は示しているから 
いつまでも あなたを愛してます。
*****************************************
この曲で覚えるこんな単語
チャグ→何度も
タンシン→あなた
フンドゥルリダ→揺れる
イジェン→もう 
スムキダ→隠す


ヨルム ヒャンギ(夏の香り)夏の香り2004/4/24

say yes i wanaa fell my life コウン ヘッサレ チュムネ コルリョ ト ハルガ ヨルリジョ
クデ ヒャンギガ パラムル タゴ サルミョシ ナル プルジョ シクロン アチメ イスルガ クデエ ヒャンギルル タマ オンジェカジラド カッコ シプン ゴル アルゴ インナヨ
say yes i wanaa fell my life ネ マウム カジル アジック ハン サラン イジェ チャジュウンゴジョ my love i wanna dream of you ヨウォニ ネガ サラハルッテニ ナル パダジョヨ 
***********************************
きれいな日差しでまた一日が開けます。あなたの香りが風に乗って私を呼びます。
朝の露とあなたの香りをいつまでも持っていたいことを知っていますか?
私の心を持つ人今見つけました!永遠に愛しますから 私を受け取って
************************************
この曲で覚えるこんな単語
コップタ →きれいだ コウン ヘッサル→きれいな日差し ヘッピ→日光
ヨルダ→開ける 例:ドアを開ける→ムヌル ヨルダ
ハルガ ヨルリジョで一日が始まるとかそんな感じだろう・・・多分
ヒャンギ→香り 匂いはネムセ 
イスル→露
ヨウォニ→永遠に
パックタ→受け取る  
パダジョヨ→受け取って(多分受けとめてとかそんなニュアンスか?)

 

 

 


あいつはカッコよかった

2020-09-18 21:05:00 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

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あいつは格好よかった  

2004年 ネット小説の映画化
何故か高校生役である。20歳台半ばを過ぎて高校生役、そしてネットで話題の小説の映画化と本人の意思や、努力とは関係ないところでいくつものハードルがあるような気がするが、あえてこの映画に出演することを決めたポイントは何だったのだろう。
映画が公開されるのは2004年7月22日公開

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(以下 2004年7月 ソウルへの旅と同文)
(同時期に公開された@狼の誘惑も同じインターネット小説を原作にしているせいもあり、何かと比較されることが多いようだった。)


あいつは格好よかった(クノムン モシソッタ)舞台挨拶

2004年7月29日(木) 18時25分 三成(サムソン)メガボックス 舞台挨拶

映画のオープニングが始まったと思ったら、急に場内が明るくなり司会の女性が登場。「皆さん早く映画を観たいと思いますが、今日は出演者が挨拶に来ています。」その言葉を促されるように、赤いTシャツにGパン姿のソン・スンホン(宋承憲)を先頭に花美男4人が登場。
(オルチャン、モムチャンというチャンという音の持つ弾けた感じもいいが、私はどちらかというと花美男(コッミナン)という単語の方が好きだ。
チャンという音の持つ弾けた感じもいいが、花美男という漢字の字面から想像をめぐらせるほうがちょっと奥ゆかしいのではという単純な理由なのだが)
遠目から見ても、ソン・スンホン(宋承憲)は少し疲れているように見えた。1箇所につきほんの数分の挨拶とはいえ、公開の1週間ほど前から何箇所も舞台挨拶をこなしているはずだ。観ているほうからしたら短い1回の舞台挨拶でも、出演者にしたら、1日に何度ものことだ。人疲れもするに違いない。私が観た舞台挨拶の後もプチョンとプピョンのCGVで舞台挨拶があるようだった。結局その日は1日9回の舞台挨拶をこなしたらしい)翌日の30日も1日ソウルで舞台挨拶をし、31日はテグ、8月1日は釜山での舞台挨拶が予定されているようだった。
異常な暑さが続いている日本と同様ソウルもとても暑い日々が続いているようだった。(7月29日ソウルも熱帯夜だったようだ)
小さい劇場での挨拶とはいえ、いくつもの携帯のカメラ、デジカメが4人に向けられ、フラッシュがたかれていた。いくつものフラッシュの光が出演者皆の元気を奪うことなく、作品を愛する人が沢山劇場に足を運んでいるという事実が、これからの励みになればと影ながら祈るばかりだ。

日本に帰って来てから紹介されている写真を見ると赤いTシャツ姿のソン・スンホン(宋承憲)は私が思ったよりもかなり元気そうだった。
反対に私は29日(木)12時半過ぎに金浦空港へ着いてから、サムソンのメガボックスでの舞台挨拶まで5時間あまり殆ど座ることもなくいたのだ。
実際ソン・スンホン(宋承憲)を遠目に観ながら、隣の女性たちのように手を振るわけでもなくぼーっと見つめていただけのような気もする。
疲れていたのは結局私だったのかもしれない。

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あいつは格好よかった(クノムン モシソッタ)&狼の誘惑(ヌクテエ ユホク)

あいつは格好よかったとはなんとも凄いタイトルだ。ソン・スンホン(宋承憲)が少しでも格好よく見えなかったら、高校生を演じることに観客が少しでも矛盾を感じたら
、そこで映画そのものが成立しなくなってしまうのだから。演じる側にとったら高いハードルだったに違いない。
あまりにも直接的なタイトルに現実感を持たせるために、実年齢とかけ離れた役を演じるために、ソン・スンホン(宋承憲)がかなり努力したであろうことは想像に難くない。
しかし楽しいコメディに役者の努力の跡が見えるのは似合わないし、無理している感じが画面に出てしまうのはもっといただけない。しかし弾けた高校生を演じる
ソン・スンホン(宋承憲)はワイヤーで吊られるアクションシーンをもこなし、回し蹴りまで見せてくれるのだ。以前撮影された@イルタンティオよりも若々しい感じだった。
そしてやっぱり男前で格好よかった。

ソン・スンホン(宋承憲)演じるチン・ウンソンとチョン・ダビン演じるハン・イェウォン。
何故か親しくなるこの二人を描くのに、特別ロマンティックな風景が用意されているわけではない。
病院のベット、校門の前、カラオケボックス、公園のベンチと二人が一緒の時間を過ごす場所もありきたりだし、出てくる小物もウサギだったり、写真だったり、ペアの携帯
だったりどこにでもあるものばかりだ。
私が特に気に入ったのは、指輪のサイズを調べようとする場面だ。普段悪態をつき悪ぶっていながらも、純情さを感じさせる可愛い場面だと思う。
この普通さ加減と、小さなエピソードを印象的な小物を使いつつ一つの物語に積み上げていく様はネット小説ならではの手法なのだろう。
何故かエンドロールで明かされる秘密があまりにもあっさり描かれている。直接的な題名からは想像出来ない奥ゆかしさだ。

狼の誘惑は平凡な女子高生、そしてその女子高生をを何故か「姉さん」と呼ぶ高校生、平凡な女子高生を何故か好きになる高校生、この三人の物語だ。

主演のカン・ドンウォンが涙を流せば、胸の前で手を合わせ、彼が喧嘩で血を流せばその傷を手当てできないもどかしさを感じつつ手を合わせ、彼がバイクを走らせれば、まるで彼の腰に手を回すかのように胸の前で手を合わせと、こんなにも女子中高生が胸の前で手を合わせうっとるする映画を観たのは初めてだった。観客の女子中高生は本当に映画と現実の区別がついていないかのようだった。本人たちからは映画を楽しんでいると反論されそうだが、カン・ドンウォンに何の思い入れもない私にとっては、うっとりする女子中高生のなかに混じりながら、居場所のない感じの2時間だった。

女子中高生は一緒に出演しているチョ・ハンソンをどれくらい観ていたのだろう。私はドラマ@ナイスガイで見慣れているせいもあり、なんとなく無視されているチョ・ハンソンになかり同情してしまった。彼もそこそこ格好よかったと思うのだが・・・
映画は胸の前で手を合わせうっとりしていても問題ない、とてもシンプルなストーリーだった。

この2本の映画を比べてみると・・・

平凡な女子高生と花美男の高校生の物語と話のコンセプトはほぼ一緒だ。
狼の誘惑がカン・ドンウォン一人にスポットをあてた女子高生志向なのに比べ、あいつは格好よかったの方はソン・スンホン(宋承憲)の格好よさも十二分に描きつつも、チョン・ダビンの普通の女子高生ぶりも可愛らしく描いている。
タンバリンを片手にカラオケに興じる場面などは、カラオケ場面ベストテンを選ぶ機会があるとするなら、間違いなく1位に押したい場面だ。ソン・スンホン(宋承憲)のカラオケ場面は次点といったところか。

笑える場面もあいつは格好よかったの方がふんだんに盛り込まれている。スラングで笑わせる場面もさることながら、ソン・スンホン(宋承憲)が格好をつける場面も笑わせるし、(授業中の携帯場面などのやり取りは最高だ)チョン・ダビンの可愛らしさを残しつつの捨て身の場面(何度も出てくる走る場面はどれも笑わせてくれる)も好印象だ。
カン・ドンウォンのちょっと寂しげな雰囲気と若さをいう素材の良さを活かしきることに重点を置いた狼の誘惑と、演じることによって平凡さと格好よさを表そうとしたあいつは格好よかった。
どちらも大袈裟な主題があるわけでなく、若々しくて、ちょっと楽しくて、そして最後にほろっとさせる。どちらを好むかは本当に見る側の好み一つだろう。

 

 

 

 


欧風カレー カヴィアル(竹橋・神保町お昼時マップ12)

2020-09-18 20:31:57 | なんということはない日常

先日は欧風カレーのボンディを楽しんだので、今度は同じ欧風カレーのカヴィアルにチャレンジしてみる・・・

私の中での欧風カレー食べ比べ対決だ。

実は、先月も一度立ち寄ったのだが「コロナの為に臨時休業」という貼り紙があり、空振りに終わってしまったことがあったのだ。どうやら月曜日を臨時休業にされているようで、今回立ち寄った際にも@月曜日休業のスケジュールが入り口に貼られていた。

(そんな事もあり、個人的には満を持しての@欧風カレー食べ比べだ・・・)

ランチは2種類のカレーを楽しめるようになっており、野菜カレーとビーフカレーを一度に楽しむことが出来た。

辛口を頼んだのだが、野菜カレーは野菜の甘味がこれでもかと口いっぱいに広がる。スパイシーなのに甘く感じるなんて・・・不思議な感じだ。

野菜カレーの甘味が残った口の中で、ビーフカレーのスパイシーでとろける肉の美味しさが広がる。二種類のカレー一度に食べるのは、口の中が忙しくなるが、それはそれで嬉しい一瞬。。。付け合せのジャガイモをどちらのカレーで楽しもうかなどと考えるのも楽しい。

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食べ比べの結果・・・・

ボンディのチキンの美味しさとスパイシーな感じもいいが、カヴィアルのマイルドなスパイシーさも捨てがたい・・・・ので引き分け。

 

 

 


アリス 第6話

2020-09-17 20:22:34 | アリス 韓国ドラマ

1992年の事件で収監されている男は「先生の言う通りにやっただけ」と言うものの、先生が何者なのか、更には先生の意図することがなんなのか・・・・指紋も登録されておらず、何者なのかもわからない男はただ不敵な笑みを浮かべるだけだ。
韓国では指紋の登録がない人間は存在していないと同じ事だ。この男も、その事実から、タイムスリップして1992年の世界にやってきた事だけが分かるだけだ。

本を持っていた学者が殺害された1992年の事件を調査し始めるジンギョムは、自分を襲った男が、今と同じ姿のまま、1992年の事件の際の資料の中に写真が残っているのを発見する。更にその男はジンギョムとユン・テイの前にも姿を現すのだが、明らかにユン・テイを見て同様を隠せない・・・・

1992年当時、ジンギョムの母であるユン・テイのパートナーだった彼。妊娠した彼女が姿を消した後も探そうとしたが、彼の元には「彼女は幸せな結婚をした」という間違った情報が上がってきたのみ。自分が銃を向けた相手が息子だとは考えてもいないのだ。

ジンギョムやユン・テイは彼が誰だかわからず、更に彼は自分の仲間たちにユン・テイとそっくりの人間に遭遇したことは秘密にしているのだ。秘密が多い上に恣意的に話されなかった事実が更に謎を作り出す。

ユン・テイはジンギョムから預かった母の遺品のタイムカードを調査。その時点で未来からやってきた時間旅行チームは異常行動と捉え、一気に研究所メンバーは危険にさらされる事に・・・・
そしてデータのコピーを手にしたユン・テイの先輩はだれかに殺害されるのだ。


1992年当時、父親を殺された少女は親戚に貰われていったとの事だがその後の行方は分からず。これで中華料理店を営む夫婦の養子になったユン・テイがあの少女であることが分かった・・・いつ、彼女が封印してしまっている記憶を取り戻すのだろうか・・・

そしてジンギョムの母から時間旅行の話を聞いていたと思われる研究所の所長・・彼はジンギョムの味方でいいのか。そしてユン・テイという名前を聞き一瞬顔色が曇ったチーム長。ジンギョムの親代わりである彼は何か秘密を知っているんだろうか・・・


氷雨

2020-09-17 20:21:01 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

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@氷雨  韓国公開日 2004年1月16日公開

ポゴシポ チュグルコ カッタ→
会いたくて会いたくて死にたいくらいとか 会いたくて死にそうだとかそんな感じだろうか・・・・

2004年1月中旬に韓国で公開されるも、残念ながら1月一杯で上映は終了。事実上の打ち切りはとても残念だが、映画はやはりあたってこそという面があるのも事実。

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2004・3 韓国版DVDを鑑賞
(字幕なしの視聴ゆえ、かなり大雑把な感想なことをご了解いただければ・・・・・)

技師→カン・ジュンヒュン(イ・ソンジェ)
女子大生→キョンミン(キム・ハヌル)
大学生→ハン・ウソン(ソン・スンホン)

交わっても混じることなく終わっていった3つの愛。

山岳サークルで先輩後輩として出会うジョンヒュンとキョンミン。二人を結びつける劇的な出来事が起こるわけではないが、自然にひかれ付き合いはじめる二人。このあたりはかなりあっさり描かれているが、それはかえって自然でいいのではないかと思う。不倫だからといって別に大袈裟な出会いである必要はない。特にキム・ハヌルにこれ見よがしに狂おしい愛に悩む女性を演じさせても、観る者は居心地の悪さを感じるだけであろう。外見からはそんな恋に悩むとは思えない彼女が親にも友人にも明かせない恋に静かに落ちていく様を淡々と描くほうが、彼女の感じる決意の深さを見ているものが想像することが出来るはずだ。

反対にイ・ソンジェ演じるジュンヒュンには、妻以外の若い女性との恋に悩む寂しさをもっと感じさせて欲しかったと思う。冒頭彼が一人雪山に佇む際に見せる寂しそうな笑顔の下になにが隠されているのか、それを感じさせるものがあってこそ、後半突然訪れる雪山での出来事に上手く繋がっていったのではないかと思う。(このあたりはイ・ソンジェの演技云々でなくもうすこし上手い編集があってもよかったのではないかと思う。)
何故彼が又一人雪山に望むのか、映画のコピーにも使われている「そこに行けば なくした人に逢う事が出来る」それをもっと観ている者に強く感じさせるものが足りず、逆に淡々と描かれすぎていてちょっと物足りない。

それに対し、ソン・スンホン演じるハン・ウソンが若さ故の真っ直ぐな気持ちで山に臨もうとしているのが、よくわかる。自分の幼さ、若さ故捕まえることのできなかった愛を確かめに行くというわかりやすい行為であるため、観ている者には彼の心の動きが想像しやすいのだ。スンホンも好演だと思う。若さ故の真っ直ぐさが強調される役柄であるゆえ、まだ深みを感じさせるまでにはいっていないのが残念だけれど、次に繋がるものは充分に感じさせていると思う。

3つの愛の触媒として雪山が存在したはずなのに、雪山の場面があまりにもただただ綺麗であっただけだったため、混じりあう予感を感じさせつつも結局交わっただけで終わってしまったことに、物足りない気持ちだけが残ってしまう。三人の出演者各々の演技がよかっただけに本当に残念だ。

雨のようにただ単に流れていく訳でもなく、雪のように白く積もる訳でもなく、雨とも雪ともはっきりしない冷たいもの。氷雨とは結局混じることなくすれ違っていった冬を想像させるにはぴったりの上手い題名だと思う。

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撮影が始まった頃はこんなことを思っていた・・・・
2002年9月からイ・ソンジェ主演の@氷雨の撮影が始まるらしく現在準備中。
山を舞台にしたストーリーということでトレーニングなどの準備が大変らしい。
@イ・ソンジェの出演作品では美術館の隣の動物園が可愛らしい映画で気に入っている。
風貌はちょっと似ているところがあるような気がするが、スケール感からいったら、まだまだ同じ土俵の上で語るには格が違いすぎる感じはする。映画では主演にとらわれず助演クラスで演技を磨くほうが妥当かもしれない。助演クラスから抜け出すことができなかったらそれはそれで仕方のないことだ・・・・・

2002年9月 撮影準備中のスナップショットがネットなどで紹介されている。
髪は相変わらず長め。Jリーグで活躍することになったアン・ジョンファンの髪型からウェーブを取ったら感じとでもいうのだろうか?

ちなみにウェーブがついた髪形はこちら

 

 

 


2004年 東京国際映画祭

2020-09-16 20:40:58 | 映画鑑賞

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

2004年 東京国際映画祭


六本木と渋谷での開催というスタイルは、あまり使い勝手の良くないものだった。実際観ることが出来たのは2本のみ。
後は香港と韓国で実際の上映時に鑑賞したものだ。


アジアの風  愛・作戦

上映後のティーチ・インで「題名からラブコメだと思ってみたらすっかり騙されましたが、嬉しい誤算でした。」という感想があったが、まさしくこの言葉は私にも当てはまる。主演がイーソン・チャンだからというただそれだけの理由でこの映画に足を運んだのだ。でも観てよかったと思う。倦怠期を迎えた若い恋人たちの話しかと思いきや、男性が中国からのマフィアに誘拐され一挙に話しは思わぬ方向へ進んでいくのだ。
別れ話まで出ていたにも関わらず、恋人が誘拐されたと知り助けに走る女性。
香港での仕事が失敗するもただでは帰れないと、身重の妻と一緒に再び悪事を働こうとする中国からやってきたマフィアの男。
あっという間に香港、そして中国本土の二組のカップルの話になっている流れも自然だし、巻き込まれ型のストーリーとしては、主人公の普段の生き方がストーリーに自然に生かされているのもよかった。

愛・作戦というタイトルについての質問に対する監督の答えも興味深かった。
「作戦という言葉を使ったのは、愛は簡単には手に入らないということを描きたかったからです。この映画には二組の男女の愛の形が描かれますが、どちらのカップルも諦めません。中国本土から来たカップルは麻薬売買でお金を手に入れることが失敗しても、手ぶらで帰ろうとはしない。そして身重の妻も自分の夫のことを一瞬たりとも疑おうとしません。そして香港のカップルも女性は何とかして男性を助けようとします。こちらも決して諦めません。映画だから特別だといわれそうですが、そんなことはないと思っています。こんな状況になったとしたら、皆さんも決して諦めないと思うのです。愛は勝ち取る物だと思うのです」

香港版のDVDにはラストのバージョンが二つ収められているのだという。現実世界ではハッピーエンドがいいが、映画としては悲しい終わり方の方が余韻を残していいのではないかと思う。
ニッキー・チャウとチン・ハイルーの二人の女性がよかった。特にチン・ハイルーの殺気だった演技にビックリする。

協賛企画 コリアン・ムービー2004 火星からの手紙

いつまでも変わらない人、こんなに穏やかな韓国人男性がいるのかと本当にびっくりした。

両親がなくなり都会の親戚を頼って田舎の街を出て行ってしまったソヒ(キム・ヒソン)をいつまでも待ち続けるスンジェ(シン・ハギュン)。
木綿のハンカチーフに歌われるのと同じようなストーリーが展開されていくのだ。
変わらないことの暖かさと、変われないことの寂しさ。変わっていかなくては生きていけない現実と、昔を忘れてしまった寂しさ。
誰も悪い人はいないのに、何故こんなに切なくなるのか、スンジェがソヒを無条件に愛する姿が、幸せというより寂しく感じられてしまうのは何故だろう。

本当にシン・ハギュン演じるスンジェがあまりにも愚直なので、涙が出てくる。


特別招待作品 美しい夜、残酷な朝 

2004年9月香港で鑑賞 (香港ではタイトル@三更2として公開)
これは7月に韓国に行った際持ってかえってきたチラシ

日本版→三池崇史(含葬) 主演 長谷川京子
香港版→フルーツ・チャン(餃子) 主演 ミリアム・ヨン レオン・カーファイ
韓国版→パク・チャヌク(割愛) 主演 イ・ビョンホン

含葬

中原中也の有名な詩に@サーカスという詩がある。
この詩のことと知ったのは大人になってからだが、子どもの頃からサーカスに持っていた印象はこの詩の内容そのものだった。
どこか物悲しく隠微なイメージ。
この映画を観ながらまさにそのどこか物悲しく隠微な香りを思い出す。
長谷川京子演じる若い作家の、夢とも現実とも区別のつかない話が、雪の降る街を舞台に様々な青で彩られながら進んでいく。
(映画を観終わって思い出す色は青なのだが、韓国版のパンフレットには日本版を色にたとえるなら赤とあった。
ちなみに韓国版は青、そして香港版は緑(碧)だという)
私は映画全体に漂う隠微な感じに最後まで馴染めなかった。

餃子

食べ続けることによって若さを取り戻すことが出来る餃子をこっそり食べに通うある婦人(演 ミリアム・ヨン)
残念ながらミリアム・ヨンはまだ十二分に若く、夫が若い女に走る寂しさや、中年女性だけにある、
散る寸前の華の妖しい美しさを感じることは出来ないが、クリストファー・ドイルのカメラは餃子を口に運ぶ
ミリアムの口元を舐めるように撮りながら、散る寸前の華の美しさや妖しい香りを出そうと苦心しているようだった。

携帯電話を使う姿が違和感を感じさせるほどのクラシックなミリアムのスーツ姿も綺麗だったし、話は3本の中で
一番まとまっていたと思う。
しかしフルーツ・チャンの何もそこまでという画は健在で、これはやはり好みの分かれるとことだろう。

割愛

韓国とは思えないほど場違いな西洋風の家に住む映画監督。
ある日家に帰ると見知らぬ男に監禁されてしまう。
イ・ビョンホン演じる若くして映画監督として名を成した男と、来る日も来る日も監督の言い成りになりエキストラを演じる男。
今まで自分が演技をつけていたエキストラの男から許しを請う態度がなっていないと駄目だしされるなど、
立場が逆転することによっていたたまれない場面が続くのかとおもったが、必要以上にあざとい訳ではなく、割と拍子抜けだった。
エキストラの男の持つ恨(ハン)もそれほど強くは感じられず、どこか笑ってしまうような滑稽な雰囲気も残していたので、
最後まで面白く観る。しかしそんな雰囲気を感じさせたせいか、最後の展開はややあっけないような感じだった。
「見せて 本当のお前の姿を」  韓国ではモンスターという題で公開。


特集上映 香港新人類 パン・ホーチョン監督 大丈夫  

2003年9月 香港で鑑賞

カメラを銃に見立てたアクションシーンとエリック・ツァンのラブシーンだけでも充分に料金分は楽しめる映画。
(というか、そのほかには特に目新しいものもないのだが、でもバカバカしくて面白い。)
エリック・ツァンはこの後も新作の公開が控えているようだが、出演男性陣の中で一番元気だった。
それに比べて陳小春はやや疲れ気味なのか、元気のなさが気にかかる。
客演も豪華。レオン・カーファイも客演だろうか。客演とは思えない老顔まで見せて怪演。
林雪さんがネットカフェに乗り込む警官役で出演。(ホントにコツコツと働いていると感心する)

追記
レオン・カーファイは確かこの怪演で賞を受賞しているはずだ。若手が出演している映画にも関わらず、そして監督が若いにも関わらず、年配男性が頑張っているという皮肉な出来の映画だったと思う。

アジアの風 狼の誘惑

アイドル映画の王道か?狼の誘惑
2004年7月ソウルにて鑑賞

狼の誘惑は平凡な女子高生、そしてその女子高生をを何故か「姉さん」と呼ぶ高校生、平凡な女子高生を何故か好きになる高校生、この三人の物語だ。

主演のカン・ドンウォンが涙を流せば、胸の前で手を合わせ、彼が喧嘩で血を流せばその傷を手当てできないもどかしさを感じつつ手を合わせ、彼がバイクを走らせれば、まるで彼の腰に手を回すかのように胸の前で手を合わせと、こんなにも女子中高生が胸の前で手を合わせうっとるする映画を観たのは初めてだった。観客の女子中高生は本当に映画と現実の区別がついていないかのようだった。本人たちからは映画を楽しんでいると反論されそうだが、カン・ドンウォンに何の思い入れもない私にとっては、うっとりする女子中高生のなかに混じりながら、居場所のない感じの2時間だった。

女子中高生は一緒に出演しているチョ・ハンソンをどれくらい観ていたのだろう。私はドラマ@ナイスガイで見慣れているせいもあり、なんとなく無視されているチョ・ハンソンになかり同情してしまった。彼もそこそこ格好よかったと思うのだが・・・
映画は胸の前で手を合わせうっとりしていても問題ない、とてもシンプルなストーリーだった。
カン・ドンウォンのちょっと寂しげな雰囲気と若さをいう素材の良さを活かしきることに重点を置いた、女子高生志向の作品だろう。

同じ原作者の手によるネット小説を題材にした映画として、同時期に公開された@あいつは格好よかったと話題になるが、カン・ドンウォン人気によりこちらの作品の一人勝ちとなる。


特別招待作品 誰にでも秘密がある ヌグナ ピミル イッタ
2004年7月 ソウルで鑑賞


腰は軽いが口は堅い?

三姉妹とそれぞれ関係をもつ色男ビョンホン。
三女との時間の流れを最後まで見せておきながら、時間を行ったり来たりするストーリー展開は、見せようによってはもっと驚きのある展開になっていたかもしれない。
しかしこの映画はビョンホン演じる男が女性にたいして、日々どんなにまめに忙しく過ごしているのか。そしてその忙しさを相手に悟らせずにいかに明るい秘密にしていくかが徐々に明らかになることに面白さがあるのだろう。
この映画は秘密を持つことの善悪を問う映画ではなく、ビョンホンの笑顔は、秘密を持つことの免罪符になりうるかどうかを2時間かけて証明する映画だ。
実際今のビョンホンの笑顔に、それだけの力はあるに違いない。

映画自体がコミカルなつくりだから、チェ・ジウが見せる演技もコミカルだ。妹に恋愛経験がないことをからかわれて、声を荒げる様や知識に頼ろうとAVビデオを観まくる演技は、面白くはある。けれど彼女の演技は、何故か当然するだろうと簡単に予想が出来てしまうのだ。
こう演じるだろうと予想される演技を当然のごとくきっちり演じているチェ・ジウ。
これは彼女の演技力云々というより役柄の設定そのものにあるだろう。奥手でがり勉だからと眼鏡をかけ、地味な服装。確かにそうだが、それ以上の何かがなく、ステレオタイプの人物設定のせいで彼女の演技まで簡単に予想させるものになってしまっているのだ。
これは妹、姉の設定にもあてはまることで、それぞれ新しい一面を見せられているのは解るが、それが観ている側にとっては新鮮な驚きとなって感じられないのだ。


欧風カレーボンディ神保町本店(竹橋・神保町お昼時マップ11)

2020-09-16 20:29:56 | なんということはない日常

「私はナン好きなのでマンダラ」「私はカレーはご飯派なので、ルーはサラサラのカーマがいい」等・・・職場の同僚は皆好きなカレー店を何軒かキープしている人が多い。

ボンディも必ず名前が挙がる店なのだが、「美味しいけれど・・・ちょっとお値段が・・・」と皆の意見はほぼ一致している。

私もお昼に1500円はちょっとと思っていたのだが、竹橋・神保町お昼時マップも充実させねばと今回思い切ってお昼休みに行ってみた。

1時少し前だったが、お店は7割位の入りだろうか・・・(こんな時期でなければ、かなり並ぶらしい・・・)

隣の席から「中辛は家庭で作るカレーの辛口位の辛さです」という辛さの説明が聴こえてきたので、せっかくだからと「辛口のチキンカレー」を注文。

お通しのように出てくるジャガイモをバターで食べているうちにカレーが運ばれてきた・・

辛さも私には丁度いい。ジャガイモは二つ出てくるので、残りの一つはカレーの上に載せルーをつけて食べてみる・・・

チキンの香ばしさとスパイスの辛さが心地いい。一口目も二口目もその次もチキンが美味しい。カレーも私の好きな味だ。

今まで1500円を払うのが惜しいと思い足を運ばなかった事を後悔する。

ただ、私には普通盛りでも少し量が多い。ジャガイモは一つ、ルーもやや少なめでも十分なので、1100円位のスモールサイズがあったら嬉しいなと勝手に考える・・・

 

 


アリス 第5話

2020-09-15 21:03:42 | アリス 韓国ドラマ

事故のショックで2010年にタイムスリップするジンギョム。
ユン・テイが教授でなく学生であることに驚くも、彼女の言葉から、母が殺害されたスーパームーンの日にタイムスリップした事に気づく彼。

母に電話をかけ、家から出ないようにと注意をする彼の様子を訝しがる母。
とにかく母の殺害を食い止めなければと、母と高校生の自分が住む家に向かったジンギョムは、母と過ごした最後の日を窓の外から眺めることになるのだ。

そしてその場にあの研究所の所長が「お母さんを助けなければ・・・」と突然登場。
容疑者として彼が浮上したのは当然の事だったのだ。しかし彼を追いかけているうちにあのドローンが空を旋回し、結局母は多数の銃弾を浴びてしまう。

駆け寄る2020年のジンギョムの事を理解した母は「あなたはここにいては危ない」と彼が持っているタイムカードを操作して彼が2020年の世界に戻れるようにするのだ。

一晩だけの出来事と思っていたジンギョムを驚かせたのは、それが現代では1週間という期間だったこと。更に無理やりなタイムスリップは彼の体に負担をかけ、その上タイムカードからは自然界では考えられない位の高い放射能値が計測されるのだ・・・・

未来のタイムスリップ会社のメンバーは不法な時間旅行を行ったジンギョムの謎を解明すべく調査を始めるが、その調査を陰から阻止しようとするのは、なんとあの研究所の所長だ。
(それも、ジンギョムにさえも分からないように陰から守るという含みのある展開・・・)

これらの事は全て母そして自分の父の事が関係していると調査を始めるジンギョム。

母が刑務所に収監されている男に会いに行っていた事を知った彼は、自分も面会に向かうのだが、その男はジンギョムの母がパートナーと一緒に書籍を手に入れるために侵入した教授の家で鉢合わせしたあの男だったのだ・・・・

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タイムスリップ物はぼーっとしていると辻褄が合わなくなってしまう。ストーリーは辻褄があっているのかもしれないが、私の頭の中の辻褄が合わなくなるのだ・・・・


ひとまず走れ

2020-09-14 20:59:00 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

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イルタンティオ
(2002年)
日本語に訳すと@いったん走れとかとりあえず走れとかいう意味らしい。青春アクションコメディで心機一転?
まぁ確かにいつまでも涙目でもないだろうし、秋の童話ではどうしても背伸びをしている感が否めなかった。歳相応の役柄を演じることも大事だろう。
残念ながら未見のためこれ以上のことは解らないが、今更高校生役でもないだろうと思ったり・・・

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(観る前は随分と冷たい感想を持っていたものだとちょっと反省する。ソン・スンホン(宋承憲)が高校生を演じているのは、留学したせいで、高校に遅れて編入したという設定だからだ)

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「イルタンティオ」
飛ぶ、跳ぶ、走る とりあえず着地の場所は考えず・・・・・

クイーンの「Don't Stop me now」をバックにかなり暢気に楽しく進んでいくコメディだ。
ソン・スンホン(宋承憲)、クォン・サンウ、キム・ヨンジュン演じる3人の高校生 始終タバコを吸い、車を乗り回しているとはいえかなり子どもっぽい。(その子どもっぽさがこのコメディをテンポのあるものにしているのだが)思わぬことから転がり込んできたw21,370,000,000-を、喜んでいるかと思いきや、洋服を買ったり、同級生にピザを振る舞ったり、スーパーでジャンクフードを買い込む位でかなり使い方がこじんまりしている。(笑)ある意味かなり単純である。
何故上から男の死体とお金が落ちてきたか特に追及せず、お金を探しているものが居るなど一つも考えない暢気さ。
「跳ぶ、飛ぶそしてとりあえず走る、先のことは考えず、着地のことは考えず」
私も暢気なコメディが好きなので、この単純さを2時間ゆっくりと楽しんだ。

ソン・スンホン(宋承憲)ファンとしては、ソン・スンホン(宋承憲)のやりたい放題しほうだいのコメディぶりも楽しかった。相手役の女性が出演しなくても、色男ぶりが推測されるのがこの映画のソン・スンホン(宋承憲)のいいところか。若い時にしか出来ないタイプのコメディ映画だからこそ見せる悪戯の数々も、単純ではあるが、この映画にぴったりの暢気さである。一緒に観た友人は「もっと弾けてもよかったのでは?」といっていたが、ファンとしてはあのくらいの弾け方くらいで充分だと思う。

全体に流れる単純さがこのコメディを若くて暢気な香りがある映画にしているのだが、裏を返せば、若さゆえの焦燥感などかけらもないのだ。そんなこと一つも想像させる場面はなく、映画は最後まで着地の場所も考えず飛んでいってしまう。これが26歳という若い監督の映画である所以か。

イ・ボムス
3人の高校生を追う刑事をイ・ボムスが演じているのだが、先日観た@夢精期とは全然違い走る姿もなかなかだったし、それなりにかっこよく撮られていたことにびっくりする。やっぱり上手な役者さんなのだ。

 

 

 

 


特捜部Q―アサドの祈り―

2020-09-14 20:51:24 | たまに読んだ本

地中海で溺死したアフリカからの難民の話で始まる特捜部Qシリーズの第8弾。

特捜部が捜査に当たる事件とメンバー達の人生がシンクロするこのシリーズだが、メンバー達にも自分の事を話さずにいたアサドの過去が明らかるなる今回のストーリー。読み続けていた人は、薄っすらと想像していただろうアサドの人生が、考えていたものよりももっと激しく辛いものだったことを知り息を呑むだろう。今までのストーリーの中で彼が発した言葉の数々を思い出して反芻せずにはいられない。

これぞシリーズ物の醍醐味だ。

そして今回ほど、世界が直面している様々な出来事が繋がっていると実感したことはない。繋がり方に濃い薄いはあるかもしれないが、確実に繋がっており、アジアの端で読んでいる私も、世界の出来事に無関心ではいられないことを実感する。。。

 

 

 


はちどり

2020-09-13 19:34:56 | 映画鑑賞

1994年のソウル。商店街で餅店を営む両親と兄姉と一緒に暮らす中学2年生の少女。

子どもというには大人びていても、世の中の理不尽さを受け入れるにはまだ幼い彼女。

何故皆は自分を分かってくれないのか?なぜ心を開こうとしているのに、相手は同じような思いで自分を受け入れてくれないのか・・・

大人になるために通らなければならない理不尽さという壁にぶつかり、傷つく彼女に寄り添う姿を見せてくれたのは、漢文塾の先生だ。

*****

初めての長編映画で、少女の苛立ち描く。普遍的ではあっても、方向を間違えたら少女の独りよがりと思われてしまいそうな話だ。それを淡々と描きながらも、彼女が生きていく時代の流れを感じられるストーリーにする。勇気ある挑戦だと思う。

ただ、ちょっと長めではある・・・・

 

世界各国で50冠以上!韓国映画『はちどり』予告編


私がいちばんキレイだった時 第6,7話

2020-09-12 20:46:00 | 私がいちばんキレイだった時 韓国ドラマ

結婚後、初めての海外遠征先から帰ることのなかったジン。

ファンは海外留学の為、師でもある舅と二人、生死も分からない彼の帰りを待ち続けるイェジ。
不動産会社を営む兄弟の母は、不満の矛先を夫とイェジに向ける。(心労でシルバーヘアになってしまった母も可哀そうなのだが・・・)
彼女の交友関係を疑い、彼女が弁護士でもあり以前の恋人から母が出所したことを教えられた際のやり取りをこっそりと撮影し、彼女に家からでるように通告するのだ。

育ててもらった叔母の元に戻る選択肢のない彼女は、「ここが私の家」というものの、結局はパスポートだけ持って姿を消すのだ。

イェジが居なくなったと聞き、韓国に戻ったファンは、以前彼女がくれたスケッチブックに描かれていた場所で3年ぶりに再会を果たす。

教師と生徒、兄嫁と弟という関係でありながらもリラックスした日々を過ごしていたはずだったのに、ちょっとしたバランスが崩れてしまった時、ジンの失踪を受け入れることが出来ていないイェジは強い拒否反応を示すのだ。
二人の仲が近づいたと思っていたファンには想像もできない反応だが、兄嫁と弟という関係はそれでなくても韓国では危うく、第三者からは決して受け入れられない関係だ。そのまま喧嘩別れのように再び離れてしまう二人。

出所したイェジの母は、自分がイェジのために義理の妹に託したお金が娘のために一つも使われておらず、逆に彼女が小間使いのように過ごしていたことを知る。

イェジの元彼も「君が裁判を起こせば叔母さんからお金を取り戻すことが出来る」とイェジの母の気持ちを察してアドバイスをするものの「もう 何も争いたくない」という彼女は逆に母が叔母に対して怒りをぶちまけることがどうしても許せないのだ。
「そもそもお母さんがしたことで・・・」と母に訴える彼女だが・・・
(イェジの射撃が上手ということが、この出来事に何か関係があるのではと思わず勘ぐってしまうが…)

ジンの失踪には何か秘密があるようなのだが(当然オイルカンパニーの二人が関係しているに決まっている・・・)更に3年が経ち、ファンがアメリカから帰国したことでまた話が大きく動き出す様子。

それにしてもなぜイェジは幸せになれないのだろうか・・・


ナガノパープル

2020-09-12 19:16:06 | なんということはない日常

デパートで時々見かけては「黒々として立派だ。けれど、ちょっと高い」と思って買うのをちょっとためらっていたナガノパープル。

今日、近所のスーパーで初めて見かける。隣にあるシャインマスカットが堂々と黄緑色にキラキラと光っている隣で、デパートで見るよりもかなりこじんまりと一回り程小さ目。その代わりお値段も私にも手が出せる程度になっている。

せっかくなので、購入し、おやつに4粒程美味しそうなものを選び口にする。(もっと食べてもいいのだが、勿体なくとりあえず4粒にしてみた・・・)

舌に甘さがずっと残るのに、ちょっとだけ感じられる渋みと合わさってくどい感じはない。皮ごと食べられるけれど、私が普段食べている輸入ブドウよりも皮の存在感は感じられる。でも輸入ブドウより濃厚な甘さがあるので、皮の存在感は大して問題にはならない。

少し高いけれど、少しの粒で高い満足度が感じられるのだから、とてもお得だ。

いつかははデパートで黒々と光り輝いている物にも挑戦してみたい・・・

 

 

 


クローサー

2020-09-11 22:09:48 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

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『夕陽天使(Virtual Twilight)』(邦題 クローサー) 2003年春 日本公開

コーリィ・ユンがメガホンを取ったアクション作品。勿論映画の中心は香港映画界で活躍する女優三人でありソン・スンホン(宋承憲)は中国・香港など中華圏における韓国ブームを背景にしての出演。

ポスターにはソン・スンホン(宋承憲)の姿なし・・・


香港で購入したVCDのカバーにはかろうじて姿あり・・

ソン・スンホン(宋承憲)サイドから観るクローサーとは
香港で購入のVCDを英語字幕で鑑賞

これはとても難しいことだ。この映画はあくまでも女子三人の、生業と愛の間で葛藤する姿をアクションで描いた映画だ(笑)ソン・スンホン(宋承憲)の場合はあくまでもスー・チー演じる女性が、愛と生業の間で悩む姿を描くために出演しているに過ぎない。ただスー・チーが命をかけ来た生業を捨てようかどうしようか悩むのだから、それなりの説得力は必要だ。
彼自身のビュジュアルにその説得力は充分あるといえるだろう。しかし如何せん見せ場はない。(物語における重要性がないのだからそれはどうしようもないことだ)
これは彼だけに当てはまることではなく、カレン・モクの部下として出演している、マイケル・ワイにも当てはまるだろう。
ソン・スンホン(宋承憲)ファンとしては吹き替えなのも寂しいが、今でこそ少なくなったが、香港映画で吹き替えなのは別に珍しいことではない。私が観たVCD版は主役のスー・チーの声も吹き替えだった。(カレン・モクは吹き替えではなかった。このあたりの吹き替え採用基準は?である。)
映画そのものの感想は日本語字幕入りを見てからゆっくり書きたいと思っている。

クローサーを劇場で鑑賞

ソニーピクチャーズのワールドシネマプロジェクトの第一弾作品。それだけに興行的に非常に目的意識のはっきりした作りになっている。香港映画で女性グループのアクションものというとマギー・チャン・アニタ・ムイなどの出演した@ワンダーガールズを思い出す。これは香港映画らしくアクションとそして話の面白さでグイグイ押してくる映画だったがこれは違う。あくまで女子三人三様の魅力を余すところなく伝えることが最大の目的の映画だ。それゆえストーリーにはあまり重点が置かれているわけではない。ストーリーそれさえもこの女子三人の魅力を引き出すための一つの道具でしかないのだ。しかしそれも成功といえるだろう。特にしなやかなアクションシーンは圧巻である。よくしなる鞭は痛いというが、そんな感じのアクションシーンが続くのだ。これは力や技量、スピードで見せるアクションシーンとは違って新鮮な感じがする。(開脚180度はやはり見ごたえがある。)そして女子三人が逞しくキャラクターがはっきりしている分だけホントに出演男性が弱く見える映画である。あの倉田保昭であってもあの若さにはなかなか太刀打ちできなかったに違いない。
私自身は残念ながらあまり日本刀を使っての殺陣には興味がなく、どちらかというと前半部分のスー・チーとカレン・モクの二人のアクションシーンの方が面白かった。

私はスー・チーの相手役を演じたソン・スンホン(宋承憲)ファンであるが、これは彼にとって単なる客演でしかなくかなり残念。韓流ブームに沸く香港での公開時にはスー・チーとのからみももっとあったらしいが、残念ながら日本では必要ないシーンだったらしい。しかしこの映画では男性は本当に必要ないのだ。

スー・チー が本当に綺麗だった。後半の展開はちょっと腑に落ちないところもあるが、前半部分のアクションシーンはそれを補って余りあるもがある。

おまけ
普段香港映画というと客席の8割は香港スター目当ての女性客なのだが、今回の場合は全く比率が逆なのでびっくりする。特に私の後ろに座った男性客二人はスー・チーの香港芸能界デビューについて熱く語っていた。

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鑑賞前はこんなことを思っていた・・・・

2002年5月 香港へ行ったとき予告編を観た。
一目で@香港版チャーリーズエンジェルという作風が判る予告編だった。
舒淇(スー・チー)と莫文蔚(カレン・モク)ビッキー・チャオの3人がエンジェルらしいこの映画はコロンビア映画のアジアマーケット大作のプロジェクトの一環らしく、このプロジェクトは他にロザムンド・クァンなどの映画も製作するらしい。
日本に帰国後@夕陽天使に宋承憲 ソン・スンホンも出演すると知り驚く。

無論予告編にも出ていたはずなのだが、予告編を観ている最中は誰が@キャメロン・ディアスなのかなどと余計なことを考えており、全然気がつかなかったのだ。
残念なことをした。


<香港公開>
2002年8月末に香港公開ということでキャンペーンのため香港を訪れた宋承憲 ソン・スンホン
入国時空港でファンに囲まれる姿、九龍糖(又一城だろう多分・・・)で行われたイベントなどが新聞で紹介されていた。秋の童話  オータム・イン・マイ・ハートで動いているところしか観たことがなかったため、Tシャツを着、長髪をオールバック気味にしている姿はかなり新鮮。(ただしトレードマークの眉毛だけは相変わらず)

スー・チーとビッキー・チャオ演じる美人強盗をカレン・モク演じる警官が追うという、あらすじだけ聞くとキャッツ・アイとチャーリーズ・エンジェルを思い出す映画だが、宋承憲 ソン・スンホンはスー・チーの相手役ということで出演しているらしい。
(新聞でも二人のベット・シーンが紹介されていた。)
カレン・モクが強盗役で出演なら、年上の魔力に惑わされる年下の男性といった展開も面白いような気がするが、持っている雰囲気が似ているスー・チーとのツーショットの方が、スクリーンの収まり具合はいいかもしれない。
未見でこんなことをいうのもなんだが、女三人の迫力に押されっぱなしだったろうことは、簡単に予想できるし、スクリーン上でもかなり負けているのではと思うのだが・・・
(主題歌はカレン・モクの歌う@Close to you )


(香港では7月の終わりから法律事務所を舞台にしたドラマが「律師・情人」という題で放映されていたはず。映画の前哨戦として放送されることになったのだろう。)

<香港公開>
2002年9月に香港で公開。
公開時の興行成績は7位。
公開時にトップ10に入っていた香港映画は3本。ちなみに1位はオムニバス映画の@三更(Three)。香港編の主演は黎明(レオン・ライ)。

<日本公開?>
2003年の上半期に@クローサーという邦題で公開が決まったらしいこの作品。
香港映画好きとしては共演者についてちょっと一言。
公開の際には@香港美人女優が共演という枕詞が必ずつくだろう。
しかしちょっと香港映画好きならその枕詞には一言あるに違いない。

@カレン・モク
最近は台湾での歌手としての活動にもかなり比重を置いているはず。
しかし、映画で見せるちょっとエキセントリックな感じは香港映画では珍しいし、ミスコン上がりの女優さんが多い香港で、形容詞に@個性的とつく彼女はやはり異質な存在だろう。
エキセントリックというとやはり@天使の涙での雨のシーンを思い出すが、@冷戦で見せた黒社会での姐さんぶりも結構気に入っている。セルフプロディユースの上手さが光る女優さんだろう。

@スー・チー
デビューが三級映画(ようするにポ○ノ)というキャリアの持ち主の彼女も、香港映画界ではかなり異質だろう。日本人の私にさえわかる台湾出身の彼女の口からでてくる舌足らずの広東語。お世辞にも綺麗とは言い難いファニーフェイス。私も写真で観ただけのときは、どうして彼女が香港映画に出演できているのか判らなかった。
が動く彼女を見ると印象は全然違う。確かに綺麗ではないが、身体とはまるで違う幼児性を持った彼女の雰囲気にのまれてしまうのだ。多分リュック・ベッソンもそんな魅力にはまってしまい、@トランスポーターに彼女を出演させたに違いない。

こんな目線をさせたら右に出るものはいないだろう。

@ビッキー・チャオ
いわゆる美人女優という形容詞がぴったりなのは彼女だけだが、しかしその彼女も日本で見られるのは@少林サッカーでの不細工メークのみだ。

ソン・スンホン(宋承憲)にしたら始めての香港映画で、こんなにも濃いキャラクターの面々との共演なのだ。撮影前から三人の女優の迫力に押されっぱなしだったのは想像に難くない。