HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・
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@氷雨 韓国公開日 2004年1月16日公開
ポゴシポ チュグルコ カッタ→
会いたくて会いたくて死にたいくらいとか 会いたくて死にそうだとかそんな感じだろうか・・・・
2004年1月中旬に韓国で公開されるも、残念ながら1月一杯で上映は終了。事実上の打ち切りはとても残念だが、映画はやはりあたってこそという面があるのも事実。
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2004・3 韓国版DVDを鑑賞
(字幕なしの視聴ゆえ、かなり大雑把な感想なことをご了解いただければ・・・・・)

技師→カン・ジュンヒュン(イ・ソンジェ)
女子大生→キョンミン(キム・ハヌル)
大学生→ハン・ウソン(ソン・スンホン)
交わっても混じることなく終わっていった3つの愛。
山岳サークルで先輩後輩として出会うジョンヒュンとキョンミン。二人を結びつける劇的な出来事が起こるわけではないが、自然にひかれ付き合いはじめる二人。このあたりはかなりあっさり描かれているが、それはかえって自然でいいのではないかと思う。不倫だからといって別に大袈裟な出会いである必要はない。特にキム・ハヌルにこれ見よがしに狂おしい愛に悩む女性を演じさせても、観る者は居心地の悪さを感じるだけであろう。外見からはそんな恋に悩むとは思えない彼女が親にも友人にも明かせない恋に静かに落ちていく様を淡々と描くほうが、彼女の感じる決意の深さを見ているものが想像することが出来るはずだ。
反対にイ・ソンジェ演じるジュンヒュンには、妻以外の若い女性との恋に悩む寂しさをもっと感じさせて欲しかったと思う。冒頭彼が一人雪山に佇む際に見せる寂しそうな笑顔の下になにが隠されているのか、それを感じさせるものがあってこそ、後半突然訪れる雪山での出来事に上手く繋がっていったのではないかと思う。(このあたりはイ・ソンジェの演技云々でなくもうすこし上手い編集があってもよかったのではないかと思う。)
何故彼が又一人雪山に望むのか、映画のコピーにも使われている「そこに行けば なくした人に逢う事が出来る」それをもっと観ている者に強く感じさせるものが足りず、逆に淡々と描かれすぎていてちょっと物足りない。
それに対し、ソン・スンホン演じるハン・ウソンが若さ故の真っ直ぐな気持ちで山に臨もうとしているのが、よくわかる。自分の幼さ、若さ故捕まえることのできなかった愛を確かめに行くというわかりやすい行為であるため、観ている者には彼の心の動きが想像しやすいのだ。スンホンも好演だと思う。若さ故の真っ直ぐさが強調される役柄であるゆえ、まだ深みを感じさせるまでにはいっていないのが残念だけれど、次に繋がるものは充分に感じさせていると思う。
3つの愛の触媒として雪山が存在したはずなのに、雪山の場面があまりにもただただ綺麗であっただけだったため、混じりあう予感を感じさせつつも結局交わっただけで終わってしまったことに、物足りない気持ちだけが残ってしまう。三人の出演者各々の演技がよかっただけに本当に残念だ。
雨のようにただ単に流れていく訳でもなく、雪のように白く積もる訳でもなく、雨とも雪ともはっきりしない冷たいもの。氷雨とは結局混じることなくすれ違っていった冬を想像させるにはぴったりの上手い題名だと思う。
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撮影が始まった頃はこんなことを思っていた・・・・
2002年9月からイ・ソンジェ主演の@氷雨の撮影が始まるらしく現在準備中。
山を舞台にしたストーリーということでトレーニングなどの準備が大変らしい。
@イ・ソンジェの出演作品では美術館の隣の動物園が可愛らしい映画で気に入っている。
風貌はちょっと似ているところがあるような気がするが、スケール感からいったら、まだまだ同じ土俵の上で語るには格が違いすぎる感じはする。映画では主演にとらわれず助演クラスで演技を磨くほうが妥当かもしれない。助演クラスから抜け出すことができなかったらそれはそれで仕方のないことだ・・・・・
2002年9月 撮影準備中のスナップショットがネットなどで紹介されている。
髪は相変わらず長め。Jリーグで活躍することになったアン・ジョンファンの髪型からウェーブを取ったら感じとでもいうのだろうか?
ちなみにウェーブがついた髪形はこちら
